春の日記
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2003年11月30日(日) ライオンキング、新名古屋ミュージカル劇場

三度目か。三度目です。今日は九月にドタキャンくれたHさんと。キャストは特に変わりなかったかな…。最近キャスト表もらっても保存が適当になってきてていけない。スカーは今回も川地さんでした。ああやっぱり好きだ(笑)どうしてもマイナー嗜好なんだね私…。ライオンのマスクでは一番デザイン好きだし、シャープな感じが。ハイエナの歌やシーンも好きだしなあ。三度目ともなると好きじゃないシーンでは雑念が湧くし好きなシーンは一心に見るしで。…スカーのTシャツ買いましたよ!(馬鹿だ…馬鹿が居る)そういえばやっぱライオネル達の泣きのシーンは笑いを誘うのですね…。今回は周囲の客席からオープニング早々に「興奮した〜」とかの反応が素直に聞かれました。いいことだ。今回で今年の舞台の予定は一応終了。


2003年11月29日(土) 「最後のディナー」島田荘司、角川文庫

久々に御手洗もの(…なんだろうか、コレは?)読みましたわ。何年ぶり?ミステリ系は最近重くて厚い本が多かったから軽くてすぐ読める短編集がとても新鮮です(笑)それにしても石岡君酷い状況だな…英会話恐怖症のところ。里美も面白いキャラだと思います。


2003年11月24日(月) 「追悼の達人」嵐山光三郎、新潮文庫

文人への追悼文を集めたもの。そこから見えてくるものに対する考察。「文人悪食」「文人暴食」と言い、何か面白いねこの人の目の付け所は。編集者から作家になった人だからか読み取り方も鋭いし。解説がリンボウ先生だ。気が向いたら他の著作も読んでみたい感じ。


2003年11月14日(金) 沢木順LIVE2003 ラ・シャンソン、クレオ大阪西

…大阪?大阪です。二回公演してくれる名古屋公演には日程の都合上どうしても行けないという血涙。しかしだからと言ってコンサートに行かずに済ますなんて事をしたら多分一生後悔するので比較的近い大阪公演を選択(そこまでか…)。そんなわけで朝イチで名古屋を発ち朝イチで大阪を発つという親にも内緒の一泊旅行(まとぅーさん、偽装工作への協力心から感謝です/笑)。
まず、(今回もネット予約した)チケットはハガキで、全自由席。ということで(というか他に大阪で行きたいところもしたいことも特に無いこともあり)開場の一時間以上前に着き、整理券を貰う。それでも9番ですが。で、その辺の椅子に座ってぼんやりしてたらリハーサルか何かの音が聴こえることを発見、BGMに楽しみつつ待つ。開場45分くらい前?突然沢木さん現る(笑)吃驚。思わず頭を下げてみたり。何か様子を見に来たらしい…。整理券一桁の前の方の方たちとは顔見知りらしく親しくお話などしていらっしゃる…。その後しばらくして再び現れる。どっちの時も特に誰も慌てず騒がず何も起こらないので平和でいいなあ、とか思ったり…。
今回の席は前から三列目、中央のブロックの舞台に向かって左の端をキープ。それより前だと舞台を見上げる格好で疲れるし、端の方が移動しやすいし、という選択で。…隣の二席が空席でした。例によって開演前から客席に現れてトーク…。遅れてくる関係者を待っていたもよう。歌は一部をシャンソンメイン、二部をミュージカルで。シャンソンの曲でのセカンドアルバムが出たのでその記念コンサートだっけ?ピアノは曲でリードしてくれる玉井さん、ダンスと歌で越智さん井上さんという四季出身者の方。もう一人出るはずがドクターストップがかかったそうで。
今回の印象はトークが少なめで歌がもりだくさん、という感じ。会場はシャッターを閉める時間が決まっているので慌ててましたね…そして曲順とかミスがあったり「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」の歌いだしのところでいきなりマイクが故障したりとアクシデントも★(そのマイクの故障からすぐ立ち直ってすっと曲に入れるところがな〜…)。でも「スターズ」がなかったんですよ…リハで聴こえた気がしたけど。残念、聴きたかったです。(あと「夢を続けて」も沢木さんが歌うのかと思ってた/笑)この人を見てて思うこと。身体で歌ってる、という感じ。歌に魂を入れてるところ。表情が全然違う。無駄な肉のついてない身体。声が好き、凄く好き。特にサ行(マニアック/笑)。所詮私はどこであろうと追っかけるほどのファンでもなく、音感もない。ただ、この人がしていることが好きだし、それが上手くいくといいと思ってるだけです。そのためにできる応援はしたいかな、無理の無い程度で。年に三回の一ヶ月以上の舞台への参加、三ヶ月くらいの期間でのコンサート、あと半年は遊ぶ、というのが理想だとか。今年はその点で結構理想的だったそうで、良かったですね。来年も頑張ってほしいものです。
ところで今回は去年で学習したので会場でCDを買いました。そして為書きと日付入れてもらいました。CD本体に…き、聴きにくいな…(汗)(だからと言って保存用にもう一枚、とはいかない辺りがへなちょこな私)…来年はプレゼントを用意しようかな〜…。いや勿論来年もあると決めつけてます(笑)行きますんでね…(あ〜あ…)。


