独白「文字式」

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2005年09月24日(土) 短歌日記(四国空想記(その2))

 旅のスタートは、20日深夜のムーンライトながら(夜行の各駅列車)である。サンドイッチとビールを買って、窓際の席でくつろぐ。満月が見えて綺麗。夜の電車は寂しいねえ、なんていいながら物思いにふける。
 30分ほど電車に乗っているうちに、ビールが効いてきて眠くなる。このまま眠りたい〜、なんて思っていたのだが、まだ駅員さんが切符を見に来てないので必死で耐える。ビールの投入が早すぎたか、と少し後悔。
 ようやっと駅員さんに切符も見せたので、安心して眠りにつく。各駅夜行列車の一人旅は、隣に誰が座るかも大事なファクターなのだが、少なくともへんてこな人ではないので一安心。(ちなみに、後ろの席に座ってた人は、怖そうなおっさんであった。眠っているときに後ろからガツンと蹴られたら嫌だな、と余計な心配をする。)
 さあ、眠ろう、と思っていたのだが、周りが騒がしくて眠れない。若い学生集団(大学生かな?)がはしゃいで大声で話をしていたのである。うるせーなー、消えてしまえ、と思いつつ、つい話し声を聞いてしまう。夜中は恋愛相談が良く似合う。
 とはいえ、元来どこでも眠れるので、しっかり眠る。ふと目が覚めるとそこは夜中の浜松で、停車時間を利用して伸びとかしている人を眺めつつ。夜行列車も悪くないなあ。

短歌
・海岸で無くなる恋を餌にして栄養過多の各駅停車


2005年09月13日(火) 短歌日記(四国空想記(その1))

 すっかりごぶさたにしております。まだまだお暑いことですねえ。暑いうちに、忘れないうちに、夏休みの思い出を日記にしたためておく。
 今年は8月22、23日におやすみを頂戴して4連休にした。その4連休でなにをしてたかというと、各駅停車で大阪・四国を旅行していたのである。
 青春18切符で、一人旅。まだまだ若いもんにはまけておられん。
 てなことはさておき、なんで四国か、というと、「海辺のカフカ」の影響が大きい。その小説では、主人公は高松に旅立ち、うどんを食べたり、図書館に行ったりしている(まるでストーリーをきっちり伝えない説明にびっくり)。で、その本にはまって、四国行ったことないな、行ってみたいな、瀬戸大橋を渡りたいな、旅行したいな、となったのである。
 旅行ムードになるやいなや、時刻表を買って研究である。もうハナから飛行機を使わずに、ムーンライトながらにのる気満々。当初は完全に予定のない一人旅にしようと思っていたのだが、関西・四国の友人知人から暖かいお声掛けもあり、最終的には、いろいろな仲間に会えるわくわくツアーとなったのであった。

短歌
・夏休み寂しい眼鏡土に埋め茎につかまり四国に行こう
 


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