ねろえび日記
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2008年03月31日(月)  東京フレパII/HEY!HEY!HEY!

関口宏の東京フレンドパークII
嵐がゲストなので、見た。
このコたち、みんな可愛いなあ、見た目も言動も。
にののカッコヨサ(髪型はもっさもさで声はカン高いけど)、にのと松潤の負けん気の強さ、対するしょうちゃんとおーちゃんとあいばちゃんのまったりした可愛らしさ、がっつり堪能いたしました。

グランドスラム達成したくせにタワシの嵐。

こういうのを見ていると、エイトも出られたらいいなあと一瞬思うが、やっぱ、五月蝿すぎて自分らだけが楽しみすぎて、番組が崩壊しそうなので、あかんか。
冷静に考えて、今のエイトじゃTBSのゴールデンには無理だわね。



HEY!HEY!HEY! 生のお台場春一番スペシャル!!
フレパはリアルタイムで見て、こちらは録画して後で関ジャニ∞出演部分を早送りで探した。

まずは寒そう。
1番目に歌って、トークもとっとと済ませて、もう終わりかなと思っていたら、質問だのカラオケ十八番だの映り込みだのヘルプ(ダウンタウンとヨコヒナのダブルMC?)だの、存外出番が多かった。

すばるが可愛い!
ペケピン留めの髪型とか、ちっさくなってぶるぶる震えているところとか。手鞄(はい)に入れてお持ち帰りしたくなるような可愛らしさ。


2008年03月30日(日)  ドラクル GOD FEARING DRACUL

ドラクル GOD FEARING DRACUL
作・演出:長塚圭史
出演:市川海老蔵、宮沢りえ、永作博美、勝村政信、渡辺 哲、手塚とおる
   山崎 一、山本 亨、明星真由美、市川しんぺー、中山祐一朗
2007年9月12日 東京 Bunkamuraシアターコクーン
WOWOWで放送

18世紀末のフランス、人目を忍んで森の奥の屋敷に住む信心深い夫婦、病身のリリス(宮沢りえ)と、レイ(市川海老蔵)。レイは、甦ったジル・ド・レイ(青髭公だね)で、吸血鬼であることを封印して暮している。
ある日リリスの元に、彼女の前夫アダム(勝村政信)がよこした使者(中山祐一朗)が訪ねて来る。アダムの頼みを断ったリリスは強引に連れ去られる。それを知ったレイは、封印していた暗黒の力を解き放ちリリスを奪い返すために旅立つ。


以前録画しておいたものをやっとこさ観た。
視聴動機は、吸血鬼モノ*、長塚圭史、出演者にひかれて。きっと浪漫ちっくでお耽美なのよね、ね、ねっ、ねっ!

* 好き。「ポーの一族」とか小野不由美の「屍鬼」とか「フィーバードリーム」とかドラキュラ伯爵とかカーミラとか。


感想。
えーと、期待しすぎました。
面白くないことはなかったのだが、勿体ない舞台だったと思う。惜しい。テーマとか出演者とかが、おぉっ!と思わせるだけに。
一幕が、退屈だった。演技は皆悪くなかったので、脚本のせいだわな。別に「笑い」を封印していたからではないだろうけど、なんでこんなに面白くないのか、キーッ!となったよ。
あ、お医者さん(渡辺 哲)のリリスへの身勝手な片思いの部分は色んな意味で上手いなと思った。リリスの魅力やレイとリリスの絆を強調するとか、毒を盛って身体を弱らせる展開に持って行くとか、意味があったなと。
レイの“覚醒”以降、二幕はまあ楽しめた。

ジャンヌ・ダルクとジル・ド・レイの関係、リリスの子殺しの過去などのエピソードや、司教の、神の存在を鮮やかにするために悪魔を見世物にするという魂胆なんかは面白いのに、脚本としては浅い感じで、物足りなかった。
ラストも、恐ろしい悲劇が訪れて皆ぐじゃぐじゃになってしまうのかと思ってたら、あっさり可愛らしく救われてしまいました。なんじゃい。ここに至るまでの描き方が浅いから、あまりカタルシスが感じられないのねえ。

あと、海老蔵サマの芝居は初めて観たのだが(歌舞伎も観たことない)、舞台映えする美丈夫て感じ。宮沢りえちゃんと絵面的にお似合いの美男美女だった。
が、吸血鬼としてのモエがなかった。ふう、致命的ぢゃん。
そう、一幕の苦悩して弱々しい風情とか伝わりづらかったし、特にラストの檻の中のシーン、体育座りのポーズや「死ぬのが恐い」という台詞が、似合わなくて、興醒めである。最後の「(リリスを)許す」の一言は力が抜けてて悪くなかった。
封印を解いてからの颯爽とした姿はさすがでしたけど。マントを翻す格好がサマになってること。

自分としては、吸血鬼としての圧倒的な恐しさ非情さ強さとともに、きゅんきゅんする脆させつなさ弱さも見たかったのさ。それと、当然それらに伴うエロスも。


あと、印象的な人。
宮沢りえちゃんは、綺麗でした。演技もよかったしね。痩せ過ぎだけど、衰弱した人の役だったので、それも合っていたと。

山崎 一さんは、好きな役者さんですよ。芝居的には説明役ポジで、ストーリー的には吸血鬼を見届ける宿命の一族の男。膨大な台詞をこなして、演技は上手いし、ちょっとお茶目でステキでした。

山本 亨&明星真由美、吸血鬼仲間。山本さん、身のこなしが軽やかでカッコイイの。柵をひらりと飛び越えたり窓からひょいと飛び降りたり。明星さんもカッコイイというイメージがある女優さんだけど、今回はまず見た目が凄かったです、妖怪人間ベラかアダムスファミリー。でも内面はレイのことが忘れられないカワイイ女ですよ。二人とも一幕で死んじゃうんだよな〜。

中山祐一朗くんが出ているのに驚きました(だ、大丈夫?) う〜ん、この中ではちょっと浮いてたかなあ(市川しんぺーさんは馴染んでたのに) 滑舌がよくなくて声がひっくり返るのは、現代劇だとカワイイな〜と思えるけど、この芝居ではキツイ。見た目もクラシックな西洋風て、ちょっとねえ、無理がある(眼鏡をかけるわけにもいかんしな)
二幕で「生きてたんかい!」とつっこんだ(ちょっとうれしかった) 吸血鬼になった(ひえ〜!)けど、何かカッコ悪かったです(しゃーないやん) でも、リリスに感謝している健気な演技は可憐で好きだった。「お馬」て。レイに襲われた時、レイの背中に回した血まみれの手がセクシーでした(いいとこ探し)