2003年11月13日(木) 「怪奇探偵小説名作選10 香山滋集 魔境原人」日下三蔵編、ちくま文庫

ゴジラの作者だそうですよー。シナリオと原案だそうですが。まあこの本は人見十吉シリーズという秘境冒険もの(そういうジャンル自体時代を感じさせるねえ)。いろいろツッコミどころはあるけど…なんで行く先々で必ず女と関係してるんだよ(笑)ご都合義な。昔はこういうのが喜ばれたのですか。今で言う黒豹シリーズとか鯱シリーズみたいなものか?(いやマトモに読んだことないけど以前父の借りて読んでた鯱シリーズはちらっと見たら物凄いトンデモ話だったからさ…)。それにしても私は確かに短編スキーですが読んでていきなり「えっ終わるの?オチは!?」というお話は余り…(笑)この人の他の作品を読んでみたいですね〜…。


2003年11月08日(土) 「しゃばけ」畠中恵、新潮社

「ぬしさまへ」という本の紹介文をどこかで見て(新聞だったかなあ…結構新聞の書評もチェックしてるし)先にこの本があったことを知り借りてみたと。まず装画の妖怪たちがラブリーです。裏の白沢にお小言もらってるのが若旦那かしら。面白かったです。妖怪たちの微妙に人間と感覚のずれるところとかもいいし、のんびりとした中にも生きていくには思うにまかせないこともある、と思わせてくるところもありで。軽妙でさくさく読める一冊でした。


2003年11月07日(金) 「キル・ビル」※ネタバレ?※

今年になってから四本目の映画ですよ!こんなに観てるのは初めてではないだろうか。小中学生の頃ただ券が手に入った頃だってこんなに観たことなかったんじゃないですかね。しかも今回はまとぅーさんと行きましたよ。わ〜誰かと映画観るの久し振り〜(「ジュラシックパーク2」と「シックスデイズセブンナイツ」はどっちが古いんだっけ、という位過去に遡れます)。ちなみに地元の映画館でサービスデーの朝イチ、ほぼ貸切状態でした。客は他におばさんが二人…。まあ、「マトリックス・レボリューションズ」もやってるからな…。(そういえばグッズも全然なかったよ、マトリックスばっかりで。公衆電話がクラフトテープでがんじがらめにキル・ビル仕様になってたけど)
それはさておき。
タランティーノ監督の映画はこれが初めてになります。…で、この監督はいつもこんなんなんですか?(笑)それはクセのある映画を作る、マニアックなファンの多い映画だとは聞いておりますが…。しかし、しかしだ。何と言っていいか困る映画だな…(汗)評価が真っ二つなのも分かる。私は結構ゲテモノ平気な悪食趣味なんでツッコミ入れつつ面白がれたけど…相当スレスレの線かと。むしろツッコミ入れずに流せるシーンがないしな…。間違ったジャポニズムはやっぱり確信犯なのかなあ…。予告CMはいいとこどりで上手く作ってあるよな、とか思っちゃったり。何と言うか、漫画的な感覚も有りで。
ちょっとキャラクターについてだらだらと。
ザ・ブライド、名前はあるし言ってるみたいだけど「XXXX」ってピー音被せられてます。最初と最後のところで「えっお腹の子ってそうなの?」と思いましたー。旦那は承知だったんかしら。四年も昏睡状態でいきなり目覚めた後13時間のリハビリで完全復活、ってあり得ないだろ…とかそういうツッコミは野暮なんだろうけど言わずには居られない性で(苦笑)刀を余裕で機内持込できるオキナワ航空?か何かはもしかして暗殺者御用達飛行機ですか…。日本語は…まあ頑張ってると思いますよ…。日本の映画で登場人物が(多分)流暢な英語を話すとかっこよく見えたりすることもある、そんな感覚なのかも…?ヴァネッサ(だっけ?)の娘と夫は殺さなくてもいいのかな?2の最後であの娘に殺されて終わりだよ!なんて説もありますが(笑)…あとオキナワTシャツはどうかと思います。
エルは…何気に眼帯とコーディネートするお洒落さんですね!でも赤十字マークの眼帯した看護婦にだけはかかりたくないね…。2での死に様楽しみです(え…)。
オーレン・イシイ…アップが辛いと思うのは私だけですか(酷!)。日本語はこっちの方が上手いかしら。アニメパート、これ実写で撮ったら大変そうだなという感じ。でも暗殺者があんな目立つ真っ赤な格好をしてはいけません(それを言ったらザ・ブライドの全身真っ黄っ黄は?)。着物はアクションに不利そうですね。しかしあの青葉屋って一体どういう店なんでしょうか。怖。斬りまくりの青葉屋シーンは色んな意味で凄いかも。監督は血飛沫と首飛ばしが好きですか?
ソフィー…だるま女に?2でも生きているんでしょうか。(無理そうだな…)
ゴーゴー夕張って、何て名前だ…と思ったけど(夕張さんちのゴーゴーちゃん?)アクションは頑張ってたと思います。あんな、何と言うか漫画っぽい武器で戦うなんてちゃんとしたアクションシーンになるんかしらと思ってたけどね。青葉屋では飲んでたっけ?
ビル…SでもありMでもありと言ったところか?女暗殺者はみんな彼のもののようです。ネルフみたい〜って説があるよ(笑)…碇司令かね?←じゃあエルはリツコさんで
しかし、1を観てしまったからには2も観なければいかんのかな、やっぱし。とんでもない終わり方してそうな予感がするなあ…。


