HERE, NOT SOMEWHERE...Hiroyuki Morikawa

 

 

これからのこと - 2005年11月30日(水)

とても心地よい小春日和の中、公園を歩いていると、
小さいこどもとその両親が楽しそうに遊んだり、
芝生でくつろぎながら、サンドイッチを食べている、
そんなどこまでも平和でのどかな風景に、僕は出会います。

そしてふとした瞬間に、そんな暮らしに憧れるのです。
あと何年か先の僕自身の姿が様々に交差しながら。

自分と向き合う。
音楽活動なんて不安定きわまりないことを、
この先、どれだけ続けられるのかなぁ?なんて考えながら(笑)。

日が沈んできて、僕は家に戻ります。
そして、夕刊を開くと、広島の女児誘拐事件の容疑者逮捕の記事。
容疑者はペルー国籍の男性、顔写真はどこかしら物悲しい表情。
その表情を見て、僕はとてもつらくやりきれなくなる。
誤解を恐れずにいうと、
もっとオタクみたいで、いかにもな感じの犯人だったらよかったのに、、。
そして、もっとつらいことに、
ペルーには妻と二人のちいさな子供がいるとのこと。
容疑者は、日本に出稼ぎにやってきていたそうです。
ご遺族の方の深い悲しみ、容疑者の妻や子供たちの気持ち。
あー、もう本当にこころが痛いです。


公園で目にした、あの、どこまでも平和でのどかな風景と、
今回の誘拐事件のニュースの深い悲しみ。
そのどちらもが、僕たちの日常には存在しているということ。
僕の頭の中はごちゃごちゃに歪む。
どうしたらいいのか分からないくらいに強烈に。

そして、再度、自分と向き合う。こころを静めて。
僕にとって、なくてはならない、どうしても大切なこと、
それはきっと、音楽をつくり続ける、そして奏でるということ。
音楽の意味を改めて考えながら、そう思ったのでした。







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autumn leaves in my guitar - 2005年11月25日(金)

ここ最近、青空が本当にきれいなので、
ぼくは、その空の色に引き込まれていくかのように、
サイクリングがてら、小金井公園に出かけていきます。
(小金井公園は今、紅葉が見頃なのです)

透き通るくらいに美しい空の色。
日が落ちはじめると、すっかりと冷え込んでくるのですが、
そんな時、真っ赤になったほっぺに、
温かいミルクティーの入った容器をそっとあてる、あの感覚。

あまりに心地が良いので、
アコースティックギターまで抱えて来ててしまいました。
落ち葉を踏み締める音で、リズムをとる。
落ち葉が舞い降りるその風景には、
フィンガーピッキングの音がぴったりです。

沢山の枯葉がアコースティックギターのサウンドホールの中へ。
すてきなおみやげになりました。

”autumn leaves in my guitar” という曲をつくろうと思います。


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押し入れからマフラーを - 2005年11月10日(木)

11/6のsilver lining vol.2に向けての日々は、
自宅で映像の音を作り込むか、スタジオに練習に行くか、
しょうた宅で編集作業をするか、ということのくり返し。
ほとんど睡眠時間もない感じで、
外に出かける機会は全くありませんでした。

で、久しぶりに外に出ると、
もうすでにクリスマスツリーが並んでいたり、
紅葉がきれいになってきていたり、
マロンラテがティラミスラテになっていたり、
(マロンラテが好きでした)
かわいいマフラーをしている人にたくさん出会ったり、
いろんな変化が起きていました。

とりあえず、今日は大学帰りに駒沢公園の紅葉を見ながら、
お散歩でもしてみようと思います。
それから、家に帰ったら、押し入れからマフラーを出そうと思います。


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