久しぶりに一緒に映画を見て、買い物をして、
美味しいものを食べに行って、ごろごろした。

ただ普通のことをしてきたけれど、穴が埋まって安心した。

塾先のカッコイイ人から用事の電話があったけど、
彼の手をにぎりながら笑ってとれた。


私は彼がいいんだなぁ。

無防備に私の中で眠る彼が、とても大事だなぁ。


またまたデート中のバイト先からの電話に出ながら、
次に会える日の確認を手帳とアイコンタクトで彼に伝える。
彼と会う日を決めて、その日についてはバイト先に「用事があって」と断る。
彼は携帯のカレンダーに、私の名前をうちこむ。


私も彼も仕事とかイベントごとが不定期だから、
いつだって臨機応変対応。

間があきすぎちゃうこともあるけど。
それが辛くて哀しいことも多々あるけど。。。

会えなくて喪失感を味わうのが馬鹿みたいに、
会う日はこんなに満たされている。

罪なおとこだ（笑）

週末の塾で、体を動かしてもう筋肉痛。
ほんと、慣れていかなきゃって思うけどさ、週に一度だもんなぁ〜。

でも来週までに課題がでており。
再来週の地域イベントの、ステージのバックデザイン。
2×6メートルぐらいで私達がデザイン決めて、社員さんが1日で描くとか何とか（汗）
そのイベントは私もフェイスペインティング等でがんばります。



今行ってるバイト先は、前にいた仕事先の上司が
「困ってる友達がいるんだけど」と紹介してくれて、面接もなく決まって。
週に2、3回、私の都合のいい日に行ってる。

若い女社長さんがひとりで営業かけててそのお手伝いなんだけど、
「どうしたらいいかな？」って戦略も一緒に練ったりするから面白い。
時給制だけどシフトもないし、所得税とかもないからラッキー。
私が絵に専念できるように考慮もしてくれる。

こういうのだけは、ほんとによく恵まれてると思う。
心配ごとがひとつ減った。


彼とはもう10日も会っていない。
一瞬、このまま会わないような感覚になる。
きっとこのままでもお互い生きていける。
一緒に住もうと言われてそうしなかったのは私。
同じ職場から抜け出したのも私。
縛られるのは嫌だと言ったのも、この私。

わがままなのは、私なんだ。

塾先で、とても魅力的なひとがいる。

ぱっと見、竹野内豊に似ていて、
おかっぱの黒髪を職人帽子で清楚に包んでいる。
恰好は2ピースのグレーの作業着で、腰にいっぱい道具をのせてる。

私達の授業もしてくれたりするんだけど、その人は造形専門だから
一緒に絵の練習をしたりもする。

手先の器用さとか、生きる知恵とか、穏やかな人柄とか、
それでいて遊び心満載とか、何でも乗ってくれる優しさとか、
正直な愚痴まで言ってしまう素直さとか、

まだ2回しか会ってないのに、私から見ていて全てが魅力的に思う。


あくまでひとりの人としてステキだなと思っているけど、
今日思わず彼と比べてしまったんだ。

彼は生きる知恵もあまりないし、何よりまだ若いし、都会が好きなひとだから。
年上で知恵があって仕事もできる恰好いい人と彼を私は比べてしまった。
彼が恰好悪いとは思わないけど、多分その人があまりにステキで。
一瞬「もしこの人が隣にいてくれたら心強いな」と想像してしまった。


これは浮気になる？ごめんねダーリン。

でもその人に乗り移ろうとかは全く思ってないからね（笑）

早く不器用なあなたに会って安心したいよ。

帰り際。

いつも彼の手の平と、私の手の平をくっつけてさようならをする。
今日はなかなかどちらからもバイバイが言えなくて。
私はぽろっと「…さみしい」って言ったら、彼も頷いて、笑った。
私も、笑った。

