春の日記
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2006年07月31日(月) 「パリの手わざ その場で替える職人の店」吉村葉子文、宇田川悟写真、平凡社コロナ・ブックス

パリの職人の技の紹介ですかね…。フランスは職人の保護を国を挙げて進めてるようで良い事です。理髪師も職人か…そういえばそうなんだ…色々職業があって面白いです。


2006年07月29日(土) 「フレディVSジェイソン」スティーブン・ハンド著、鎌田三平訳、竹書房文庫

イベント映画のノベライズ版…映画を観に行ってよくふきだしていたことを思い出してみたり。ここの文庫のシリーズには「リーグ・オブ・レジェンド」なんかもあるのか…(笑)


2006年07月28日(金) 「豆腐小僧双六道中ふりだし」京極夏彦、講談社

分厚いので家でちみちみ読んでました。内容は…ははあ…なるほどねえ…とでも(笑)京極夏彦先生は豆腐小僧が好きですねえ。


2006年07月25日(火) 「昭和モダンの器たち」平凡社コロナ・ブックス

それにしても昭和三十年代は流行ですね。何だかリサイクルショップとか覗きに行ってしまいそうです。実際は骨董屋も冷やかしで済ます人ですけどね…。今は安いものもこれからは高くなっていったりするんですかねえ…。


2006年07月21日(金) 「包んで結んでふろしきに夢中」森田知都子、日本ヴォーグ社

風呂敷の色んな包み方から歴史やリサイクルの観点からのすすめ、世界各地の風呂敷の紹介など。しかし風呂敷を利用した帽子やバッグ、エプロン、じんべい、エプロンドレス、チョッキ、ベストに巻きスカートクッションのれん…てそこまでしなくても、とか思ってしまったり(笑)


2006年07月20日(木) 「野菜の食卓 じゃがいもじゃがいも」勝身利子、光人社

そろそろ小説以外の本が読みたくなってきました(笑)畑でとれたじゃがいもが山ほどあるらしいのでじゃがいも料理を考えてみたり。いやうちは別に農家じゃありませんが貰い物がいつも余るんです。どれも美味しそうだけどうらごしがめんどくさそうです…。


2006年07月16日(日) 「異聞・山陽酔虎伝 妖世紀水滸伝外伝」吉岡平、角川スニーカー文庫

武松の生まれ変わり君が主役の外伝。広島のヤクザの組長の弟にして陸上自衛隊一士のこの男は酔うと文字通り虎になる…という感じの話。この巻から挿絵がやぎざわ梨穂氏にかわってますが、そのことについては後書きで一言もないというのが…ねえ。


2006年07月15日(土) 「魔星蠢動 妖世紀水滸伝・2」「魔星乱舞 妖世紀水滸伝・3」「魔星彷徨 妖世紀水滸伝・4」「魔星天翔 妖世紀水滸伝・5」

いずれも吉岡平、角川スニーカー文庫。(タイトルに入らない)
「魔星蠢動 妖世紀水滸伝・2」
軽いの読んでたんだな…昔は…と思っているものの文章の端々を結構記憶していたりするので当時は結構気に入って読んでいたのかも。これくらいのボリュームだったら気を入れれば一日で第一部五冊読破できそう…。台詞も多いし、漫画を読んでる感覚ですわー。
「魔星乱舞 妖世紀水滸伝・3」
水軍の人たちが結構出てきたかな…この巻で興味深く読み返したのは前世シーン?くらいか…(笑)
「魔星彷徨 妖世紀水滸伝・4」
この大刀関勝はなかなか仲間にならなさそうな感じがしますな…。それにしても格闘家とか何かのスペシャリストばっかりだ。この時点で前世明かされてない人で、当時読んだ時は見当もつかなかったけど今は想像がつく人がいるな〜。
「魔星天翔 妖世紀水滸伝・5」
第一部完まで結局読んでしまった…別に暇な訳でもないのにな〜(笑)新生梁山泊は金沢が本拠地でしたな。第一部の内容は比較的覚えてたけど第二部以降の内容がさっぱり思い出せないのは人数が増えていくせいかもしれません…。


