独白「文字式」

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2002年04月30日(火) 熱衝突(リーディング話5)

さあ、いよいよ「千葉県民の会」ステージの幕開けである。
マイク係ということもあって、舞台まん前
かぶりつきで見ていたのだが、

これがまた、ものすごく良いのである。

それぞれ個性豊かな老若男女ぞろい。
そんな皆さんの朗読を聞くということは、
詩を耳から聞く、というより
その人の持つ熱をぶつけられる、
という感覚を持った。

自分にあった朗読に出会ったときは、
その熱が身体中をめぐるのである。
変な話かもしれないが、
良い、と思った朗読を聞いたときは、
思わず朗読者を抱きしめたくなるほどだ。

まさに熱に浮かされた状態
なにか、朗読や作品を通じて、
その人そのものを掴んだ気になっているのであろう。

朗読を聞く喜びは、
普通に詩を読む時の喜び、とは
また違う世界なんだ、と思った。
萩原朔太郎詩集を読んでも、きっと
彼を抱きしめたくはならないし。

で、いったい私はどうだったかと言うと、
また明日書きたいと思います。

最後に、ステージをみて印象が強かった情景を羅列する。
ホルマリン、声の変化、散らばる紙、オオカミ、カノンの終わり・・・・
いいもんだよ、朗読を見に行くの。


2002年04月29日(月) 作業性への緊張(リーディング話4)

「詩を朗読する千葉県民の会」について、
発見編 → 練習編 → 出会い編、と連ねてきたが、
今日は、朗読会場編である。

会場は「月」って名前の、料理屋兼ライブハウスで
座席が30席くらいの広さのところであった。
この会場に最初に入った時、ずうずうしくも
「狭いな」と思ってしまった。
(こんな時に、われながら目立ちたがりだなあ、
と実感してしまう。まあ、実は、結婚式の司会等で
マイク慣れはしているのよ)

会場入りして所在無くうろうろしていると
マイク調整係を依頼される。
この仕事は朗読者の背の高さ、立ち位置に応じて
もっとも適切に音をひろえるように
マイクの高さを調整するものである。

正直、この仕事をしているときが一番緊張した。
大体の方は、マイクの前に立つと、
自分の口をマイクに合わせて、即
読み出そうとされるのである。
そうなると、調整係としては、
朗読者の、「さあ読むぞ」オーラを邪魔することなく
迅速にマイクの高さを調節するのが必須なのである。
結構、初心者にはしんどい作業ではないだろうか・・・。

まあ、当日読まれた方が、
「あのマイクのまん前にいた奴、うっとうしいわあ」
なんて思ってないことを願いたい。

さて、この会場でも運命的な出会いがあった。
その名も関田氏(←当日の朗読の司会者)
彼はポエフリや浮遊讃歌等で
かなり精力的に活動をされている方だが、
彼(当然初対面)と雑談をしているうちに
実はまったく同じ生年月日であるということが
わかったのである。
(これをきっかけに、関田氏とは
仲良くしよう、とたくらみ中)

で、いよいよ本番スタート!なのだが、
あまりに長くなりそうなのでこの辺で。

また、明日かきます。


2002年04月28日(日) 見知らぬ二人(リーディング話3)

(前日の日記を受けて)

で、いよいよリーディング当日である。

当日は会場にちょいと早めに着いたので
隣のマックで食事をすることとした。

私の前にはにいちゃんがレジに並んでいて、
独特な雰囲気をかもし出しつつ、
バリューセットとおぼしき物に加えて、
テリヤキバーガー(青い包みだったので勝手に私が判断)
を注文していた。

その独特な雰囲気は、なんだか表現系だったので
「お、彼はきっと朗読者だな」
そう思った私は、おもむろに彼の前に座って、
微妙に様子をうかがっていた。
(よく考えたら、非常にセキュリティの甘い行為だな)

顔を見てみると、どこかのHPで見た顔。
そこで、気づいたのである。
「あのにいちゃんは、広瀬犬山猫氏」だ、と。

実は広瀬氏は詩の朗読等で、かなりの有名人、実力者なのだが、
個人的には、WEB上で、彼と1度詩の対決をしたことがあって
広瀬氏のことを存じ上げてたのである。

なお、その対決は夜鷹氏(←彼も朗読者、先日の練習にて知り合う)
のHP「詩の遊び場 人類救済の会」にて行われ、
結果は私の惨敗・・・。まあ、いいや。

ともかく、
WEB上で関係をした人間とおぼしき人が、
私の後ろでハンバーガーを二つむさぼり食っている緊張感。
これだけで今日はいい日になりそうだ、と思ったのであった。

