( 2006年01月27日(金) ) いいことがあってこその笑顔じゃなくて笑顔でいればいいことあると思えたらそれがいいことの序章です

別れてから2週間以上が経ちました。
実は今日大樹と会って話してきました。

この2週間、うちはめまぐるしいくらい考えが変化し続けた。

最初は毎日毎日泣き続けた。
大樹との思い出に立ち向かおうとも思ったし、
早く忘れてしまいたいとも思ったし、
とにかく毎日必ず予定を入れて、自分を忙しくした。

そのうち、大樹との思い出をつらく思わなくなったんだ。
思い出は、忘れたいと思ううちは忘れられなくて、
忘れたくないと思い始めたら嫌でも忘れていくんだよって、
福島君が言ってた。
それで、それは事実だと思った。
思い出そうとしても思い出せないことが多くなってきた。
大樹のこと考えてつらくなって泣くのではなく、
周りの人の優しさに涙が出てきた。

同時にこんなにすぐ大樹を忘れていくようになるということは、
この7ヶ月のうちの想いっていったいどれくらいのものだったんだろう?と思った。
メールや電話や会うことを絶つと、想いも絶ててしまうのか。
それによってうちの気持ちは保たれていたのか。
その程度の気持ちであったのか。
好きってどういう気持ちなんだろう。
どうやって人のこと好きになれるんだろう。
自分の中でいろんなことぐるぐる考えた。

しかも、うちは嫌な女だと思った。
一昨々日福島君とデートっぽく過ごしてしまった。
彼は友達としていっぱい話したりしてたんだけど、
最近雲行きが怪しい・・・・
実際うちは福島君にいっぱい救われている。
大樹がいなくても立ちあがることができたのは、福島君の言葉があったからだと思う。
でも今は誰に対しても恋愛感情というものを持てない。
そもそも「好き」という感情がよくわからない。
でも思わせぶりな態度をしてはいけないとは思い、
でも友達としてもっとわかりあいたいとは思い、
一方このまま一緒に居たら恋に恋してしまいそうで
でも福島君と付き合ったとしたら大樹という選択肢が無くなってしまうし、
それでいいのだろうか?って。

ぃゃ たぶん とりあえず 「なるようになる」んだろうなぁ。

福島君の影響でミスチルの話いっぱいしてるけど、
ミスチルの名もなき詩の歌詞を福島君が教えてくれたのです。

愛はきっと奪うでも 与えるでもなくて
気がつけばそこにあるもの

そうなのかもしれない。
ただ色んな記憶や感情が邪魔して曲がったように見えてしまうのではないかとそれが怖くて
自分の意思をちゃんと持たなきゃなぁと思うんです。

少なくとも自分のやりたいことをちゃんとやるまでは、
ひとりで居た方がいいんだと思う。
支えがあるとそっちによりかかっちゃいそうだから。


今まで当たり前のようにあった大樹との未来が今は無くて、
それは逆に、これから未来をどのようにも自分で変えることができて、
いくつもの可能性がある。
描いてた未来を失うのはつらいことだけど、
自分で未来を変えていこうって、今は希望でいっぱいに思えるよ。

なんかね、すごく前向きな気持ちなんだ。

自分の中で「これは負けない!」ってものを極めようと思った。
なので、テスト終わったら英会話通っちゃいます。
本当に頑張ろうと思ってます。
今まで海外に興味なかったけど、
英語が喋れるようになったら短期留学とかしてみたいです。
きっとまだまだ先だけど。

大樹(英文学科)よりも英語喋れるようになるから!史学科をなめんなよ!(笑)
って今日話してきた(笑)

大樹はうちはまだ1人で歩けてないだろうって思ってたんだって。
だから今日いっぱいうちの変化を話したらびっくりしてた。
大樹の方がまだ立ち止まってるって。
人間も慣性の法則があるんだよって言ってた。
動き出したものは動き続ける。
うちは動き出したんだと思う、って。
だからこれからいっぱい変わってくんだと思う。