これで区切りがついて、ちゃんとバイバイができる。
また来週ねって、自分達に言い聞かせる。
これで今日は泣かないですむ。

すごく単純なようで、勇気のいること。
寂しくてついそっけなくバイバイする日は、
決まってあとで涙が出てしまうから。


優しくて穏やかな彼。
お互いがまだ離れてないことを再確認できる。
2年前と変わらない改札口での会話を、
今日もまた噛みしめてる自分がいた。

木曜まで実家にいて、母と二人で近場の温泉に行ったり、
地元の友達と飲んだり、
うちは三姉妹なので母もいれて女4人で
何時間も話し込んだりしていた。

父がちょうど出張中だったのだ。
か、かわいそうな父…


そして木曜の午後に、新宿で10日ぶりに彼と待ち合わせをして、
そのまま天気もいいのでディズニーランドへ行った。
あそこも桜の木があるんだね！
沢山ではないけど凄く綺麗に咲いてました。

イベントをやってなかったから空いていて、
いつも混んでるプ−さんやピーターパンも乗れて、かなり楽しかった。
でも強風のためにパレードが中止になっちゃって（泣）
それだけが心残り。。


実家から長距離で来てたから私だけちょっと疲れちゃって
彼には申し訳なかったけど、
でも久々にずっと話して手をつなぎながら歩いたなぁ。

帰りなんて寂しくてしょうがなかった。
彼が次の日はお昼から仕事って言うから、
思わず朝までひっついてようかと思ったけど
さすがにお互い疲れてたので言わなかった。




母に「あんたは長男とはうまくいかないタイプかもしれないね〜」と言われて、
じゃあ今の彼とは破局を迎えるのね！とかふざけて言っていた。
でも実は本気で心配してたことだったから、不安になってた。
確かにお互いにどこまで踏み込んでいいのか、未だにわからないようなカップルだし。

でも彼に会えば結局好きだって、
別れられないって痛感してしまう自分がいつもいるんだ。

考えれば考えるほど、接点を見失う。
時間が空けば空くほど、勝手に遠くに感じてしまう。

人間の悪いクセ。

今日は私の参加してるTシャツ会社の、
クリエーターの方達とお花見でした。
桜咲いてませ〜〜ん（泣）
でもネタは尽きないし、美味しい海の幸も堪能できて
かなり盛り上がり。お酒も飲みまくり。
同じ種類の人間と久々に話し込んで、たくさん名刺交換をして、
ほくほくして帰ってきた。

そしてひとりになって彼にメール。
明日会えたら会って、学校始まる前に明後日から実家に帰るつもりでいたら、
「明日はミーティングが入ったから出勤しないといけないんだよー。
水曜か木曜なら大丈夫だよ。」
との返信が。そんなぁ…。

てことで、私は慌ただしく明日実家に帰り、
木曜の午前には東京に戻り、彼と会います。
「そっか、じゃぁ当分会えないね。」とは怖くて言えなかったです。


あぁ心が痛い。
お酒の弱い彼とは好きなだけなんて飲めないし絵の話もできないし。
そんなことわかっていたし、同種と付き合っても逆にぶつかるから彼がラクだったのに。


今更何を求めているんだろうね。

いろんな年上の人に、彼のことを相談したりすると、
揃って言われるのが、

「まだ結婚は早いよね。」とゆうこと。
ついでに「同棲もあんまりお勧めできないね。」とゆうこと。


別に、私が思ったのならその通りにすればいいし、それは皆も言ってくれる。

でも私自信も今そうしない方がいいと思ってるから、
真剣にこういう話をしようとしてないわけだし。

したくないわけじゃなくて今はまだ怖いというだけで。
でもそれが原因で起こるすれ違いが怖くて思わず誰かに相談したりして。


だって欲に飲まれちゃいそうなんだもん。
彼と一緒に暮らせることは私だって夢見てるんだもん。

初めて結婚なんてまともに考えたけど、彼ならいいと思えるし、
こんなに安らげる人を手放したくないもん。


本当はあと5年、ひとり暮らしで頑張りたい。
それまで待ってなんて私は言えないし、離れていっても仕方ない。
今やりたいことは捨てたら一生後悔するけど、
彼に捨てられるのは後悔というより諦めになると思う。


でもね、そんなこといっても
失恋なんかしたら私使い物にならないだろうなぁ〜。

ほんと、最近は何か思うと口癖みたいに彼の名前呼びかけてる。
本人前にしたら絶対に呼べないのにね。