2006年07月14日(金) 「魔星降臨 妖世紀水滸伝・1」吉岡平、角川スニーカー文庫

角川スニーカー文庫なんて何年ぶり!?(笑)というかこの本の発行が平成二年とか書いてあるわけですが…なつかしの再読。水滸伝未読でも読める(当時の私には読む気がなかった…)と思います。挿絵がJET先生。買ってた理由は多分それだけだったと思われます。…若かったな…。水滸伝を読んだ今読み返すとなると…宋江が21歳だし玉麒麟がオカマだし林沖が傭兵で青面獣が警視正で花和尚が元グリーンベレーの神父で刺青シスターが九紋龍で解珍解宝が一卵性双生児のやくざで〜ってちょっと書いてみるだけで何か笑えますな…


2006年07月13日(木) 「分冊文庫版 鉄鼠の檻(四)」京極夏彦、講談社文庫

読了〜。冬の箱根は寒そうだなとしみじみ。三回目くらいなのでこれといって感想は…。これを読みつつ「豆腐小僧」なんかも読み進めたりしてるんで達磨のところが笑えました←またこの作品の感想じゃないことを言ってるし


2006年07月11日(火) 「分冊文庫版 鉄鼠の檻(三)」京極夏彦、講談社文庫

二巻が一番厚いんだな、とか思いつつ。ところで何気なく地元のお寺のサイトを見ていたらこの作品にも出ていた用語の解説や写真があったのでさすが国宝のお寺〜と思ったことです。←この巻の内容に関係ない…


2006年07月09日(日) 「分冊文庫版 鉄鼠の檻(二)」京極夏彦、講談社文庫

二冊目〜。やはりいい感じに内容忘れてます。まあ復習作業だからいいんですが。鼠…。


2006年07月08日(土) 南十字星、新名古屋ミュージカル劇場 悟浄出世、千種文化小劇場 ※ネタバレ

南十字星、新名古屋ミュージカル劇場
えらく久し振りの劇団四季です。李香蘭で中国、異国の丘でシベリア抑留ときて、昭和三部作の最後を飾るこれはインドネシアで(無実の罪で)処刑されたBC級戦犯のお話ですね。
そんなことより(…)席が最悪でしたよ…前から二番目の端っこ。ここはS席とは言えないよ浅利さん(笑)いやどうせVIP席でしか観た事ないんだろうけどあの人。ちょうど目の高さが舞台の床になってたので水を使った演出?が全然見えなかったし。(処刑台が水から上がってきたのはええーって気もしたけど)
ストーリーは…ええまあ…最近前知識をろくに入れずに観劇することが多いけどこの主人公は実在のモデルが居たんだっけか…?(パンフぐらい読もうよ)何かあんまり人物に感情移入する暇がなかったような…原田なんかうさんくさい…とかくらい(酷)。インドネシア的ダンスや楽器の演奏ばっかが印象に残っておりますよ。その辺は気合が入っていたんじゃないかな…影絵とかもやってたし。あ、水を使ってたのもその関係だろうか…(会員なんだから四季の会の会報とか読んでチェックくらいしておこうよ…)。印象に残る歌というか旋律もあまりなかったぞ、と。南方戦線はインドネシアよりハードだったフィリピン方面のが個人的な興味向いてるからかな…「良かった〜」とか言ってる観客も居たしな…ううん。
以下雑感。
昭和三部作って何でミュージカルなんだろうとか思ったりするわけです。むしろストレートプレイでやってほしかった気がします。確かに劇団四季はロンドンミュージカルやディズニーとの提携やらでミュージカル方面での知名度が高いのは知ってるしその方が客も入りやすいかもしれない。李香蘭は歌手が主人公だからまだ分かります。異国の丘も同タイトルの歌から来てるのでまだ観られた。でも南十字星は…何だろう、これミュージカルじゃなくても良かったんじゃないかなという気がしてしまいました。そもそも李香蘭の時から思ってたけど、戦況やら言葉の解説っぽいナンバーとかシーンが微妙な滑稽さを醸し出しているような気が。ストーリー的にも無理矢理恋愛要素を作っている感じがするというか…何かその辺がうそ臭くてどうかなあと。
劇団四季の芝居は良くも悪くも優等生的な感じがするかな、とは最近思ったこと。オリジナルものももっと頑張って欲しいところです。四季以外のものをちょくちょく観るようになったから思うのかもしれないですね。浅利氏の目の黒いうちはこのままかなあ…(笑)