明日こそ、リーディングの中身の話にはいります。

では。


追伸

せっかくなので・・・・
広瀬氏、夜鷹氏(あいうえお順)についての補足
彼らは、なかなか切ない匂いの詩を書き、それを上手にパフォームする。
是非1度、ご覧いただきたい。(文字でも朗読でも)
抱きしめたくなることうけあい。


2002年04月27日(土) 小平でほぐれた日(リーディング話2)

リンクリンクでたどり着いた
リーディングなのだが、
やるからには一発気合をいれるべや、ってな感じで
練習会にも参加したのである。

練習会もネットを通じての連絡だったので、
参加者の氏名、年齢、素性などを知らないまま
当日の待ち合わせ場所、新小平駅に向かった。

そんな状況であったので、
練習会、といっても顔合わせくらいかなあ
と思ったのだが、
柔軟体操 → 発声練習 → 実際の朗読 → アドバイス
と、かなりしっかりしたものであった。

柔軟体操、発声練習までは、がちがちに緊張していた。
なんといっても初顔合わせ、自己紹介もあんまりしてない状況である。
「身体より心の柔軟が必要だろ」なんて、
心の中で静かに呟いていたりしていたものだが、
身体をほぐし、声を出していくことで、
なんだか心もほぐれ、交流がうまれたような気がしたのである。

声の力は偉大なもんだなあ。

なお、この練習では、本番とは異なった
パフォーマンスを見れたので、
あやうく、新小平で待ちぼうけになりそうだったのをさっぴいても
お得な1日あった。


2002年04月26日(金) 一匙のリアリティ

さて、先日、
ポエトリーリーディングということをやってみた。

Webを通じて
「詩を朗読する千葉県民の会(仮称)」というのが
発足され、そこに参加したのである。

で、なんでその会に参加したのだろう、
と思い返してみると、

私が「ぺんてか」というヒグチさんちのHPに詩を投稿し、
「ぺんてか」を見たなおさんが、うちのHPに書きこみをし、
で、なおさんちのHP「MC」にお礼参りに行ったら
「詩を朗読する千葉県民の会(仮称)」の掲示板リンクがあったため
その存在を知り、興味を持ったからである。

んで、思うに
ネットのリンクをたどっていく、という流れの良さに、
「千葉」というローカルさ、リアリティが加わって、
俄然自分の中で参加意欲が生じたのであろう。

この、流れの良さとリアリティって
マンガに出てくる「出会い」に近いものを感じる。
しょぼい例だが、
たまたま、雨に濡れてる子猫を拾ったあの人が、
実は、同じクラスの転校生だった、
そして、燃えあがる2人・・・・。
なんつうのは、昭和50年にはよくあったプロットであろう。

でも、この「たまたま」「実は」ってネットの魅力だよな、と思う

で、ネットの「たまたま」ってえらい規模で広がって行くので
「実は」ってのが俄然キクのである。
(逆に、「実は」がない人は、ネットをやっても面白くないだろうと思うが)

話が長くなったのでこの辺で。

今回は「ポエトリーリーディング」から話が遠ざかったが、
次回以降の独白で、練習編、本番編、感想編、と
書いていきます。


2002年04月24日(水) 以後よろしく

今度、新しく日記(報告)のコンテンツを追加することにした。

その理由としては

・リーディング、などのイベントに参加した時に、その感想等は、
 ぜひ書きとめてみたくなった。

・自分の掲示板に「報告」と言うことで書きこんでも良かったのだが、
 そうなると、自分しか掲示板の書きこみが無く寂しい。

ってなところである。

更新ペースとしては、書くことがあるときは毎日、
ない時は週報、という形を取ろうと思う。

また、せっかく、こうした記述するスペースをつくったので、
日々の事実をだらだら記載する、というよりは、
読書感想とか、音楽鑑賞とか、その他意見とか、
なにかを呟いて行こうと思う。


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