勝村政信くんは、見た目が、領主様のクラシックな洋装が意外と似合ってて素敵なの。キャラクターは意気地なしで情けないヒドイ男なんだけどね。でも、母性本能をくすぐられる表情を見てると、許せる気がしてしまう(こらこら)


音楽は、生の弦楽四重奏が入ってて、豪華。
照明が綺麗。ステンドグラスとか、床の模様とか、荒涼とした大地とかの表現が見事だった。


2008年03月28日(金)  恐れを知らぬ川上音二郎一座

作・演出:三谷幸喜
出演:ユースケ・サンタマリア、常盤貴子、戸田恵子、堺 雅人、堺 正章、
   浅野和之、今井朋彦、堀内敬子、阿南健治、小林 隆、新納慎也、
   小原雅人、瀬戸カトリーヌ
2007年12月13日、東京 シアタークリエ
WOWOWにて放送
 

えーと、まあ面白かったです。

ほとんど実話の話なんですよね、音二郎&貞奴らの一座がアメリカに行って、ボストンで見た「ベニスの商人」を日本版に翻案して一晩で作り上げて上演してしまうというドタバタ。


音二郎役のユースケ・サンタマリアは嫌いではないけれど、貞奴役の常盤貴子とともに、演技は上手いとは言い難い。二人、主役なのに。
でも、脇をこれでもかこれでもかというくらい上手い人たちで固めてたから、ま、いいんじゃないかと。

それと、最後のインタビューで、三谷幸喜が、商業演劇とは?という話で、この芝居は、お客さんはユースケ・サンタマリアや常盤貴子を見に来ている、「コンフィダント」は生瀬ではなく生瀬が演じているゴッホを見に来ていた、という説明をしていて、半分納得半分そおかあ〜?と懐疑的になったのだが、う〜ん、それなら、主役二人のあの演技でもまあ許せるかなと思ってしまった。

あと、キャラクターの問題として、音二郎が皆がついてくるほど魅力的な人物には見えなかったし、貞奴はイイコちゃんすぎてちょっと気持ち悪かった。


芝居の構成としても、3時間余りは長過ぎるし、冒頭の安っぽい寸劇(堺正章の講釈つき)は、音二郎の背景説明なんだろうけど、飽きてしまった。前半はどうもだらだらしてて、はよ劇中劇に行けと思わせてしまうのね。


与之助役の堺正章は芸達者なのは充分認めるけど、ちょっとやり過ぎというか浮いてる気もした。でも、この人がいなかったら回らなかっただろうなと思わせる。


とまあ、文句たらたらですが、楽しめたのは楽しめましたよ。観終わって、残るものは何もなかったけど、きっとそういう種類のお芝居だと思うし。


女形の蔵人役の浅野和之さん、最高! もともと好きな役者さんなのだけど、カッコイイだけじゃなくて、こんなミョーな役も上手いんだ。

一座のマネージャー(?)助川役の戸田恵子はやはり安定してて上手いし、座付作家の伊達役の堺雅人は、喜怒哀楽困を笑顔だけで表現してて、可愛らしかったのだ。

堀内敬子の津軽弁の巧みさや見た目の可愛らしさ(この人いくつだ?)を楽しみ、瀬戸カトリーヌ嬢や消臭プラグの上様(今井朋彦)も面白かったし、阿南健治の身の軽さに感心しました。


2008年03月27日(木)  ジャニ勉/とくばん

この日記にはKinKi関係のことはほとんど書かなくなったけど、レギュラー番組は毎週録画してます、見てます。たまに見ないまま放置している回もあるし「兄弟」は見たら削除しようと思う回もあるけど、まあ、楽しんでます。

自分は、やはり「正直しんどい」が好きだ。単純に剛さんがずっと出てるし、見ていて負担にならないまったり感や軽さがいい。初回からの録画は全部保存している。つまらない回もあるけれど、嫌な感じの回は今までなかった(レギュラー放送では)
最近では「つよ散歩」がかなり楽しめました。剛さんは、髪型にちょっと気を使うとまだまだ可愛らしく化けるなあと。


雑誌は買わなくなった。写真にも記事にもほとんど興味がなくなってしまったのと、金を使って場所を使うのが嫌だから。溜まってる今までの雑誌や切り抜きファイルも何とか処分したいと思っているのだけど、どこからどう手をつけていいのやら恐くて手出しできない有り様。


KinKi Kidsだけが特別な存在ではなくなったということかな。関ジャニ∞が出てきたから、というわけではなく、どれもが、沢山ある自分の好きなヒトモノコトの中の一つになったということだと思う。
色んなモノが好きだった昔に帰ったというか、それが自然なのだわなあ。


先日、「上海バンスキング」を観て、四半世紀経っても、いいものはいい、好きなものは好き、根本的な好みは変わらないのね、などと改めて思ったことよ、はい。四半世紀って、ちょっと凄いよな。
でも、二十歳頃大好きだった鴈治郎(二代目)の舞台を、もしも今また観られたら、当り前のようにやっぱりいいなあと思うに違いない。
そんなに簡単に変わったりはしないだろ、筋金入りのミーハー魂は、と思う。


あと、これが自分のKinKi離れの理由の一つというわけでは全くないのだけど、ちょっと気になっていたこと。KinKi Kidsファンの中のヒエラルキーと申しましょうか、ファンの種類と優劣順位みたいなモノがキモチワルイなあと思うようになった。

二人が本格的にソロの仕事をするようになってきてから顕著になったと思うけど、つまり、

アンチ<オンリー<KinKi Kidsファン<KinKi Kidsと両ソロファン
ダ メ →  →  →  →  →  →  → エ ラ イ

みたいな図式。

まあ、これは自分がネット上をうろうろしてて勝手に何となく感じたことであって、根拠はないのですが。
アンチは論外として、どちらかだけのファンや二人一緒の活動が何より好きなファンよりも、KinKi Kidsもどちらのソロも全て応援しますわよというファンが一番エライみたいな風潮をちょっと感じたことがあり、それは違うやろと思ったという次第。

自分は初めから終わり(終わりじゃねーよ)まで「剛よりのKinKi Kidsファン」であり「剛ファン」ですが、何か。

ま、今さらもーどーでもえーことだな。




ジャニ勉
リクエスト特集。
えー、久しぶりに観ました。
ハイヒール、リンゴさんとモモコさん、全員にちゃんとコメントをくれて、いい人だ。
最後に歌披露。

ワッハッハー
またチビつきか……と思ったら、このコたちは関ジュかな。どことなくもっさりしてて遠慮がちな気がする。すばるパートのフェイク、この赤チビはまあMステのコよりはわきまえとった。というか、カメラの抜き方によるのかも。
「いいのに〜」の前髪パラパラの横山さんに、きゅ〜ん。