悟浄出世、千種文化小劇場
どうでもいいことですが劇場のほんのすぐそばで職務質問の警官が刺されるという事件が起きてました。劇場の前に人がたかっててもう並んでるのか?と思ったら報道陣が道の向かいの現場を映してるんですよ…方向的に現場の前の立ち入り禁止テープがはられて警官立ってるところ通ってしまった私はうっかりニュース映像に映ってしまったやもしれません。ぐはー(笑)
さて、むすめかぶき(NPO法人なんだって!)による朗読劇。この劇場には以前来た事があります。八角形のステージを囲むような客席。で、全席自由席なもんだから並んで正面の全体が見渡せる良い席をゲットしましたよ…これも学習効果かな(笑)ロビーではお茶とお菓子が振舞われてました。名古屋ではシフォンケーキで知られる某店の協力だそうで。
題材は中島敦ですね。沙悟浄。開演前に脚本かなんかの人からの挨拶があって、むすめかぶきでこういう題材をやるのは初めてだとか演奏とか絵とか尼僧の声明があるとか、何だか初めて尽くしの企画であることを言ってました。…実験作ってことですね。挨拶の中で出た話では、中島敦の会というのがあるらしく、(野村萬斎の中島敦ものの公演なんかとも関わりがあるそうですが)そこからの情報では現在野村萬斎氏はこの同じ中島敦の悟浄の作品を題材に狂言だか何だか、とにかく舞台化を進めているのだそうです。今すぐとはいかないものの二、三年の内にはとのこと。
で、開演。ストーリーはそのままです。悟浄役の人は…出てきた瞬間「某CMの山瀬まみ!?」って感じの河童ぶりで皿がもう間抜けで…しばらく頭だけ出してゆらゆらしてたんで余計とほほな感じでしたが、甲羅を背負ってなかった分良かったですよ…皿さえなければいい感じの衣装だったのに(笑)登場人物は皆妖怪な訳ですが衣装が面白かった感じ。仮面を使ったりして上手く特徴と言うか個性を出してたかと。台詞は、やっぱりむすめかぶきの人たちだからか何となく歌舞伎調のイントネーションというかそんな感じでした。バックに絵が吊り下げてあるのですがそれが長い一枚の紙に描いてあってシーンごとに人が引っ張って巻いたりしてました。うーん、あまり好みの絵ではなかったかも…(笑)声明ってのはどこで出てくるんだろうかと思ったら菩薩様(だっけ?)が出てきてその台詞の最中ずっとその後ろの方で何人もの尼僧(本物)がぐるぐる円を描いて回りながら唱えてました。それはちょっと面白かったかも。休憩なしの公演でした。客層は年配の男女が多かった…かな。実験作なんだなあ、という印象でしたよ。


2006年07月04日(火) 「分冊文庫版 鉄鼠の檻(一)」京極夏彦、講談社文庫

なんでいきなり文庫分冊を鉄鼠から始めてるんでしょうかこの人は…。まあ、数年ぶりに読むのでどれも細かいところは忘れてる訳ですが。それにしても新書に文庫に文庫分冊にと細かく分かれすぎですね京極先生。分冊も良いですが新作も読みたいものです。


2006年07月03日(月) 「ダ・ヴィンチ・コード 下」ダン・ブラウン、越前敏弥訳、角川文庫

作品内での時間は実はあんまり経ってないんですね…ラングドンがルーブルに呼ばれてから導師が捕まるまでってもしかすると二日も経ってないとか?聖杯の謎は…うーん、ラングドンは結局ちゃんと本を発行したのかしら…(笑)あの場所付近は昔行ったことあるはずなんだけどあそこはあんまり記憶にないなー…。


2006年07月02日(日) メタルマクベス、ウェルシティ大阪厚生年金会館※ネタバレ?

