HERE, NOT SOMEWHERE...Hiroyuki Morikawa

 

 

季節に救われました - 2005年09月26日(月)

月曜という日は、いつもだいたい憂鬱に始まります。

特に今週は、ツアーも含め、4本ものライヴがあるということで、
(もちろん、わくわくする気持ちも強いのですが)
ひとつひとつ良い演奏をできるかどうか、不安になることが多くて、
いつもに増して、憂鬱な月曜日。

それに加えて月曜は大学の授業が、18:00までつまっているので、
余計に、憂鬱度が増すみたいです。


ずしんと重たい頭を抱えて、夕方、授業を終えて、教室を出る。
外には、ぼくの好きな空気の感触、風の匂い。
大好きな季節は、もうすぐそこ。
「季節に救われました」

よしよし、まずは、明日のライヴからこころを込めて、演奏しよう。
帰り道に感じた空気の感触、風の匂い。
あの空気を心地よくそよぐ風のように、
音楽を奏でたいと思っています。


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めるまが - 2005年09月18日(日)

euphoriaメールマガジンの文章を書いていました。
主な内容は、9/6のvoiceを発展させたものです。

それにしても、ぼくは、どうして文章を考えるのに、
こんなにも時間がかかるのかな(笑)。

でも、たとえ少数でも読んで下さる方がいらっしゃるのであれば、
そんな時間のことなんて、まぁまぁ、どうでもいいや、と思います。
ここのvoiceについても同じで、
コツコツ更新していきたいと思っています。


euphoriaメールマガジン、登録ご希望の方は、
TOPページ右上の、"join the mailing list"から、
どうぞよろしくおねがいします〜。


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マロンラテ - 2005年09月15日(木)

家の近くのドトールに頻繁に行き過ぎて、
店員さんに顔を覚えられてしまった感じで、
微妙な気まずさを感じます(笑)。
まぁまぁ、仕方のないことですが。

家の近くのドトールの従業員さんは、ひとりひとりがしっかりさんで、
冴えないカフェで、時々見かけるちゃらちゃらした、若者従業員がいない。
そういう意味でも、とても落ち着く場所。
僕の好きなカフェラテもさっぱりでおいしい。

ただひとつ難点は、喫煙スペースがかなり広いこと。
僕は、いつも、そのスペースから一番遠く離れた場所に座る。
せめて、ひとときの休息の時くらいは、タバコの煙はあびたくない。

本を読むのもはかどるし、
小さなノートに書いている、日々の中で感じた細かいことを、
ひとつひとつ、つなぎ合わせて具体化するのにも最適な時間。
どんなに忙しくても、この時間だけは大切にしたいものです。


秋の新製品のマロンラテは、なかなか美味です。



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カザルスホールの響き - 2005年09月13日(火)

カザルスホールの音響は、とても素晴らしい。
作りが必要以上に豪華で、ド派手な残響の大きなホールと違い、
シンプルながらも的を得た上品な作り、あたたかな残響音。
あの程よく小規模なつくりも、ぼく好み。


上野信一さんの打楽器リサイタルでの曲で、
僕が大学でレッスンを受けている先生が、
エレクトロニクス分野(max/mspを用いたリアルタイム音響処理)を、
手がけているため、そのお手伝いとして、現場を覗かせていただきました。
場所は御茶ノ水のカザルスホール。

カザルスホールの音響が素晴らしいことは前々から聴いていたのですが、
今回のコンサートでは、生楽器に加えて、
スピーカーからのエレクトロニクスの音も全面的に扱われるため、
果たして、どのように響くのかなぁ、と思っていました。
それがそれが、本当に素晴らしく心地の良い響きなのでした。

見たこともないような様々な打楽器がステージにずらりと並び、
その両脇にスピーカー(音響処理された音が出る)が置かれているのですが、
客席から聴いていると、そのスピーカーの存在を全く忘れてしまう。
そう、スピーカーが鳴っているのではなくて、
ホール全体が鳴っているのです。
あー、なんて素晴らしい。
最上級の音響とはこういうことなんだなぁ、と。

僕の中での、良い響きの基準が大きく更新されました。
こういうものは、実際に体験してみて、初めて分かるものなのですね。


そして、こんな素敵なホールで、いつの日かギターを演奏してみたいなぁ、
なんて、夢のまた夢みたいなことを考えました。
その為には、今の何十倍、いや何百倍もギターを上手くならなくては(笑)。

