春の日記
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2004年05月26日(水) 「別役実の犯罪のことば解読事典」別役実、三省堂

うっかり普通の犯罪のことばに関する本かと思った(笑)まったくこの人の本は人をくったことが書いてあるんだから…!真面目に信じちゃいけません、って感じで。


2004年05月20日(木) 「キル・ビル vol.2 Kill is Love」※ネタバレ有り

台風が来るのではないかという日の仕事帰りに雨をついて最後のレディースデー(またか)に滑り込み。最近行った中では一番人が居たかも。まだEDの終わらない内にこそりと忍び込んで(一人だからって…)センターブロックの席を確保してみたり。またEDに「恨み節」が…(笑)
さて今回はイロモノ度がやや下がっているでしょうか。トンデモキャラの遊びとしてはパイ・メイくらいか。「あり得ねェ!」ってツッコミどころは相変わらず健在ですけど(笑)でも全体にやや大人しいような…殺す人数の関係?しかし見たままゲラゲラ笑える(…)前回に比べて今回のが色々(同人的な/笑)妄想ができてしまうような…(気のせい)。ストーリーそのものは予想を裏切る展開はない…かなと。てなわけでキャラクター語りでも。
ザ・ブライド。
何故伏せられていたのか分からないが名前はえ〜と、ベアトリクス・キドーだったかな。婚約者トミーにはアーリーンを名乗ってたか。性悪女、らしいですよ。ウマ・サーマン(ユマよりウマと呼ばれたいそうだが…)は今回も大変。突っ込まないのは暗黙の了解かもしれないがやっぱり言わずには居られません。生き埋め脱出シーンは無理無理だ!パイ・メイ先生〜!(笑)…あと、あんな場所を徒歩で延々歩いてたらトレーラーに辿り着く前に日射病で倒れると思います。それにしても思い返すに教会惨殺シーンって四人も使わなくて良いよね…。
バド。
ビルの弟。この二人はきっと本当の兄弟でしょうね。何気に相思相愛だから(…)。大物の兄に対して色々コンプレックスを抱いてて素直になれない弟(笑)質屋に売ったとか言いつつ兄から贈られた「愛する弟へ」などと刻まれた服部半蔵の刀をこっそり所持している辺りが、ねえ…。キドーこの刀も貰っておけばいいのに(酷)。用心棒とかアル中とかで落ちぶれてる感じだけど返り討ちにする辺りはさすがだね。欲かいて失敗するけど。男の狡猾さと女の狡猾さの違いが出てる感じがしてエルとの比較が面白かったかな。エルだったら催涙ガスもぶっかけてただろうと思うし。
パイ・メイ。
何だ、この人…。元ネタの映画知らないからただ単におかしすぎる師匠キャラとしか認識できない…(笑)あり得ない感じのアクションがイカスと言っておこうか。死に様はマヌケな気がする…。
エル・ドライバー。
最も期待していましたよカリフォルニア・マウンテン・スネーク!デザインとかキャラ造形とか好みの悪役タイプで結構満足(…)。あの鞄絶対何か仕掛けてあると思ったし。…エルがバド嫌いなのはビルの弟だからってのもありそうな気がする。考えすぎですかそうですか。トレーラーでのキャット・ファイト最高。ト、トイレにー!エルとキドーはどっちが先にパイ・メイんとこに送られてたんだろう。そういえばEDで名前消されてなくて「?」だったけど…生殺し!?マンバちゃんにやられたかもしれんけど…どっちにしろアレじゃ殺し屋としてはもう駄目っぽいからなあ…。キドーならトレーラー燃やすくらいすると思ったんだけど(笑)
ビルの父親代わりの人。
怪しい…!ビルは裏切られたら女の頭を撃ち抜くタイプだけどこの人は女の顔を切るタイプだ…!ビルとどんな会話してるのか想像すると寒々しい…(何故)。
B.B.
超美少女、ってんじゃないけど可愛いな〜と思いました。でもエミリオが…!四歳で子連れ狼のビデオをお休み前に見るし。将来が不安だ。パパには猫っかわいがりされてたんだろうなー。子育てにいっぱいいっぱいのビルとか萌え(嘘)。あ、もしかしてビルのBとベアトリクスのBなのですか。
ビル。
そうだよね…「花嫁の父親」って感じの歳の差だよね…。この男ある意味わかりやすい気がする。要するにキドーらぶで、らぶすぎて四年前つい取り乱して惨殺を行い(予行演習の時で良かったね…花婿側は親戚一同出席予定だったんだし)、その後落ち込んだと。ヘタレだなあ(笑)娘のことをさぞかしべたべたに可愛がっていたに違いないよ!オムツかえてたりするところなんて想像しただけで笑い死ぬ。結局アレですか、「キル・ビル」って壮大な痴話喧嘩なわけですか。あれで何だかハッピーエンド…らしいし。うわートミー以下思いっきり巻き込まれて殺され損。あ、ビルは律儀に五歩歩いてから死ぬところがイイかも(笑)
あの母子は幸せになるんでしょうか。以下その後のキル・ビルを真面目にふざけて考える。
1.キドーは真相を知った娘B.B.に「パパの仇!」と殺される。B.B.毒ヘビ暗殺団再結成。部下にエルが…(笑)
2.前回の冒頭で母親を殺された例の娘に復讐されて(復讐されて当然だ!)母子共に死ぬ。例の娘毒ヘビ暗殺団再結成(笑)
3.二人だけで普通に幸せに暮らそうとするが上手くいかないのでキドー殺し屋稼業復帰。何時の間にか娘も協力。二人で毒ヘビ暗殺団再結成(笑)
…ギャグにしてもつまらない…ギャフン/END