劇団★新感線によるクドカンのメタルなマクベス。シェイクスピアのは読んだことある筈だけどあらすじが他のとごっちゃになってたので岩波文庫とちくま文庫と白水社のを読んでおきました(多すぎるから)。あと音楽のことはよくわからないのでメタルとかパンクスとか違いがよく分かってません(…)。そんな感じでしたが、面白かったです。
まずキャスト、内野さんはじっくり観るのは初めてになるでしょうか…。松たか子もそうかな。他の、劇団員以外の人についてはよく知りませんでした(そればっかりだ)。名前とか全然チェック入れてなかったんですが、主要な役の人はどなたも良かったのではないかと思います。メタルマクベスのメンバーとランダムスターたちはまるで違う感じだったりね。
ストーリーは思った以上にマクベスしてましたね。その上で、独特の味付けがしてあって新感線らしさ(まだあまり観てないくせに…)が出ていて楽しめました。あと舞台装置なのですが、スクリーン。これが出てる舞台と言うと東宝の「エリザベート」が思い出されます…あれはちゃっちくて興をそがれたものですが、この舞台では画像も綺麗だったし上手く利用してなかなかの効果を上げていたのではないかと思います。ホールは新しくなくて座席も御尻が痛くなってきたけど…。
以下雑感。魔女の台詞をちくまの松岡訳でやるか白水社の小田島訳でやるか、なんてのはニヤリとしてしまいましたよ…確かに訳によって解釈が異なる部分があるし、いくつか読んでおいて正解だったかも。松たか子は何かお嬢様っぽい演技のイメージしかありませんでしたが(ろくに観てもないのにそんな先入観…)意外にちゃんと観られました。というか凄いな…。それにしてもメタルの歌は激しいからこのテンションを続けるのは相当役者は消耗しそうだなとか思ったり。親の七光りの歌は凄かったな…演歌でメタルでタップか…。エクスプローラー父子やジュニアとグレコのコミュニケーションは濃厚だね、とか。ナンプラーは全然目に入ってなかったのにパール王が出番の少なさの割にものすごく印象深く残っていたりする罠とか。DVD付きのパンフがLPサイズで持ち運びに難儀するとか。悪魔の右腕のネタは聞かなきゃわからなかったですよとか。
カーテンコール。昼公演だけの日曜だからか、「今日は何の日だ?何の日でもない!気まぐれに日曜昼特別ライヴをやるぜ!」みたいな感じで二曲やってくれました。リンスはお湯に溶かして使う歌やダイエースプレーの歌(どんなだ…)。いつもはやらないそうで「ラッキーだったね」ということだそうです。後日の公演のライヴの宣伝を「大河に出るのでこれでしばらくは皆さんと会えなくなると思います」とか言ったのでじゅんさんに「究極の宣伝文句を使ったな」みたいに突っ込まれる内野さん…。
今回もご一緒した都紀子さんにチケットから何からお世話になりました!良い席で観られましたし、楽しかったです。ありがとうございました!


2006年07月01日(土) 「ダ・ヴィンチ・コード 中」ダン・ブラウン、越前敏弥訳、角川文庫

説明されている暗号等はともかく文章自体はそう読みにくくもないです。展開はこれでどうやって続いていくのかなー先が読めないなーという感じでまあ、面白いです。内容的にキリスト教関係者に物議をかもすというのもわからなくもない…かな。