夜、家に戻り、なにげなく無意識にギターを抱えていました。







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ほとんどなくて - 2005年09月08日(木)

どうしたことか、めずらしく寝坊なんてことをしてしまいました。
目が覚めたら、8:00になっていて(家から大学は遠いのです)、
悔しい気持ちの中、もう間に合わないと思い、
2限が空きなので、お昼まで、家で、のんびり。

で、3限に大学に行くと、今日の1限は休講だったとのこと。
もう、うれしくてうれしくて(笑)。


今日の1限の授業は、今まで休講になることが、ほとんどなくて、
僕が寝坊をすることも、ほとんどなくて、
その「ほとんどなくて」が、見事に重なって、はっぴーな気分。






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どこまでも澄んだ静けさを求めて - 2005年09月06日(火)

9/4渋谷nestでのライヴ、観に来て下さったみなさま、
どうもありがとうございました。

めずらしく、演奏前から良い精神状態でいられたので、そのままの流れで、しっかりとしたライヴができました。今回はぼくの中で、いつも以上にはっきりと、あるひとつのイメージをしっかりと思い描き、演奏をしました。

ライヴの曲間にも、ぎこちなく(笑)、お話しましたが、
「こころの奥にある、どこまでも澄んだ静けさを求めて」
というイメージ。

当然のことながら、このことを表現するために、
静かな曲を演奏するということでは、もちろん、ありません。

たとえ、騒がしい街中でも、ぎゅうぎゅうの満員電車でも、こころの奥にある澄んだ静けさを求めることができると思います。
そして、逆に、しーんと静まる図書館にいても、鳥の鳴き声だけがきれいに響く朝の静けさの中にいても、川のせせらぎと鈴虫の鳴き声だけの夜の道を歩いていても、etc、、、そういった場所にいるからといって、必ずしも、こころの奥にある澄んだ静けさに出会えるわけではありません。

自分のこころが騒がしいことを、なにかのせいにすることはできない。
そして、こころの奥の静けさを、だれかに与えてもらうこともできない。
(たとえ、なにかがきっかけでも、最終的には自分が決めている)

「こころの奥にある、どこまでも澄んだ静けさ」は、
ぼくたち人間が、人として、より良く生きていくために、
とても大切な存在なのだと思うのです。

ぼく自身、この大切な存在を意識できる時もあれば、できない時もあります。
きっと、できないでいる時の方が、圧倒的に多いように思います。
それでも、その大切なものを求めようとする、もがきながらも求めようとする、
その過程の中で、ぼくは、音楽を生み出していきたい。
そう思うのです。







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ノクターン - 2005年09月02日(金)

今日は、イギリスに留学する高校時代の友人の送別会で、
新宿の居酒屋さんへ行ってきました。
こういう雰囲気のいかにもな感じの居酒屋さんに行くことは、
僕はほとんどなくて、今日はとても貴重な機会でした。

高校時代の友人に会って久々にお話できたのはとてもうれしかったし、
これからイギリスへ留学する立派な姿の友人に会えて、良い刺激にもなり、
楽しいひとときでした。
なのですが、それとは別に、
回りの席にいた大勢の大学サークルっぽいお客さんたちが、
騒がしすぎて、やかましすぎて、品が悪すぎて、
僕は、めまいがしそうでした(笑)。
でもこれは、僕が、こういう場所に慣れていないからであって、
これがきっと世間の常識なのかもしれないなぁ、と。
悪いのは、きっと、ぼくが弱いせい。


まぁまぁ、そんな暗いこと書きたいのではなくてですね(笑)、
なにが書きたかったのかというと、
駅からの深夜の帰り道、鈴虫の鳴き声と、川の流れる音だけの、
どこまでも澄んだ静けさの中、
川沿いの道を自転車に乗りながら聴いた、
フォーレ/ノクターンのピアノ曲が、
とてもとても僕のこころに響いたということ。
やすらぎというのか救われる感じというのか、
うーーん、どうも言葉にすると安っぽくなってしまうのですが、
とにかく、僕にとっての大切ななにかを思い起こさせてくれたのです。

この感覚を大切に、音楽を奏でたいです。
9/4(日)、渋谷nestでのライヴ、ご都合よろしければ、
ぜひ、足を運んでいただけましたらうれしいです。








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