誰よりキミが好きだから
ひゃ〜、みんなカッコイイッ!
ムード歌謡仕様の黒系統のスーツっぽい衣装に暗めの青い照明。踊るのはバックのベテラン(確かこんなユニット名)だけかあ、ま、いいけど。
映像つきだと映える曲だなあ、いいよ、いいよ〜。

すばるの帽子とひらひらフリルのジャケット姿がもうすごく素敵で、ちょっと剛さんっぽい雰囲気。ムード歌謡なのにボトムは何故か短パンにブーツ。それもまたよし。

来週の「BJ」が増々楽しみなり。



とくばん
クリス某とかいうそっちの宮本亜門(そっちの宮本亜門て言い方は矛盾してる)は気持ち悪かったけど(横山さんがドンびきしてるのが可笑しかった)、UFOを踊らされるエイトはまあ面白かったことにしておきます。
歌は、Jr.がいないのはよかった。そして、今までで一番テンションが高い。亮ちゃん、どしたの?


2008年03月26日(水)  音楽戦士/パプリカ

音楽戦士
関ジャニ∞「ワッハッハー」
また、Jr.つきか……。
彼らにしたらここがチャンスなのかもしれないが、悪目立ちしすぎ。まあ、事務所の指示で出てるんでしょうが、反応はいいことも悪いことも出演者自身に戻って来ますもんね。
エイトファンの自分から見たら、ジャマとしか言い様がない。しかも微妙にデカイから(←身体や態度が)、メインの人たちにかぶることかぶること。身長が半分で、出番が半分なら、許せたかも。ただでさえ人数が多くて画面がごちゃごちゃになってしまうグループなのに。楽しそうな雰囲気は7人で充分伝わってきます。ふんとにもー。




パプリカ
原作:筒井康隆
監督:今 敏
音楽:平沢 進
アニメーション制作:マッドハウス
2006年

映画館で予告編を見て、面白そうと思っていたアニメ。ヒロイン(二役)の声が林原めぐみだし。
昨年WOWOWで放送された録画をやっと見た。

テーマは、夢。
夢の中に入りこめる装置「DCミニ」が盗まれ悪用されるという事件が起こる。DCミニを開発した研究所の研究員千葉敦子と彼女の別人格の少女パプリカが事件を解決すべく奮闘する。

冒頭、パプリカと粉川が同じ動作のままシチュエーションがどんどん変わって行く展開や、帰っていくパプリカが千葉敦子に変化していくオープニングロールは、とてもよく出来ていてわくわくした。
が、その後はよくある近未来風味で、不思議でごちゃごちゃしてるけど、話は単純といえば単純。ラストは、なんじゃそらと言いたくなるほど拍子抜けなハッピーエンド。

まあまあ楽しんだことは楽しんだけどね。
感想は「なんか普通」、結局は「何でもありだよね、夢の話だし〜」で片付けてしまいそうになる。

映像がキレイで、キャラクターデザインがカッコよくて(特に千葉敦子)、音楽がいい感じでした。行進の時の曲やエンディング曲、よかったなー。


2008年03月25日(火)  オンシアター自由劇場 上海バンスキング(1982)

今週は仕事が休みなのですわ〜、毎日DVDサクサク視聴中。

本日は、今月初めNHK-BSで放送されるのを偶然見つけて、懐かしさの余り録画しておいたモノ。

昭和演劇大全集 オンシアター自由劇場「上海バンスキング」
作:斎藤憐
演出:串田和美
出演:吉田日出子、藤川延也、笹野高史、余貴美子、小日向文世、大森博、
   大谷亮介 
東京 銀座博品館劇場にて1982年上演

昔、京都で上演された時に観て、とても面白くて大好きだったのを憶えている。吉田日出子がステキだったのだ。本(戯曲)も読んだ気がする。
上演リストで確かめてみると、私が観たのは、おそらく1981年の三演(再々演)全国ツアーの京都公演。


で、四半世紀ぶりに映像で観て。
劇場中継の間に自前の教育的解説を無理矢理ねじ込んでくる(ナレーションが舞台の台詞にかぶっとるやんけっ!)NHKの編集の仕方はたいそう気に入らなかったが、やはり面白い作品だった。とてもせつなくて苦い話なんだけどね〜、反戦のメッセージもさりげなく込められているし。エッセンスみたいなものは憶えていたけど、細かいストーリー展開は相当忘れていて、新鮮な気持ちで楽しめた。

吉田日出子は圧倒的にすんばらしかった。まどかの造形も中の人の演技も。とろ〜とした喋り方は不思議ちゃん系なのだが、意外とキリリと凛々しいキャラクターでもあって、王道のヒロインが見事に成立している。歌も上手いしね〜。

二幕が特に見応えあり。
まどか(吉田日出子)と軍人さんの別れのシーンのロマンチックでせつないこと。バクマツ(笹野高史)に赤紙が来たシーンが胸に迫る。背中で演じる笹野さんの凄さ。

えーと、おまけ、小日向さん、若い。


2008年03月24日(月)  橋を渡ったら泣け

生瀬プチ祭り続き。
手持ちの生瀬DVD、どんどん行きますよ〜、今日のは演出だけだけど。

出演:大倉孝二、奥菜恵、八嶋智人、小松和重、鈴木浩介、岩佐真悠子、
   六角精児、戸田恵子
作:土田英生
演出:生瀬勝久
WOWOWにて録画

あらすじ:近い未来、日本は未曾有の大災害に襲われ、生き残った4人の男と3人の女が信州・乗鞍岳の近くで共同生活を送っていた。そこに、ひとりの男がパンダの観光船で流れ着いて……。


出演者が豪華で達者なメンツなこと!
オキナとイワマユは、別の意味でゴージャス。


で、感想はというと、正直大して面白くなかった。
物凄くつまらないわけでも度し難く酷いわけでもないんだけど、もう1回観たいとかDVD-RAMに残しておこうと思えるほどでは全然ないという。

大倉くん、八嶋サン、六角さん、小松さんはいい演技をしてたし、戸田恵子姉さんのしっかり感は十二分に出てた。特に、八嶋サンの、難しいことはわからない考えない人って、興味深いキャラクターだと思ったし、上手かった。大倉くんも引きつけられるものがありますねえ、端的にいうと、カッコイイ。
でも、ごめん、話は、意味ありげで確かに意味はあったけど、芝居として面白いかというと、ありきたりな話の気がして、わざわざ観なくてもいいかもね〜という作品だった。
役者(の演技)を楽しむってことかな〜。