前みたいに「絶対に大樹を振り向かせよう!」とは今は思わない。
ただ、「また2人が出会えますように。」って祈ってる。

うちは「運命だから、きっとまた会える。」って言ったけど、
大樹は「それじゃ運命が目標になっちゃうよ。」って。
先の運命のことを考えるんじゃなくて、
運命にするために今どうするかだって。
今どれだけ自分が変われるかだよって。
それで、お互いいい女、いい男になって、
もしかしたらまた出会うかもしれないし、
お互いに運命の人を見つけるかもしれない。
その時お互いに祝福できるのが、本当のいい女といい男だって。
んで、もしまた出会えたとしたら、
それは新しい出会いとして、この7ヶ月とはまったく違うものになるんだって。
どっちにしろ、これからどうなるのかはわからない。
でもうちは、自分を変えていこうと思う。

二人で過ごした7ヶ月と一週間も、
別れてから今日までの2週間も、
その間つらいこともいっぱいあったけど、
ひとつも悪いことは無かったね、って。
うちもそう思うよ。
今着実に、うちらは歩んでいってるんだと思う。


今、自分が100%素になれるのは大樹の前だけだと思う。
友達でも、少しは気を遣ったりとかもするし。
だから今日会って、久しぶりに素の自分に戻れた。
今まで素ではないけれどもこの生活に慣れてきてたから。
でも福島君も含めて、異性でも同姓でも、
素の自分を出せる人ができればすばらしいことなんじゃない?って大樹は言ってた。
福島君とも彼氏彼女の関係にならなくとも、
友達として素を出せるようになったらきっと超おもしろいよって。
うちはまた福島君に30%も素を見せてないと思う。
これからどうなるのかわからないけど・・・
でもお互いに素を見せられる関係になれたらいいね。

今日は大樹と久しぶりにおいしいパスタを食べてきました。
大樹が「行ったことある店に行こうか」って。
大樹と一緒にいると落ち着くし、ごはんもおいしく感じる。

お台場でもこのパスタ屋さんで食べたねーとか
普通に思い出話したりもした。
そうして、ちょっとだけ、「もう1度戻りたい」と思ってしまった。

だけど家に帰ってきて1人になって冷静になって、
ちゃんと自分の意思をとりもどしたよ。


うわーやばい眠い!眠すぎて文章ぐだぐだだ・・・

とにかく今日大樹に会えて本当に良かったと思いました。
会うまでは会わなくてもいいかなぁとも思ったけれども、
やっぱりこれからも会っていきたいよ。

大樹にとってうちと会うことが「同情」ではなくなったって。
それが嬉しい。
これからきっとお互いを高めあえる関係になるんだろう。

うちは、まぁテスト終わってからだけど、
英語頑張るっ!
流暢に英語が喋れるようになりたいです。

きっと今の自分はとても輝いてるんだと思う。
この姿を大樹に見ていてほしい。
うちは頑張る。
1人でちゃんと歩いていくんだって自信がついたよ。
ちょっとだけ胸が苦しくなる時もあるけれども、
今はちゃんと笑顔でいられるよ。
うちの良いところは、人を元気にさせられる力があるところだと思う。
笑顔でいれば、まわりも自分自身も元気にすることができるよ。

あぁ、今日は心地の良い一日を過ごしました。
ここに書いてる文章はぜんぜんまとまってないけれども、
うちの中で、少しずつ今考えてることの答えに近づいてきているような気がしました。
ありがとう。大樹、ありがとう。
次会った時もいっぱい笑いましょう。はい。

本当眠すぎるんで寝ます!
乱文すぎてすいません!
おやすみなさいーーー。








( 2006年01月15日(日) ) 忘れてはいけないこと

11日から昨日までまたいろいろなことがありました・・・




12日は一日中考えました。
どうやったら大樹を忘れられるだろうってことと、
どうしたら元に戻れるんだろう。
2つの相対することについて考えてた。
考えても考えても答えは出てこなくて、
その話を4限の前と後にサークルの友達に話してて、
最初は涙が頬を伝ってくだけなのに、
だんだん息が苦しくなって、大泣きしてしまった。
大樹にメールや電話をしてはいけないんだと思う。
してしまったら、この1日頑張ったことがすべて崩れてしまいそうで。

