独白「文字式」

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2004年04月15日(木) 旅立ちと別れ(すき焼き企画会議編その1)

 すっかり春めいてきて、日々ぬくぬくとしつつ、時々とんでもない寒い日が来たりして風邪をひいたりする今日この頃である。(2週間くらい咳き込んでいたりした。)普段はあまり季節感のない私なのだが、今年はしっかりと桜を楽しんだ。職場のみなさんとお花見をしたり、自転車でいつも通り過ぎている公園の桜をベンチでぼーっつと眺めたり。そんないろいろな桜のなかでも、3月28日の桜は、想い出深くコクたっぷりの桜になったのである。

 3月28日、私はすき焼きを食べるべく東海道本線に乗っていた。青春18切符でも十分損益の取れる長旅である。で、なんですき焼きで東海道本線なのかというと、弊ホームページ内の掲示板にて、すきやき食いたい!なんて叫んでいたら、戸塚の名店を汐見さんにご紹介いただいたからである。もちろん、一人で鍋をするわけではなく、いつもの食品仲間にも声がけして、結果、汐見さん・春野さん・私の3人ですき焼きをすることになったのだ。

 いつものオフ会は、自分のホームに皆様をお招きするってな感じで、多少気張ったりもするのだが、今回はいわばアウェイへの参加であり、気楽でいいや、なんて思いつつ、電車に乗り込む。天気も良くてぬくぬくの一日。黒いコートを着ているのもばかばかしくなったので、網棚に乗っけて、「商売道具」(詳細は後述)を眺めて過ごす。すっかり熱中していたため、あっという間に戸塚に到着。慌ててかばんに「商売道具」をしまって電車を降りる。黒いコートを電車に残して・・・・。

 忘れちゃったよ、コート。

 しょっぱなから、しょんぼりした展開だなあ、と思いつつ、駅員さんにコートを忘れた旨の話をする。乗っていた電車の終電である小田原でコートを探す、といったことが確認できたため、小田原へ旅立った黒いコートのことは忘れて、すでに待ち合わせ場所にいらっしゃったお二人のもとへ向かったのである。それにしても、貴重品とか入れてなくてよかったなあ。
(つづく)


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