生瀬くんの演出は、どんなもんなのかはよくわかりませんでしたが、ま、どうでもいいや。脚本がイマイチで、役者が魅力的な作品において、演出の力はどーゆーふーに働いているものなんだか、自分にはわからん。


2008年03月23日(日)  エイトテレビ/辻村寿三郎展、志村ふくみ展

本日は、プチ生瀬祭りはお休み。
リモコンを捨てて街に出よ。
というわけで、軽く展覧会を見てきた。
その前に関ジャニ∞出演番組の覚え書。


おじょママ! P
横山、渋谷、丸山スタジオゲスト、村上VTRコメント。
この番組は結構好きで、割とよく見てます。
関ジャニ∞すぺさる仕様だったな。


マルコポロリ
ポロリバスに横山、安田。
何か朝のトークとかぶってる。



ザ少年倶楽部プレミアム リクエスト大特集
ゲスト:村上信五
ゲストというよりも、サブホストですね。

全編ちゃんと見たけど、面白かった。
リアルタイムで知らないことでも充分楽しめる、ホントに自分はジャニーズ的なモノが好きなのだなあと思いましたことよ。ふう。

「ワッハッハー」は、Mステよりこの前のNHKより、よかったと思う。見ていて自然に頬が緩むのよねえ。やれやれ、おもーつぼだな。
最後、すばるのちょけが完結するまで待っていただいてありがとうございます、という気分。



京都の高島屋にて展覧会2つ(たかははしごたか、でない)

辻村寿三郎展(つじは点二つ、でない)
細部の美しさ、全体のフォルムの麗しさ。
意外とおっさんな「松尾芭蕉」がキュートで、気に入りました。
ご本人がいらしてました。おばさま方に大人気。


志村ふくみ展
いつもの染織品に、新しい試みのパッチワークの額絵がご愛嬌。
毛筆の筆跡が、ヘンにデフォルメしてなくて(←ココ重要)崩し過ぎてもいなくて、品があっておっとりと可愛く、こんな字が書きたいなあと思う。


2008年03月22日(土)  ロマンス

ふふふ、プチ生瀬勝久祭りですよ。
WOWOWで先月録画しておいた「ロマンス」を観た。
チェーホフ、もっと言っちゃうと、井上ひさしも興味はないのだが、魅力的なキャストと意外に面白いという評判に乗せられて録画しておいたモノを、そうそう生瀬くんが出ていたと思い出し、鑑賞とあいなった。


ところで、たいていの役者さんは、さん付け(例:粟根さん)か呼び捨て(例:フキコシ、古田新太)表記で、くん付けは滅多にしないが、生瀬くんのことを何故「生瀬くん」と呼ぶのか、自分には何となくそれがしっくりくるからとしかいいようがない。そ、大学(学部も同じ)の3年後輩だというのは、関係ないですわね。
ビジュアル(だってカッコイイやん←私は本気です) 並びに演技や笑いのセンスが好きだが、例によって声も好み。


で、「ロマンス」だ。
チェーホフの役は、少年時代から、青年、壮年、晩年の頃までを、井上芳雄、生瀬勝久、段田安則、木場勝己の4人の役者が演じ繋ぐという面白い趣向。主となる役以外の時は、その他の役を演じて一人何役も兼ねる。
え? 47歳の人が青年時代担当というオドロキ。実際見た目もバリバリ中年のおっさん全開だったわけだが、造形が初々しく可愛らしかったので、よしとする。
ちなみにチェーホフ自身は44歳で亡くなりました。
献身的な妹のマリアは松たか子が一人で、大竹しのぶがチエーホフの妻で女優のオリガ役を演じる。


感想は、ん〜〜〜。
期待しすぎたかも。
面白い部分もあったのだが、なんだか退屈な部分もあった。
松たか子と大竹しのぶは、時に暑苦しい芝居だったな(ある意味いつも通りか)
音楽劇と銘打っているのだが、スリリングな独唱のおっさんもいました。

でも、4人が描くチェーホフ先生は、全編を通してとてもチャーミングな人で、そこはいいなと思いましたよ。

特に「IZO」でいいなあと思った木場勝己さんがやはりよかったです。


生瀬くんは、冒頭の黒装束の強盗と青年時代の新米町医者のチェーホフがステキでした。ビジュアル的にも。
死んだ役人の同僚役も面白役だけど達者な感じが出ていてよかったのだが、後のレストランの支配人とかトルストイなど、ほとんど笑かし要員でした。ま、本人も自覚してたけどさ(@インタビュー)


2008年03月21日(金)  コンフィダント・絆

昨年録画していたモノをやっと観た。
舞台は、ちょっと気になったけど、結局スルーしたのだな。三谷幸喜で、ゴッホ・ゴーギャン・スーラ他1名、赤毛物、絵描き物って、なんとなくソレってどーなの? と思ったから。
ま、生で観てもよかった気もするし、別に映像ででもよかったかもしれない(どっちやねん)

ん〜、なかなか面白いお話でしたよ。
ちょっとくどい、しつこい気もしましたけどね、時間的にも。

ゴッホ役の生瀬くんが、やっかいな男なんだけど、物凄く可愛くて色気があって、ギャー! でした。そもそも自分、才能のあるダメ男に弱いからな(ただのダメ男は問題外)

映像作品としては、この「絵」ってどうやって撮影したのと不思議に思うアングルがいっぱい。

最後の三谷幸喜のインタビューで謎が解けました。
客入れせずに収録したそうな。
撮影風景が映ったけど、確かに客席にレール敷くわ、クレーン設置するわ、でやりたい放題。客を入れててはできんことだな。
そりゃまた斬新な、とビックリしたけど、映画も舞台も作っている人ならではの目指すモノは理解できる。一つの方法だと思う。映像として完成度が高いので、自分は結構好き。
ただ、役者さんのテンションはどうなんでしょね。お客さんがいるといないでは違うと思うのだが……。でも、芝居を観ていて、映像としては通常の収録映像との違いは気がついたけど、役者さんの演技の差異はよくわかりませんでした。そりゃ、プロだものな。


キャスト
スーラ 中井貴一
ゴーギャン 寺脇康文
ゴッホ 生瀬勝久
シェフネッケル 相沢一之
ルイーズ 堀内敬子

作・演出 三谷幸喜


2008年03月17日(月)  NODA・MAP番外公演 Right Eye.(1998)