でも家に帰って考えた。
なぜこんなにつらいのに別れなければいけないんだろう。
納得はしたけれども、このままじゃ後悔するかもしれない。

だめだとは思ったけど、でも、大樹にメールしてしまった。
「渡すものがあるので、明日5限後に会えませんか?」って。

それで、大樹に手紙を書いた。
彼女として大樹の隣にいると、それは大樹の負担になってしまって、
だから、親友としてでもいいからそばにいたいです。
それは「親友」という名の悪用かもしれないけれど、
そばにいて、また大樹を好きになるようだったらその想いをまた伝えたい。
ほかの人を好きになることがあれば、それを見守っていてほしい。






13日、5限前に学食で1人でもう1度手紙を読み返していた。
そしたら、隣に偶然いた男集団の1人が言ってる言葉が聞こえた。
「別れても、別れても、運命なんだよ。」って。

うちは大樹との出会いは運命だと思っている。

横浜で初雪を見た時に大樹は言ったよね。
「初雪を一緒に見た人って運命の人なんだって。」
うちはその言葉を聞いて嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
あの時大樹はもう別れを決意してたけれども、
それでも、あの言葉を忘れることができない。

その想いを手紙に書いて、昨日の夜書いた手紙と同封して、
大樹に借りたCDとこの7ヶ月書き続けてた日記のコピーと一緒に、
5限のあと大樹に渡した。
いつも待ち合わせてたベンチに大樹は座ってて、
うちの手紙と交換に、大樹はひとつのノートをくれた。
うちらはそれを「餃子ノート」と呼んでいて(餃子柄だから)
付き合いたての時から9月末くらいまで会うたびに書いていたノート。
すごい馬鹿っぽいことしか書いてなくて、見るとつい吹き出してしまう。
その最後のページに、ちょっとだけ、大樹はメッセージを書いたんだって。
本当は手紙は書きたくなかったって。
手紙を書くと、その時のままで止まってしまうけれども、
大樹はこの7ヶ月の間ずっと伝えたいことは伝えてきてたから。
でも最後にちょっとだけ、ちょっとだけ正直な気持ちを伝えるって。

大樹が去ってしまったら、このまま会えないような気がしてしまった。

もう1度やり直すことはできないの?

その問いに大樹は「うん。そうだよ。」って答えた。

涙が止まらなくて、
大樹は「じゃぁ行くね。」って。

いつも別れ際は振り返ってくれるのに、
その日は振り返ってくれなかった。

そのまま20分間ベンチから動けなかった。
涙が流れ続けた。

その日はすごく寒くて、

その足で大学のビルの最上階に向かったんだ。

ずっとずっと前に大樹とここで夜景を見たよ。
東京タワーがいつもより大きく見えて、
ビルの光がきらきら光ってたよ。

でも、大樹はもう横にいないから、
まったく違う景色に見えちゃうんだ。

うちはどうすればいいんだろう。
どうすれば。

泣きながら電車に乗って、
地元のバイト先にスケジュールを確認しに行ったんだ。

そしたらいつものみんなが居て、
思わず号泣してしまった。

しかも今月のスケジュールにうちの名前がなくて、
クビになったかもしれないって思ってショックで
居場所がまた無くなってしまったんじゃないかって思って。

結局クビじゃなかったんだけどね。

それから3時間半バイト先に居た。

高校生の女の子とか大学生の男の人とかに色んな話をきいたんだ。

つらい別れからどうやって立ち直ったらいいか、とか、
好きってどういうこと?とか。

つらい別れから立ち直るには、
無理して忘れようとしなくていいから、
その人への気持ちをまるいまま心に置いておけばいいんだよ、って。

そうすればいいのかもしれない。
でも、もとにもどる方法がないかをどうしても探してしまう。

大学生の男の人にね、
「メールや電話や会うことが嫌になることってありますか?」ってきいたら、
「ある」って。
でもそれは好きじゃないとは違うって。
うちは大樹に「会いたいって思わないのは好きじゃないからなんじゃないの?」ってきいて、
それに大樹は「そうかもしれない」って思って、
それで、自分が人を好きになれないって思い込ませてしまったんだって思った。
でも、この7ヶ月、うちは確かに大樹から愛情を受け取ってた。
だから、大樹が人を好きになれていることに気づいてほしいって思った。
今までとは違う形でお互い最初からやり直したいって思った。

