春の日記
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2004年10月28日(木) 「迷宮の扉」横溝正史、角川書店

ジュニア向け…。「黄金の指紋」よりはつっこまずに読んでいたのですが表題作のラスト…。え…愛するて…そんな理由でいいの…?とか…この話はハッピーエンドなんだろうか…微妙(笑)


2004年10月23日(土) ミス・サイゴン、帝国劇場

舞台を観る為だけに上京した、ってのは初めてじゃないの…?まあついでに翌日はイベントとかも覗いてくるわけだけど(苦笑)チケットはヤフオクで定価購入。二階席のセンターブロック、S席。ということで今回は双眼鏡(オペラグラスじゃない辺り…)持参。
今回もキャスト目当てだともああそうだとも。…市村さんのエンジニアは最後かもしれないじゃないか…分かんないけど年齢的に…とか夏コミ会場で某さんと同じ結論に達してしまっていました…。
帝劇は初めて。地下から行ったんであんまり印象に残ってないような…ええと、高そうなご飯やグッズや土産物を売ってました(それだけか)。
ミス・サイゴン。…実は何年か前に地元の劇団がオール英語で上演したものを観たことがある。まあ細かいところは忘れたんだけど文化会館とかでやってたから当然ヘリもキャデラックも出てこなかったと思われ…。そのヘリとキャデラックといえば何だか装置のトラブルの話は行く前からちらほら聞いてたんだけど前日の昼公演はその関係で中止になったとかなんとかいう張り紙があった気が…高い金ふんだくってるくせにどうなのそれは…(笑)
内容〜。(時期的に色々余計なことを連想しちゃいますな)ああ〜勝手!皆勝手だ…!皆自分の望みのために生きてるんだけどさ…悲しくも痛々しいほど勝手だよ…。残された子供は本当に幸せになれるのだろうか…?そうであればいいとは思うものの、ちょっと暗澹とする。あまり…好きじゃないかもしれないのは…時代が近いからリアルだからなのかもしれないですね…。
ところでこの日。そう、新潟県中越地震が起きた日です。一幕の後半だったと思うけど、何だか妙な感じだったので「誰かが席を蹴ってるのか?」と最初は思ったのですがその内揺れだしまして。舞台はそのまま続けられたし、避難誘導が出るまでもなくおさまって休憩時間。ロビーのテレビと親からのメールで新潟が震源と知りました。装置のチェックのため少し休憩時間が延びたけどとりあえず中止にはならずに続き、ヘリもキャデラックも無事登場して最後まで問題なく終了しました。二幕でもまた揺れたりしたかな…休憩時も少し揺れましたっけ。市村さんが「地震なんてへっちゃら!」とアドリブで喋ったことは覚えてる…多分アメリカン・ドリームんとこで(笑)
装置(主にヘリとキャデラック)が無事出てくるのか?というのが前評判だけでも心配だったのに地震のせいで余計…集中するところが間違ってるよ…風邪もひいててちょっと集中不足だったのは確かなんですが。いろいろ反省するところ多し…。


2004年10月22日(金) 「殺人鬼」横溝正史、角川書店

表題作は多分春陽の文庫で読みました。三角ビルに事務所を構えていたり、獄門島行く途中の復員姿だったり、またしても等々力警部と軽井沢デートとしゃれ込んでいたり(それはもういい)、多用な姿を楽しめます。


2004年10月20日(水) 「悪魔の降誕祭」横溝正史、角川書店

表題作と「女怪」と「霧の山荘」。中でも最も短い「女怪」が最も印象深かったり。(これもJET氏の漫画で読みました…)あ〜金田一さん…可哀想にな…。でも「霧の〜」ではやっぱり等々力警部と避暑地デート…(死)警部さんは貴重な休みを家族で過ごすべきだと思われ………


2004年10月15日(金) 「金田一耕介の冒険 2」横溝正史、角川文庫

どうして2は角川なんだ…どっちかで統一してください図書館は。思い切り重複してるもんだから未読なのは「赤の中の女」だけです…。そしてこれも「傘の中の女」と似た二人のシチュエーションだ(笑)解説でまで「女っ気のない金田一には等々力警部はかけがえのない存在」とか書かれている…罠はもういい!(言いがかりです)


2004年10月14日(木) 「金田一耕介の冒険」横溝正史、春陽文庫

短編集。ちょっと間を置いて金田一ものを読んだらうかつにも電車の中で吹き出しそうに…(笑)「傘の中の女」ですが、等々力警部とのいちゃいちゃっぷり(…)!何だそりゃ!て感じで…。大変です(私の頭がね)。


2004年10月09日(土) 「手づくり携帯電話ストラップ」ユザワヤ芸術学院、日本文芸社

ちょっと思うところあって(笑)。大体自分の携帯には黒い紐がついてるだけのおよそ飾り気のないのしかつけてないし他をつける気もないんですけどね…。


2004年10月08日(金) 「星言葉」晴佐久昌英、女子パウロ会

者は神父だけど本文中に「神」という言葉は出てこないのでさほど宗教臭いこともなし。…というかこの本の章のタイトルは何だかお題に使えそうだとか思ってしまった辺りかなり駄目な奴…。


2004年10月05日(火) 「祝魂歌」谷川俊太郎編、ミッドナイトプレス

ちょっと気分転換。「祝」の字がついてるから明るいものかと思ったら(適当に棚からチョイスしている模様)「死」に関する詩のアンソロジーだったようです。


2004年10月04日(月) 「女王蜂」横溝正史、角川文庫

金田一の長編読んだの久し振りかと一瞬思ってしまったのは「獄門島」は漫画で読んでたから長くも感じなかったからですね…。面白かったです。表紙の絵、「何だこれは…」って感じのが多いけどこれは何かマッチしてていい感じかも。ネタバレしないようにと思うと感想も難しいなあ(笑)


2004年10月03日(日) 「魅力ある知性をつくる24の方法」林望、青春出版社

この人の文章は読みやすいです。「もし自分が不幸だと思う人がいたら、それは努力に悖るなかりしか、とおのれに問いかけてみる必要がある。それをすることなしに、おのれは不幸だ、不幸だと嘆くのは愚かです。」とか…その他、努力が不得手でネガティヴ思考に陥りやすい身には耳が痛いことも多々書いてありますけどね。綺麗事だけが連ねてあるのではなく来歴による説得力があるので面白かったです。