WOWOWの録画を、結局、観た。
右目を失明した野田秀樹の話と、「地雷を踏んだらサヨウナラ」の戦場カメラマン一ノ瀬泰造の話が絡み合う二重構造になったストーリー。
少ない登場人物(野田秀樹・牧瀬里穂・吹越満)、しかも動けて喋れる、シンプルなセット、早いテンポ、という私好みの芝居だった。野田秀樹と吹越満の二人の演技のコンビネーションの良さにうれしい驚きを感じました。


右目は、right eyeを意訳して「正義の(を見る)目」、左目left eyeはあえて「残された目」と言いたい、という言葉遊びのような野田秀樹の言葉に、単純にほえ〜、上手いこというなあと感心。


見ている間は興味深くてそれなりに面白いと思ったし、娯楽(笑えるシーン)もそこここにちりばめてあったので、楽しんだのだが、見終わると、何かよくわからなかった。わかったフリをするのもシャクなので、正直に言いますが、楽しんだけど、何を受け取ったらいいのか自分にはよくわからないままである。

ま、いいや。


一ノ瀬役のフキコシはカッコよかったですよ。
でも、怪しい中国人眼科医のほうが好きだった。
衣装が、三人三様で個性的なデザイン、なおかつ身体の線がハッキリ見える。野田秀樹も結構華奢なイメージがあったのだが、フキコシのほうが、脚が細くて、肩幅も狭くて、背が高いという、ちょっと意外な発見でした。華奢だ。ちょっと猫背なのもイイ。10年前のフキコシだけど、今もあまり変わってない気がするよ。


2008年03月16日(日)  たそがれ清兵衛

KinKiやエイトのレギュラー番組をあまり見ていません。
「しんどい」だけは次の放送までに録画を見てRAMに移す作業は何とかこなしてるけど、「兄弟」は数週間、「ジャニ勉」や「むちゃブリ」に至っては数ヵ月分溜めております。ふー。なんとなく見るのが面倒くさい。


そんな中、今日は数時間、時間が出来たので、溜まりまくった何かを見ようと思い立ち、何故かフキコシという選択(昨夜のリベンジか)
先日WOWOWで録画したNODA・MAPの1998年の作品「Right Eye.」にしようかなと思ったが、野田秀樹と吹越満の舞台って何かヘヴィかもと恐れをなして、軽く映画にしておこうと、手に取ったのが「たそがれ清兵衛」
いつぞやの金曜ロードショーを録画したままのヤツ。

う〜ん。
なんせ視聴動機が吹越満が出ていることだけ(で作品自体には全く興味はない)だから、所詮無理なんである。山田洋次という時点でもうわかりきってはいたけどな>合 わ な い

真田広之も宮沢りえも嫌いではないし、レンさん(大杉)もミンさん(田中)も好きなのだが、ダメでした。
語尾に「がんす」とつく会津弁はちょっと可愛かったのだけど、「歌姫」や「IZO」で親しんだ土佐弁の可愛らしさには遠く及ばず。
きっと世間的には「いい映画」なんだろうけれど、自分には全く面白くなかった。だって、ワタクシの好きな三大時代劇映画って「真夜中の弥次さん喜多さん」「花よりもなほ」「SUMURAI FICTION」の3本なのよ。

以前同じくテレビ録画で見てつまらなかった「北の零年」(サダヲとフッキーだけを目当てに見た)よりもつまらなかった。「北の零年」もこれはこれでキモチワルイ映画だったのだが。

唯一楽しかったのは、火縄銃の爆音にびびったフキコシが真田広之にしがみつくシーン。
ま、そんな自分である。

この2時間を返してくれと言いたいが、悪いのは自分だ、と自己嫌悪。返り討ちだわな。
一応視聴の記録として、日記にしたためる次第。


2008年03月15日(土)  ワッハッハー/罪と、罪なき罪/ロス:タイム:ライフ

時間がないので簡単に。


音エモン
「ワッハッハー」PV、終わりが少し欠けたが、ほぼフルで流れた。
フツーに可愛くて面白かった。



家族で選ぶにっぽんの歌
エイト出演部分のみ見た。
Mステに比べてスッキリしすぎるくらいスッキリしてた。
一応ユルいフリがついてるのね。



ロス:タイム:ライフ 第7節「極道の妻編」
吹越満が出演するという理由だけで、見た。このドラマを見るのは初めて。
しゅ〜ヘ〜は時々見てたそうで、田中直樹のは面白かったと言っていたが、コレはビックリするほど面白くなかった、しょーもなかった。ふう。
フキコシは、案の定出番はほんの少しで小悪党の役。
でも、冒頭の和服姿(モノクロ映像で一瞬)がめっちゃカッコよかった。これって、後でわかるけど、極妻の脳内映像って設定なのよね、どんだけ旦那のことカッコイイと思ってんのよと、ちょっと彼女に好感を持ちました。

ニコレット田中(野間口徹)や三上艦長が出てたな。
それにしても、温水さん、すごい売れっ子。第二の小日向さんか(連ドラ主演クル?)



罪と、罪なき罪 千秋楽
2回目の観劇でも、やはり、イマイチまとまりのない芝居だな〜と思ったことよ。
お遊びの部分だけは進化してた。いいんだか悪いんだか。
粟根さんが、ちょっと面白かった。
コングさんの破壊力に唖然(ご両親が来てるのに)

終演後のサイン会は、予想通り当番は粟根さんが入った。
が、今日は夜に自治会の寄り合いがあるため、時間的に余裕がなく速攻帰るつもりだったのだ。
だったのだが、客席からロビーに出たら、そこは自然とサインの最後尾で、まだ20人くらいしか並んでいなかったのだ。そして、先日購入したパンフレットもちゃっかり持参していたのだ(念のため)
つるつると列は進んで、へへへ、サインしてもらっちゃいました。握手もしてもらっちゃいました。もう一人の当番が花組芝居の八代さんなのもうれしかったよん(ちょっとステキ) 粟根さんには余裕なかったけど、八代さんにはお礼を言う時お顔を見てニッコリ笑えました。


2008年03月14日(金)  MUSIC STATION/塗られた本

あああ……レコメン、途中で寝てしまった、エイトがゲストだったのに。
翼のコーナーで(つばさ、すまん)撃沈、気がついたらナイナイ。



ミヤネ屋
たまたま遭遇、ヨコ&ヤスVTR出演。
「なるトモ!」の時の衣装。
「ワッハッハー」のソロパートが「いいのに」の4文字の横山さん、レンジャーの台本を執筆するも全部ひらがなな横山さん、物を噛む時くっちゃくっちゃな横山さん。横山情報コーナーに終わった。