家に帰って、朝5時までかけて、この思いを手紙にまとめた。
これを伝えたいってメールしたら、
14日の15時半〜16時の間に大樹が電話してくれるって。






14日、12時半に木曜目の前で号泣させてもらってしまった
サークルの友達と待ち合わせて、うちの手紙を読んでもらった。
うちは普段絶対メールとか手紙とか人に読んでもらいたくないけれど、
その子には読んでもらいたかった。
それで、「頑張って」って。
きっと伝わるよ、って。

その子と別れて、学校の空き教室に14時半に入った。
15時半が近づくにつれて心臓が飛び出そうになって。

でも16時になっても電話はこなくて、
もしかしたらもう電話はこないのかもってちょっと思って、
16時半にうちから電話したんだ。
そしたら「ごめん、今家に着いた」って。

それで、手紙を読み上げたんだ。
読みながら涙が流れてしょうがなかった。

もう1度チャンスをください。って。

大樹は全部聞いてくれて、
「今の聞いて、この子は大丈夫だって思ったよ」って。

でも、もう1度やり直すことはできない。って。

確かに人を好きになれないってのは思い込みかもしれない。
それに、この先人を好きにならないことはないかもしれない。
やっぱり人を好きになることって素敵なことだから。
でも自分は変わりたいと思ってる。
それは、みおが隣にいては変われなくて、
本当に1人になって、自分の力だけで変わりたいんだ。って。

うちは大樹が横にいないと変われない。
大樹はうちが横にいると変われない。

お互いが思っていることが逆で。

どうすればいいんだろう。って。
もうきっぱり会わなくならなきゃいけないのかなって思った。

そしたら、大樹は、金曜の手紙を読んで考えたんだって。
金曜日うちに会って、
「もしかしたらこの子はだめになってしまうかもしれない」って
思ったらしい。
今日の手紙を聞いて大丈夫だって思ったけど、
うちは大樹が横にいるからこそそうできるわけであって、
いないと、また、崩れる。

だから、しばらくは親友として、定期的に会ってくれるって。
ただし、それは「同情」。
それにこれからは2週間に1回。
今に1ヶ月に1回、半年に1回、一年に1回になるんだって。

それでも会えるというだけで生活に希望を持てる自分がいる。

そうやって大樹大樹ってなっちゃうのがうちのだめなところ。
だけど今はそうして会えることでだんだん立ち直ってくべきなんだと思う。

ただし、大樹とまた付き合うためってうちが思うのならば、
会うことはできないって。

今は少しそう思ってしまうけれども、
そうじゃなくて、1人で歩いていくためであって、
それをお互いに報告しあうっていうだけだって。

うちは、大樹と定期的に会いながら、しばらく考えようと思う。
それでも大樹への想いがずっとあるのならば、
いつか想いを伝えようとは思う。
でもこのままひとりで歩いていけると思ったらそうすると思う。
もし想いを伝えるとしても、
少なくとも1年は伝えてはいけないと思う。
お互い変わるのにそれくらいは時間がかかるし、
うちが変わっても大樹が変わってないかもしれないし、
その反対もあるかもしれない。

大樹は人を好きになることができて、
うちではないほかの人を好きになるかもしれない。

それもわからない。

でも、2週間に1回会える、
その1日だけのために今は生きててもうちはいいと思う。
今にそれが変わっていくと思う。

最近福島君と久しぶりにメールしてて、
それでいろんなことに気づいたんだ。

うちが立ち向かわなければいけないのは「思い出」だと思う。
うちは、大樹と元に戻りたいと思っているけれども、
今は無理だってことに気づいている。
それに、大樹がいなくても生活していけるって思い始めてる。
だけど、物や場所や記憶や雨や風や、
身近なもののすべてに思い出があって、
触れるたびに泣いてしまうんだ。
思い出の場所に自分から行ってしまったりして、
わざと自分を苦しめている。

それっていいことなのかな?