2004年05月17日(月) 「パリ・スイーツ 私が恋するパリのお菓子」大森由紀子、料理王国社

あ〜…油っこい!(何てことを言うんだ…)フランス系のお菓子は上品なデザインで高くて味はこってりしてて…とかそういう印象がありますねえ。通勤の友にちょっと軽く美しいお菓子の写真と文などで目を楽しませようかと思っていたのですが。現在体が油分オーバー気味なのか避け気味傾向でちょっと本の選択に失敗したかもとか。うん、別に本が悪いわけではないです。フランス系のお菓子とか好きな人には楽しいんじゃないですか。…そういえば私はパリで小さなお菓子の型を買ったことがありますが勿体無くて使えません…意味ないし!


2004年05月15日(土) ファントム(宙組)、宝塚大劇場

※無闇に長い上に多分にネタバレですので悪しからずご了承下さい※
最初から普通にチケット取る事は考えてませんでした。ということで日帰り(弁当付)バスツアーを取ったのです。出発地が近場とは言えなくて時間は6:00集合だったけどまあその辺はなるようになるもので(笑)そんな宝塚初体験は宙組。事前に可能な限り内容や評価に関する情報は集めないことにしているので(先入観にとらわれたくないので…)、宝塚に関する情報もまるでなしの状態でした。
劇場は新しく広く美しく学校も傍にあり食事どころやショップなど周囲に劇場で楽しむための空間がきっちりできあがっている、という印象。さすがは本拠地ですね。うかうかとお土産など買い漁ってみたりしてしまう。お菓子は何だか笑えます。東京は東京で限定お菓子があったらしい…。
お席はセンターブロックではなかったけれど13列目。素でオペラグラスを忘れているし…。ちょっと前の人の頭が邪魔だったけど…。生オケで、指揮者は一幕女性、二幕男性。
セット結構好きかも。「そんな所から!?」という登場をよくするファントム様…。ロゴ入りの幕の写真をと思ったらカメラの電池が切れてました。ぎゃふん。あの微妙極まるマスクを撮りたかったのに…。あと、広告塔はあの時代トイレだったのでは…という意見を聞いたのでちょっと笑えるかも。
とりあえず、初っ端のシーンからうっかり吹き出しそうに…(笑)うは〜コレが宝塚か〜!って。…駄目だよここで吹き出したらファンに刺されるから…。ドラマ版を以前NHKでも放映していたけどあまりよく覚えていない。ひょっとしたら微妙〜に違うのかも。
キャスト、ファントム(エリック)は和央ようか。「その子の顔はこの世のものではなかった」「母親の美しさに比べるとまるで化け物だった」 … ど こ が ? ←基本すぎ。そこも突っ込まないことは暗黙の了解です。
他のどの怪人よりも踊ってることは間違いないのでは…。そして出たがり。隠れろよ!(笑)あ、でも普通に「かっこいいな〜」と思って観れました。一人称が「僕」。萌(え?)。繊細で可哀想な子です。酷いよ皆あんまりこの子を苛めるな〜!って感じで…(可哀想なのはお前だ)。 
クリスティーヌは花總まり。…ファントムらぶらぶ全開なんですけど?お前フィリップ眼中にないだろう…。でもキャリエールにも話を聞いていたのに顔を見て逃げやがったのはサイテーなのでは。エリックはそんな彼女を許したけれど。
キャリエールは前支配人にしてエリックの名乗れぬ父。なのだけれどフィリップと個体識別がつかないよパパ!設定的にもひげがあった方が良かったのでは…。しかし18歳で支配人見習(そんな職業が…?)でオペラ座に来た時すでに結婚していたってどんな人間だ。それでエリックの母に手を出すなんてサイテーだよ。