MUSIC STATION
亮ちゃんとすばるが手ぇ繋いで登場。
と、ここで来客、うげ(録画はしてるけど)
とっとと用事を済ませてと。
で、歌。
ん〜、番協わらわらかあ。
Jr.が同じ衣装で一人ずつにくっついてる。う〜ん、すばるなんて埋もれてしまうわ〜、ふえ〜ん。
まあまあ可愛くて賑やかでよかったんじゃないの。
すばるの声も調子よかったと思うよ。



Mステの直後なので憶えてた。
「244ENDLI-x produce BOOTLEG RADIO」今週も聴いた。
感想はノーコメントってことで。



塗られた本
松本清張原作の単発2時間サスペンスドラマ。
吹越満が出ているので録画しておいたのをやっとこさ見た。

う〜ん、フキコシを見られたという以外には私には何のイミもないドラマだった。ふう。
ストーリーもなんだかな〜だったし、主演の沢口靖子はメリハリがないというかメリメリな演技。特に何故かよりによってフキコシとのシーンの時が特にわざとらしい芝居で衣装も呆れるくらいもっさかった。和服姿で黙っている時は見られるのにな。

フキコシは、殺されないし殺さないし、最初から最後までいたし、それだけでばんざ〜い、である。
タイトな柄シャツをとっかえひっかえ着用だったのも、ツボでした。細っ!
背の高さも沢口靖子とほぼ同じ。でも、スタイルいいの。
ラブシーンも若干あり。
ちょっとした仕草や表情が、噫、フキコシだーと思わせる動きだったりして、うれしかった。


2008年03月13日(木)  チケット取り/「ワッハッハー」プロモーション

繰り返し聴いていると、「誰よりキミが好きだから」のせつなさもなかなかクセになる感じです。ただ、この曲のサビのすばるのボーカルは気張り過ぎて、ちょっと……。ムード歌謡なら、ぼんちゃんに外れなし。



さて、チケ取り悲喜こもごも。
剛さんライブは、友だちと組んで、奈良奈良大阪大阪(ライブハウスは事情あって申し込みしていない)と申し込んで、4/28の城ホール1公演のみ当選。友だちに当てていただきやした。
結果的にはライブに入れるのだが、心労おびただしいため、もうこの1公演でいいやという気分。

エイトコンは、5/5の2公演、希望通り取れた。やれやれ、ふー。



関ジャニ∞新曲プロモーションTV出演 
昨日の「めざまし」「ぷいぷい」本日の「なるトモ!」を見た。

めざましテレビ
全員出演という点に値打があるか。
横山さんの格好のだらしないこと、だらしないこと。休日のリビングかいっそ寝室。
バラエティ司会か「月9」主演か、どちらを希望?という、本人的には究極の選択で無理矢理「月9」に手を挙げるすばるが愛おしい。発言するも声ひっくり返りかけてるし。ははは。どちらに決めるかジャンケンをしようとダダをこねる横山が小学生。


ちちんぷいぷい
ヨコ、マル、ヤス生出演。
横山さんのカッコよさに度胆を抜かれる。モノトーンのジャケット、黒フレームのオサレ眼鏡。
ちょっと、あなた、朝の全国ネットでだらしなさ全開で、午後の関西ローカルで、何、気合い入れてんですか。番組ホスト(=角さん)が「横山くん、眼鏡かけてんの(≒目ぇ悪いんか)」などという意識レベルの老人なのに。横山さん、律儀に「伊達眼鏡です」と説明してました。

個人で作れる写真集のサンプルとして関ジャニ∞プライベート写真集(撮影:横山、丸山)を作ってもらってて、これがイイ出来。


なるトモ!
ヨコ、ヤス生出演、コメンテーター席に。
ヤスは可愛い雰囲気、横山さんは「めざまし」ほどだらしなくはなく「ぷいぷい」ほどはキメキメではなく、そこそこカッコイイ、対「なるトモ!」として適正なビジュアル。

海原姉妹のコーナーでジャニーズカレンダーの特集あり。
関ジャニ∞のカレンダーは、本人たち(ヨコヤス)による爆笑解説。ほんまに面白かったけど、あの説明で買おうと思う人は果たして出現するのか。
そうか、手帳は、ムジルシで6穴ファイルを買ってきて収納すればいいのだな! 使わなくても、見やすい。


駒井(敬称略)の隣のごおきゅんか玉鉄かと見まごうイイ男は誰?と気になった。「女性自身」の編集の方でしたか、そうでしたか。


2008年03月11日(火)  ワッハッハー/探偵事務所5 カウントダウン

関ジャニ∞「ワッハッハー」
地元のCD屋でフライングゲト、通常盤のみ。

収録曲3曲中、ダントツで「BJ」がイイ!
等身大の彼らを歌っているようでありながら、爽快な広がりを感じさせ、なおかつ切ないポイントも突いてくる歌詞およびメロディーラインが素晴らしい。徐々に盛り上がる楽器の入り方も好き。ライブで聴いたら、客席も一緒に合唱したら、とても気持ちいいだろうと容易に想像できる。

「ワッハッハー」は、まあエイトらしくて明るく元気で楽しい曲かと。
「誰よりもキミが好きだから」は、私の好きなムード歌謡路線ながら、インパクトいまいち。




昨日、Amazonから「探偵事務所5」の続きのDVDが届いたので、とっとと観た。

カウントダウン 三度目の 春風に揺れ 夫婦花(探偵575:吹越満)
カウントダウン セカンドライフ(探偵542:鈴木リョウジ)
カウントダウン 一本の線(探偵511:柏原収史)
カウントダウン グラウンドゼロ(探偵590:窪塚俊介)

独立した4本の作品が、実は続き物になっているという趣向らしいが、一つのドラマとして成立しているのは1本目の「三度目の」だけ。ま、それはいいんですけど。

合計2時間余りの本格的なサスペンスドラマが見られるのかと期待していたら、裏切られました。
3話までで、思いっくそ広げるだけ広げた大風呂敷が、まき散らすだけまき散らした謎が、全く収拾できないまま、投げっぱで終わった。ヒドイ。これじゃミステリーと言えんよ。作っている側が、設定とか雰囲気だけに酔って、ミステリーとしての基本を放棄している感じ。

それと、探偵事務所5の制服である「黒いスーツ、黒いネクタイ、黒い帽子、黒いフレームの眼鏡」(←こういうのにヨワイ自分)をつけていれば誰でもカッコよく見える、わけでは全くないということが、よ〜くわかりました。