って福島君にきいた。

そしたら
「並木さんのしたいようにしなよ。」って。

思い出の場所に行きたいなら行けばいい。
大樹のことを思い出すならとことん思い出せばいい。

いくら泣いてもいいんだと思う。

自分がしたいようにしていいんだと思う。

あと、うちは視野が狭くなっているんだと思うって福島君が言ってた。

そうだと思う。

大樹との別れがあって少しずつまわりが見えてきたんだ。
家族や、友達や、バイト先の人さえもうちを包み込んでくれる。
そういう優しさが見えてきたんだ。

「いつもは素通りしてたベンチに座り見渡せば
 淀んだ街の景色さえ ほら愛しさに満ちてる」

ミスチルの「口笛」で福島君が一番好きな歌詞だって。
つらくなったら、深呼吸して、公園のベンチにでも座ってみて。って。

あとミスチルのAny

「今僕のいる場所が望んだものと違っても
 悪くはない きっと答えは一つじゃない」

広い視野をもって頑張ろうと思った。

今はすごく前向きな気持ちでも、
きっと眠れない夜とかつらく思う時があると思う。
だからつらい時は貸したミスチルをきいてね。って。

福島君ありがとう。
去年の5月、うちは福島君ではなく大樹を選んだ。
後悔はしてないけれども、
こんなにひどいことをしたうちを、友達だと思ってくれる。
こういう相談をするのは無神経なことかもしれないのに、
一生懸命考えてくれる。

正直うちはつらすぎて福島君に逃げそうになった時があった。
でも今はそうじゃない。
純粋な気持ちで福島君に「ありがとう」って思う。





正直、うちはまだ大樹をあきらめていない。
これから頑張って、何年かけてもいい女になって、
自分の足で歩けるようになって、
もう1度振り向かせたいって思う。
うちは大樹を運命の人だと思う。
これからの一生をこの人と共に生きていきたいと思っている。
それはただ漠然と「好きだから」ではなく、
こうやってちゃんと考えられる人だからでもあるし、
7ヶ月の間偶然が何回もあってびっくりしたんだ。
何度もうちを笑顔にしてくれる。
大樹を想うだけでうちは強くなれるし、優しくなれる。

今別れた直後だからそう思うのかもしれない。

でも、高校3年間石原に片思いをし続けてきたあたしはシツコイよ(笑)

まずは1人で歩くこと。ちゃんと、歩けるようになること。

まだまだ泣き続ける日は続くよ。
いつか1度も泣かない日がくるかもしれない。
それまで頑張るよ。

次大樹に会えるのは再来週だから、
その日をどうしても楽しみにしてしまう。けど、それでいい。

きっと再来週会った時に指輪を渡されるんだと思う。
それを受け取ったらたぶんうちはまた泣くんだと思う。

大樹との思い出のものを全部全部小さな箱につめたよ。
でも、1つだけ、
夏休みの旅行の時に大樹が選んでくれたかんざしだけ、
それだけ棚の上にかざってあるんだ。

思い出ひとつひとつに、ありがとう と思う。
今はその思い出がうちを苦しめる。
けど、この思い出はうちの一生の宝物だよ。

忘れようと思っても今は忘れられない。
でもいつか忘れたくないと思う日がくるんだと思う。
きっと忘れたくないと思ったら、忘れていくんだと思う。

それでも、一生心の中で思い出はきらきらしてるよ。

精神的にもちゃんとお互いに離れられた時が本当に別れた時なんだって。
今は彼氏彼女じゃないけれども、
別れってきっと長い時間がかかるんだよ。って大樹が言ってた。

それまでは、まだ携帯もボーダフォンで、ラブ定額でいいと思うって。
大樹はもしかしたらラブ定額解約しちゃうかもだけど、
うちは自分の気持ちに整頓がつくまで繋げておこうと思う。