フィリップは要するにラウル役の筈なのに見事にないがしろにされている…(笑)まあ、大体クリスティーヌ以前にも四人の女を「歌のレッスンをつけてくれ」とオペラ座に送っているが全員に手をつけていそうな感じ。登場シーンも女連れだしサイテーだな…。ドラマはそこまでじゃなかったけどこの人がクリスティーヌと結婚したとはとても思えない。してたとしても幸せになれそうにない!四季版以上に!(笑)影が薄〜い。
支配人夫婦。旦那、小っさ!ひげ似合ってる感じ。明らかに恐妻家。「冬だ!」には笑ったね〜いちいちオーバーアクションで可愛い。キャラが立ってる感じ。カルロッタがまた凄い。お約束と言えばお約束だけど印象に残るわ〜(笑)
他。誰も名前を言ってないけどマダム・ジリィに当たる人はすぐ分かりましたね。妙に存在感を放っています。ファントムの黒子(?)とかもたくさん居るし、総出演者が多いこと。四季のとか見慣れてると余計にそう思う…。服が変わるともう個体識別のできない私にはどうにもならない。顔がはっきり分からないのと歌詞を上手く拾えなかったのがちょっと残念(それは修行不足…)。
ツッコミどころその他。●エリックが仮面コレクター!?●「赤い死」のデザインはまあ、誰がやってもこんなもんかな…。●でもピクニックに行く時はそれ着替えて下さいエリックさん。●仔エリックが可愛い。●曲はパイプオルガンの曲とか好きなのでまあ良いんじゃないですか、と。●あのラストは…つまりケン・ヒル版の初期のエンディングみたいなものと解釈すれば良いのですか?●結構見せ場だと思ってた「ファウスト」のデュエットが…ない…!?
あの大階段を下りてくるのをレビューっていうのですか?キラキラして皆で踊るの(よく知りません)。自分的にそれで最もうけたのは和央さんと花總さんの「真珠とりのタンゴ」!お前…それは…!って笑っちゃったよ〜…誰の選曲でそこには何の意図があるのだろう。やってくれるよまったく。※「真珠とりのタンゴ」は「オペラ座の怪人byケン・ヒル」で主題歌に使われている曲。
さて、ファントムものとしては。…微妙だよね…(笑)でも宝塚じゃなかったらどんな感じだろう。こういう甘甘な話だし宝塚でも正しかったのかも…?
と、言う感じでついに観ちゃいましたヅカ作品。これで演劇ファンと名乗っても良いのだろうか(東宝系を観てからにしようぜ…)。アレですね、やっぱ独特ですね宝塚。言うなれば、ジャンル=宝塚。ミュージカルとか歌舞伎とかストレートプレイとかそういう分け方の一種で。ヅカはひとつの文化としてすでに確立していると思う。様式とか。あのスタイルに慣れてからじゃないと個々の作品の評価とかは難しいのかも…。とりあえず今回は面白く観ましたよ。


2004年05月12日(水) 「サンサル 2」大田垣晴子、メディアファクトリー

電車での読書は最初から座れる場合睡眠にとってかわられる危険が大きい。ましてや乗るのが終点まででは…。
というわけでやたらと読了に時間がかかったけどのんびりとゆっくりと楽しく読めたかもしれない。この人の作はやはり好きなのだ。他の本も読んでみたい…。こういう本ならそんなに気合を入れて読む必要もないし活字嫌いの人にもひっそりオススメしてみたい気がする。


2004年05月11日(火) 「TOKYO KENCHIKU SAMPO」編集・執筆矢部智子、写真宮坂恵津子、株式会社ブルース・インターアクションズ

ああ最近本を読んでいなかったガーン。…いやそれはいいから。
また写真の多い本。東京は面白いデザインの建物がたくさんあっていいなあ。どうも田舎の施設はハコばっか作ってさ、とか思っちゃってあまりデザインとかに目が行かない。東京ってテーマによってはいろんな顔を持ってるから面白いなと思う。遊びに行きたい…。こういう本の地方版もあればいいのにな。