まあ、575が一番年上のくせに一番熱くて可愛かったこと、フキコシはやはり芝居が上手いことを、確認できたのはよかったけど。少しの出番でもキッチリ仕事をするという。


これで、現時点の575出演分は全部観たのだが、フキコシの演技、声や動きを充分楽しみました。
カッコイイ!
青森出身なのに江戸弁が上手いなあと、京都人の自分は思う。他のドラマで披露した京都弁もちゃんとこなしていたし、この人の「言葉」と「身体」を操る巧さにはほとほと感心する。基本的な能力が高い上に、いっつも常人のレベルを超えた次元で対象物を意識してアレコレ考えていそうだからかなあ。


2008年03月10日(月)  スリーピー・ホロウ

ティム・バートンとジョニー・デップが組んだ6作品* のうちワタクシ的最後の未見。
いつかWOWOWかどっかで放送されるのを気長に待つ作戦だったのだが、急に観たくてたまらなくなったのでAmazonでDVDを購入。中古しかなかったよ。

* シザー・ハンズ
 エド・ウッド
 スリーピー・ホロウ
 ティム・バートンのコープス・ブライド
 チャーリーとチョコレート工場
 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師


届いて即日観た。
感想は、まあまあ面白かったんだけど、諸々期待が大きすぎたのか、大きすぎたのね……。
あー、映画館で大きなスクリーンで観たかったな、この作品は。「エド・ウッド」なんかはテレビで観ても充分面白かったのだけど。


まず、自分は、首なし騎士の事件の謎をイカボッド・クレーン捜査官(ジョニー・デップ)が科学的に解明する物語だと思い込んでいたから(そっちのほうが好み)、ホントのファンタジー(ダーク・ファンタジーね)として、話がずんずん進んじゃって、問題は首なし騎士を裏で操っているのは誰だ?みたいな展開になったので、えええええ〜?!だった。

次に、パッケージにジョニーと一緒に映っている美少女は、10歳前後(に見える)で、利発でしっかり者で頼りないイカボッドを助ける探偵助手のポジションだと思い込んでいたのだが(そっちのほうが好み)、ホントはこの娘はお年頃でイカボッドと恋に落ちるのだった(ま、実際、映画の中では助手ポジには可愛い少年がいたわけですが)

そして、前半、首なし騎士に首を斬り落とされる被害者と怪しい村の名士たちが、人数が多いのと名前や肩書きを頭に入れるのが面倒で、ちょっと睡魔に襲われかける。

そのくせ、話のからくりは単純だったのだ。


が、そんなことを楽しむ映画ではない。
映 像 が と て も 美 し か っ た。
加えて、後半は、風車小屋が燃えるシーンとか、死者の木から騎士が出てくるシーンとか、馬車のアクションシーンとか、見どころ満載でした。

森の中の姉妹が美しかった。
薪をパキッ。

で、ジョニー・デップはもう好みストライクど真ん中に素晴らしい。
キャラクター設定といい、演技といい、見た目といい。
進歩的で職務に忠実で、でも気が弱くて何かと気絶してしまう、それでも愛しい娘を救うために必死!な捜査官。ステキ。ステキなんだけど、そこはかとなく乾いたユーモラスな雰囲気が漂っていて笑える。なんだろなー、この人、設定や見た目や動きや台詞が、二次元キャラかオモチャみたいな役が多いし、よく合うのね。というか、彼が演じるとそうなるのだな。

奇妙奇天烈な道具類を扱うシーンなど、楽しすぎてどーにかなりそうです。
クラシックな衣装が、これまたよく似合う。細身の黒いパンツにロングブーツ、白いシャツブラウスに黒いロングジャケット。
乱れる黒髪ー、片方だけぎゅんと上がる眉ー。
気絶してー、ふとん顎まで引き上げてベッドで小さくなってるー。
声とか喋り方、仕草がいちいち可愛らしくて、たまらん。

ふとんの破壊力も相当だったが、ラスト、馬車の中で眠っている時の彫りの深い目許にたっぷりのまつげの顔のアップから、カトリーヌに頬にキスされて目覚め、オカマみたいな驚きの声(他に言い方ないのか)をあげるまでのシーンは、きゅん死できます。


2008年03月09日(日)  罪と、罪なき罪

リリパット・アーミーII 罪と、罪なき罪
於:世界館

昼の部に行ってきました。座席は3列目センター、いい席です。

大阪の世界館は初めて行く劇場なもんで、方向音痴の自分はキンチョーして向かいました。大阪ドームや海遊館方面なので、少しは馴染みがあって、まあまあ行きやすかったかな。弁天町の駅からは少々歩かねばなりません。倉庫街。つーか、世界館自体が倉庫。終演後、帰途についたら、サイン当番の出演者が楽屋からロビーに回るのに衣装のまま外の歩道を歩いてきてすれ違ったからビックリしたぞ。


感想は、ん〜、まあまあ面白かったのですが、どこか垢抜けないというか、バランスがよくないというか、前半ちょっとだるい気がする。同じ明治シリーズの「一郎ちゃんがいく」のような緊迫感や爽快感もなく、「ちゃちゃちゃ」のようなまとまりもなく。
笑いを取る方法が、芝居自体の台詞や間の面白さというよりも、おふざけに走っている部分が目立つからかなあ。取ってつけた感じ。例えば、ディランのマネはどうかと思う。

でも、ラストのヨシの手紙のあたりでうるうる来ましたよ。

女中さん二人ヨシ(谷川未佳)とトキ(福井千夏)はなかなか可愛らしかった。進歩的で平等な考え方のご主人の元、素朴で素直で向学心のある姿勢が気持ちよかった。
そのご主人の日下先生(朝深大介)が、キャラクターも中の人の演技もよかった。そういえば、DVDを含めて今まで観たリリパの芝居で、いつもこの人のお芝居いいなあと思うのであった、朝深くん。観終わると忘れてしまうんだけどな。

その妻歌子役の美津乃あわさんは、ミョーな魅力というか破壊力がありました。
弁護士で皇族役の祖父江伸如くんは、藤井隆に似ているので気になった。

粟根さん(大倉伯爵)は、あまり期待してなくてよかったというか、いなくてもいい役ではないと思うけど、まあ、ちょっとお飾り的なね。衣装はステキでしたよ、正装。



1回の観劇でいいような気がするけど、千秋楽のチケットも取ってあるのでまた行きます。


2008年03月08日(土)  探偵事務所5/ホワイトアウト

自分的松ケン&Lプチブームも落ち着きを見せ、ジョニー・デッププチブームを間に挟みつつ、ソロアクトの影響で、当然現在は、吹越満ブームです。


3種類のソロアクトのVHSとDVDや色々ドラマのDVDをつまみ見し、HDDに録画したままだった「ホワイトアウト」をこれまたフキコシ登場シーンをつまみ見して、あげくに血迷って削除してずんどこの気分になったり←バカ。