今日も地元のバイト先に遊びに行っていっぱい喋って笑ったんだ。
うちは人といるべきなんだと思う。
1人でいると沈んでしまうけれども、
人といると元気になれる。

最近家族がすごく思いやってくれて、
その優しさに泣きそうになるんだ。

ありがとう。

まわりが見えてなかったから、今までは。

これからはそういうとこいっぱい見えてくるんだと思う。

別れたのはそのための転機だった。
お互いに変わるための転機だった。

今は苦しんで苦しんで苦しんで、
でもいつか1人で歩いていける自立した恋愛ができるようになるよ。
相手が大樹なのか誰なのかわかんないけれど。

がんばる。きっと何回も挫けるけれども、
それでも乗り越えなくてはいけないことなのです。

11日に大樹と会った19時をさしたまま、
部屋の時計が止まってしまったんです。

うちの時間も止まったままで、進めることができなかった。

その時計に、電池を入れたんだ。


少しずつでいい。前に進んでいこう。





( 2006年01月11日(水) ) ばいばい


前回の日記から3日ですが・・・




今日大樹と別れました。


3限終わったあと電話してて、
またうちらの話になって、
うち自身もあまりのつらさに「なんで付き合ってんだろう」って思ったりして。
で、大樹にまた「別れよう。」って言われた。


ここ数日間いろいろ考えたんだぁ。
だから「うん。」って言った。

「元気でね。」
「うん。」
「ばいばい。」
「ばいばい。」

「ばいばい。」
「ばいばい。」

むっちゃ泣いた。化粧全部落ちた。

涙とまんなくて、でも5限授業だから出た。

けど笑おうとしても笑顔なのに涙が出てきちゃうんだ。

だから早退して夜道をひとりで駅の方向にとぼとぼ歩く。


歩きながら、大樹に手紙書いて大樹の家のポストに入れようって思ったんだ。

だからコンビニで無印の便箋買って、大樹がいつも使ってる電車に乗る。

大樹の家に近づくにつれて、どうしても「会いたい」って思っちゃったんだ。


怒られたらどうしようって思ったけど、大樹の家の前の公園で電話した。

「今どこにいんの?」ってきかれて、
「どこだと思う?」
「ばか」

ブランコでひとりゆらゆらしてたら大樹が来てくれた。

「来るなんて反則だよ」ってちょっと笑顔を浮かべて。
もしかしたら別れてないのかもしれないって錯覚に陥った。

寒いからって近所のサイゼに入る。
でも食欲わかないからスープとリゾットとドリンクバーのみ(いや結構食べたかも)

他愛の無い話や、今回の話や、色んな話をした。


大樹にとっては人と付き合うのは相手に「見返りのない恋=片思い」を求めるらしい。
だけど、片思いじゃ付き合いとして成立しないから、
だから付き合えないって。
大樹は誰かに愛されてもそれを返すことができないって。
それは相手を苦しめるし、相手を苦しめることで自分にも重荷になる。
頼れる男とかそう強がってる半面本当は弱い人間なんだ、って。

うちの選択肢は3つ。

1、きっぱり切れてもう会わない
2、親友になる
3、よりを戻す

大樹の選択肢は2つ。

1、きっぱり切れてもう会わない
2、親友になる

例えばうちが3を選んだ場合、単なるストーカーになるしかないのです。

つまり、うちらの未来は確実に無いんです。

どうするべきか何もわからず電車に乗って来てしまったけど、
どうするべきか今考えなきゃいけないって思った。

お互い泣かないで冷静にちゃんと話し合った。

けど途中からお互いに涙が止まらなくなった。

ミスチルの「未来」って曲を思い出した

 生まれたての僕らの前にはただ果てしない未来があって
 それを信じてれば何も恐れずにいられた
 そして今僕の目の前に横たわる先の知れた未来を
 信じたくなくて 目を閉じて過ごしてる

 出会った日の僕らの前にはただ美しい予感があって
 それを信じたまま甘い恋をしていられた
 そして今音もたてず忍び寄るこの別れの予感を
 信じたくなくて光を探してる


