浪奴社員の呟く
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2003年10月15日(水) 選挙演説風に

呟くとしたら、

「いよいよ海の向こうから、大統領がこの島にやってまいります。私たちは、国際社会の協調という名の下に、有能な人材・貴重な資金を提供することになるでしょう。しかしながら、それも私たちが生き残るためには、仕方の無いことであります。北の脅威は、西から征圧しなければならないのです。確かに、私たちにも戦う力はあります。ですが、残念ながらこれだけでは到底私たちの国を、人々を、平和を、守ることは出来ません。ですから、より大きな力に、私たちは与しなければならないのであります。このことを、どうか有権者の皆様方にご理解頂きたく……」


とワシが語るわけもなくてな。総じてこのテの話題を避けとるんやけど、やっぱアメリカが気になるんやろーかな。『消費税は上げません!』とか、『高速道路はタダです!』てのも判りやすくてエェんやけど、ハッキリ言ぅて、とりあえず、って感じやねん。それでホンマに政権奪取を目論んでいるようには、ワシには思えんわ。まぁ、3・4日後になったら判らんねんけども。。。

「私が皆様にお伝えしたいのは、こんな考え方がある、ということなのです。今、あのアメリカでさえ、『報復による戦争』の無意味さを感じているのです。それでも、この国は、先に述べたような発想によって、『仕方のない戦争』を受け入れようとしているのです。戦争はダメ、でも北が怖い、それは余りにも我儘な意見だ、と言うのなら、恐怖を取り除けばいい。排除するのではなく。」

「私は、この国が第2次大戦によって得た唯一の勲章は、『平和主義』であると信じています。それは、いかなることがあっても、戦争をしてはならない、ということを声高く全世界に呼びかける、『権利』といってもいいでしょう。しかし、今やその権利さえも放棄し、自らの繁栄のみを追求する『米的民主主義』に、私たちは浸りきっているのです。」

「今も、西アジアにおいては、自らの命と引き換えに、報復行動を繰り返す悲劇が後を絶ちません。もし、それだけの覚悟の出来る精神があるのなら、何故、『戦わない勇気』を持とうとしないのでしょうか。たとえこの肉体が滅びても、精神が栄えるのならそれでいい、そう思える覚悟がありながら、何故、今日も哀しみが繰り返されるのでしょうか。」

「私が皆様にお約束する、最大のことは、自衛隊の武力解除です。この国は、『戦わない勇気』を選択するのです。それこそが、今や当たり前となったGlobal StandardにおけるNationalismだと私は確信しています。今のままで、現在もしくは将来自分の子供や孫たちに、胸を張って語ることが出来ますか?世界のために、お前たちのために、私たちがやったことは、脅威の排除なんだよ、と語りますか?それでいいのですか?」

「近い未来において、アメリカも方針を180度変換することになるでしょう。そのときも、追随するようにこの国は右から左に向き直る、そんな怠惰な姿に、私は耐えられません。ですから、私は自衛隊も派遣しないし、資金の提供もしません。そして、仮に北の脅威が現実のものとなっても、報復行動もとりません。それが求めた平和への足掛りならば、恐怖は恐怖でなくなるのです。」

「ただの理想論に過ぎない、と仰られると思います。しかし、必ず世界がこの姿についてきます。今こそ、日本という国の、在り方を示される好機ではないでしょうか。日本という国は、まだ世界が戦争に翻弄されていた頃、武力解除と強き精神によって、真の平和の繁栄への道を示してくれたのです。何時の日か、そう語られるような国にしようじゃないですか!」



…やっぱり政治家よりも講師よりも…坊主向きだな。。。


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