2003年11月06日(木) 「文人暴食」嵐山光三郎、マガジンハウス

「文人悪食」に続く本。これも厚くて重いので家で読む本に。…ネット環境が非ブロードバンドなので接続や読み込みまでのちょっとした間に読書するってのは変でしょうか(変だよ!)。私はよくやってるんですが。「〜悪食」の方もそうやって読んでたし。文庫は移動の友なのでね。それにしても文人にはロクデナシが多いな(笑)「こんな奴とはお近づきになりたくない!」ってのが結構居るよ…それもそれなりに名の通った人が。まあ普通の人は普通に人生送るから名を残すこともないんだし何か凄いことをやらかす人ってのは何かが突出してたり欠落してたりするものなのかも…。それにしても自分は偏食家だし食にさほどの情熱もないのでそれだけで程度が知れるわね。


2003年11月05日(水) 「あなたに贈るとっておきのファンタジー」マーブルブックス編、マーブルトロン発行、中央公論新社発売

ファンタジー作品のガイド。や〜、出てる本は全部読んでみたいなあ。ちょっとめくったら「銀のほのおの国」が紹介されてたので喜んで借りる。小学校のとき読んで滅茶苦茶気に入って作中に出てた歌を今でもかなり諳んじられるという本なのでね。まあ小学校の時は学校の図書室の本はほぼどこに何があるかを把握して興味のあるジャンルは読み尽くしてたし地元図書館にもよく行ってたんじゃないかな(やなガキだな)。その頃にこれも読んだし他にもエンデの「モモ」等をはじめ今思うとファンタジーもよく読んでたかな。読んだことある本もあり、タイトルは知ってるけどというものもあり。「アレがないぞ!?」とかね(笑)忘れているのもあるからまたそういうのも読みたいです。昔、「この世には数え切れない本がある。どこかに物凄く自分向きの本があるかもしれないが、それに巡りあえないまま人生を終わるかもしれない。一生の内に読める本なんて数が知れている。もっと面白い本があるかもしれないのに、読めないまま終わるかもしれない。そう思うと切ない」とか考えておりました(今も多少…)。そんな事を思い出したり。あ、あとこの本のデザインは好きかも。


2003年11月02日(日) 「プロレタリア文学はものすごい」荒俣宏、平凡社新書

いきなりプロレタリアって。とりあえず荒俣さんだしー新書だしーと思って何となく借りてみる。でもプロレタリアの何たるかとか、細かく分裂していった(らしい)派閥とか思想とかはよく分かってません。…小林多喜二の「蟹工船」とかは何か国語か社会かで名前だけやったような気がするけど。実はホラーらしいと聞いて何か読んでみたくなったり(笑)「プロレタリアは面白い」とか断言されると「そっかーそうなのかなー」とか思ってしまいますな。気が向いたらという事で心に留めておきます。