もう終電無くなっちゃうから帰ろうってことになって。

うちは2番の選択肢を選んだよ。

親友でいたい。そう思った。
納得して別れたよ。

帰り道 二人乗りの自転車
最後に大樹の背中にしがみついた。
もうこの背中を抱きしめることができないよ。

付き合いたてのころ うちの誕生日にもらったピアスを今日してたんだ。

あの日の記憶は今でも鮮明に思い出す。
大樹からもらったバースデーカードを今でも何回も読み返す。

この7ヶ月と1週間は1日1日が思い出で、1日1日が輝いてた。
2人とも初めてのこといっぱい見つけたし、
うち自身こんなにも1人の人を愛したのは初めてだった。
ありがとう。大樹に出会えてよかった。

きっと数年経ったら笑い話にできるよね。って話した。
お互いに彼氏彼女ができたら報告ね。
それで、それを祝福できたらいいね。って。


もうすぐ半年記念日に大樹が買ってくれた指輪が完成するんだぁ。
それ1個ずつ持とうって話になった。
大切な人がいたっていう思い出にしようって。

大樹から夏休みの写真を2枚もらった。
大樹の部屋の写真とディズニーシーの大道芸の人たちとの写真。
あの部屋にもう入ることはないんだよね。

いつも大樹に送ってもらう電車に今日はひとりで乗って帰る。
そして、この電車にもう乗ることはない。

帰りの電車、涙はもう枯れるほど流してたけど、まだ頬を伝う。

「今まで1人でやってきたことを、
 これからは2人でやっていけばいいんだよね」

バースデーカードの言葉が何回も頭をまわるよ。


これからは1人で歩いていかなきゃいけないのです。


大丈夫だよ。きっと、歩けるようになる。
今はまだだめだけど、ちゃんと立ち上がるから。


大樹と最高の恋ができた。
この思い出は一生忘れないよ。
大好きだったよ。




ばいばい。








( 2006年01月08日(日) ) 別れ


おひさしぶりですー新年初ですね。。今年もよろしくです。

前回の日記書いてから本当色んなことがありました。
というか色んなことがありすぎました。

去年の28日にですね、大樹に「別れよう」って言われました。
最近むっちゃ喧嘩が多かったりしてお互いについて沢山考えたんです。
大樹が1分でも早く、1分でも長くうちに会おうとしないのは、
うちを好きじゃないんじゃないの?ってずっと前に言った事があって、
大樹はそれについて「そうかもしれない」って27日に考えて思ったらしいです。
大樹は前の彼女を「守ってあげなきゃ」って勝手に義務感を持って付き合っていたらしく、
それに気づいて別れたのに、また人をちゃんと好きになれてないって。
俺は相手が誰だとしても人を好きになることができない人間だって。
あとうちらはお互いに「好き」の形が違うんです。
大樹は離れていてもお互いを思いやれて支えになれる恋愛がしたくて、
でもうちは離れていると淋しくなってしまってだめで。
うちらは似ているとこが沢山あるけれども、やっぱり違う人間なんだって実感した。
大樹が「離れていてもお互いを思いやれる恋愛」をしようとしてることや、
ちゃんと人を好きになれず少しでも早く長く彼女に会おうとしないこととか、
日々のちょっとしたことで喧嘩になり言い合いになりあたしは涙を流してつらいと言う。
みおにつらい思いをいっぱいさせてる。って。
それでこれからもいっぱいそういう思いをさせることはできないから、別れよう。って。

27日に原宿で喧嘩して、それからなんとなく嫌な予感がしてたんだ。
もしかしたら大樹がいなくなってしまうんじゃないかって、
なぜかそう思ってしまった。
そんなことはないと思ってた。
けど、頭をかすめる。

爆睡子と呼ばれるあたしが夜眠れなかった。
食いすぎっていつも言われるのに食欲がわかなくて、食べると吐きそうになる。
28日の夕方に会う約束をしてて、大樹が話があるって。
夕方までのバイトは、気を抜くと泣いてしまいそうで怖かった。
いつもは会うまでが楽しみなのに、
28日はバイトが早く終わってほしくないっておもった。

二人で話がしたいから28日の夜は泊まろうって事になって、
でもホテルまでの道のりも手を繋いでくれなくて、笑顔も見せてくれなくて。
途中入った喫茶店でうちが言った馬鹿っぽいことに初めて笑顔を見せた。
嬉しいのになんか泣きそうになった。

ベットに寝っころがって大樹は話し始めたけど、なぜか大樹は泣いてた。
なんで泣いてるんだろうって思って聞いてたけれども、
「別れよう。」って言葉で全部わかった。

泣きわめいてだだをこねる子供みたいになりたかったけど、
体が電池切れの人形みたいにまったく動かなくて、
ただ涙だけが絶えずに頬を伝う。

一生懸命考えたいのに頭が鉛みたいになってて目の前がぼやける。
でも必死に話した。

この半年の大樹の影響でうちは今まで考えられなかったくらいに変わった。
だから大樹が変わる可能性もゼロじゃないと思う。
人をちゃんと好きになれるように変われると思う。
というかうちには変えられると思う。
そのためにはつらい思いをしてもいいです。いくら涙を流してもいいです。
それよりも、大樹を失う方がつらい。

お互いを嫌いになったわけではないのに、別れることはできないです。

もしそれでも別れるというのならば、条件としてあと2年は待って欲しい。

何を話したのか言葉が拙すぎたけど、
泣きはらした不細工な顔で精一杯伝えた。
大樹はまた考え込んでずっとずっと黙り込んでた。

「これからもっとつらい思いするけどいいの?」って。

「うん。」




「じゃぁ、これからもまたよろしく。」

ほっとして、いっぱいいっぱい泣いた。
大樹にぎゅーってされて押し出るように涙が出た。


表面上「一件落着」なのかもしれないけれども、
28日以来毎日このことをずっと考えてる。

一番考えるのは、自分はどう変わっていけばいいのか、です。

でも1つ確実に変わったのは、大樹の留学に対する考えです。
10ヶ月も待てないって思ってた。
けれども、待とうって本当に思った。
10ヶ月待てるような恋愛にできれば、きっとそれはお互いが根本から支えあってて、
うちにとっての一番の障害である「距離」が克服できるんだと思う。
今はまだ無理だけれども、
『10ヶ月』って単語を一日に何回も何回も思い出す。

もっと色んな恋愛をしてみたかったって思ってたけれども、
これが最後の恋愛でもいいって思った。
他人から見たら、馬鹿かと思われるかもしれないけど、
本当に思うよ。

10ヶ月ってきっと短い。

留学はまだまだ先のことだから、少しずつ考えていこうと思う。


自分がどうあるべきか考えて答えがでなくて、何回も一人で泣いて、
確かに28日からすでにつらいことがいっぱいあるけれど、
失うはずがないと思ったものを一度失いかけて、
大切なものを失うということがどういうことか少しわかったんだ。
あの笑顔をもう見ることができない。
あの声をもう聞くことができない。
あの手の温もりにもう触れることができない。
何かあるごとに大樹を想うことができない。
決まった時間の電話もメールも、もう無い。
背中を抱きしめることもできず、見送ることしかできない。
言葉にしたら尽きないほど、
今まで生活のほとんどの部分を占めてたものが、無くなるってこと。
それは多分内臓が無くなっちゃったみたいな感じなんだろうなぁ。


一昨日一緒に横浜に行きました。
夜はランドマークタワーの展望台の夜景を見てきました。
もしも一人になったとしたら、絶対にここに来るだろうねって話した。
それで、偶然再会とかしないかなぁって。
来るとしたら特別な日に来ようね。って。
でも、そうじゃなくて、絶対2人でまた来ようね。
28日の出来事からつい1人になったことを想像してしまうけれども、
もう大樹と離れてしまうことはないと思う。








過去を愛しく思えるように 明日を生きる。

>>ろぐ

実緒(ミオ) [MAIL] [HOMEPAGE]

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