「ホワイトアウト」は真保裕一の小説がすこぶる面白くて、うっかりロードショーで映画館まで観にいった過去がございます。

【追記:映画館は勘違いで、5年前にテレビで見たと日記に書いているのを偶然発見】

ま、出来は、小説>>>映画だったんだけど。

【追記2:映画、面白がってたワ、あらら。松嶋菜々子がエレベーターで銃をぶっぱなすシーンも気に入っていた模様。今でも、そこだけを取り上げたらカッコイイとは思うけど、話の展開やリアリティからいうとオカシイという点では、入れちゃってはダメだろと思うシーンである】

で、当時は、吹越満氏のことは全く記憶に残らなかったのだ(ついでに橋本さとしも)

【追記3:これはやっぱりそうだった】

なんで?! あんなに役柄設定も演技もカッコイイとしか言い様のない役だったのに。当時の自分の目の節穴加減に呆れてモノも言えん。ファンとか関係なくてフツーに観てても引かれる存在だったと思うぞ。

以下、録画を消してしまったゆえ、ここに自分的覚え書。
フキコシの役は、テロリストの一員、実はテロの巻き添えで妻子を亡くした過去を持つ電力会社技術者、復讐のためにテロ一味に潜入。頭脳派要員でストイックで冷静で虚無感が漂っていて、心の底はいい人で。髪型はソフトモヒカンの変なスタイルだったけど、痩けた頬とかヒゲとか、鋭い眼光とか、黒いロングコートとか、見た目も素晴らしく、演技も堪能できた。
最後はボス(佐藤浩市)に殺されちゃうんだよね。

自分よりデカイヒロイン松嶋菜々子とあれやこれや。橋本さとしにテゴメにされかけたところを身体を張って助けたり、銃口を向けられたななまるの前に飛び出して銃をぶっぱなして助けたり、スノーモービルにタンデムして雪の中を疾走したり。ちょっとー、織田裕二よりもヒロインへの貢献度高いんじゃないのさ。




気を取り直して、と。
「探偵事務所5」俳句探偵575(吹越満)主演の3話分のDVDがAmazonから届きましたよ。

「その男 俳句探偵 五七五」
「悲しみや やがて溶けゆく 雪となり」
「カウントダウン 三度目の 春風に揺れ 夫婦花」

やー、どれも満足です。買ってよかった。
探偵事務所5の設定や雰囲気自体、好み(見たことなかったけど)
フキコシは、ことあるごとに俳句を詠む元落語家(の弟子どまり)の探偵「巷説百物語」の百介さんが散髪してこざっぱりとしたような、和服に雪駄、黒ぶち丸眼鏡に中折れ帽姿がストライクど真ん中。飄々とした演技、さりげない一言とか仕草がとーてもステキかつ笑える。扇子や金細工を施した短筒(紙玉鉄砲ですが)、煙管型の潜望鏡なんかの小道具も洒落てる。
ストーリーも30分で上手くまとめたライトなお話。

が、「カウントダウン」は4話続き物だと知り、あと1点購入決定、ポチ!


2008年03月07日(金)  ナイナイのANN/244ENDLI-x BOOTLEG RADIO

最近、エイトもKinKi関係もほとんどラジオは聴いていないのだが、この2本は聴いた。

ナイナイのオールナイトニッポンなんて、その直前のレコメンは最後のミツルの電話しか聴いてないのに、頑張って聴きましたよ。
えーと、なんだか生あたたかいラジオでした。
この人たち、ジャニーズですよねというツッコミも古い、か。

ナイナイリスペクトのヒナすばと、そうじゃないヨコ、
キャラが確定しているヨコヒナと、そうじゃないすばる、
という図式が結構面白かった。
そうね、すばるって、一般からしたらつかみどころがないんだろうな。歌の上手さはそれほど知られているわけでないし、笑いに関してはそもそもマニアックな芸風だし。古着が好きやねんなとしか言い様がないわけで(見たままやんけ>私服)
村上さんに関しては、ヘレンさんと一緒に番組やってると、ホンキで感心されてましたよ。すげー。



244ENDLI-x produce BOOTLEG RADIO
オープニングトークの破壊力には言葉も出ません、変な汗は出ました。
ライブでお馴染の着地点を見い出せないグダグダトーク、に加えて、リスナーを意識してか、オレもっとトークが面白くて上手いはずなのに的言い訳。ま、いつもの剛さんと言えばそうなんだけど、ラジオ、中でもFMで聴くと、いたたまれなさ倍のドン!
まあ、来週からは色んなコーナーが出来るのでマシになるのではと自分を慰める。
自作曲やお気に入り曲が何曲も聴けるのは楽しい。
「Kurikaesu 春」は可愛らしい曲だったな。


2008年03月06日(木)  関ジャニ∞カレンダー

ガクランのすばちゃんが、ナチュラルで可愛くて“男のコ”で、もうびっくりです。
特にストーブの前で机に腰掛けてる姿。
髪型のおかげだと思うけど、まだ「ごくせん」いけるてと思ってしまった(無理です)
つーか、エイトは皆ガクラン似合うな。

あとは黒マントのマルちゃんが、ステキすぎ。
ま、衣装やシチュエーションが好きなんですね。
亮ちゃんの♪お〜ぷよあ〜いのバックでぼんちゃんとセットでドラキュラ伯爵やってた時の感じ。

生徒手帳が、ちゃんと使える仕様なので、ちょっと使いたくなったりして。
まあ、もう1月から愛用している手帳があるので、やめときますけど。


2008年03月05日(水)  『(タイトル未定)』改メ『アボカド』

フキコシ・ソロ・アクト・ライブ 『(タイトル未定)』
〜このライブのタイトルはタイトル未定です〜
改メ『アボカド』 
於:シアター・ドラマシティ

座席は9列目上手ブロック、まあまあ見やすい。
客層は若い(←自分よりは)女性がほとんど。男性はちらほら(カップル率高し) 『未定 壱』(一応ジャニーズ)と大差ないですよ、フッキー。


なんだろなー、幸せを感じる、このライブを見ていると。
来年も大阪に来てくれて、たぶん1公演きりだろうから、自分がそれに入れますようにと今から祈っている。
とても面白かった。ん〜、脳と心を揉みほぐしてもらったような感じ。
フキコシ、天才!

下ネタが激減していたことに驚く。や、下ネタは自分としては別にあってもなくてもどっちでもいいんだけど、フッキー自身のことを思うと、なくて大丈夫なの?というか、何かあったんか?とか、どんな心境の変化とか思ってしまうのだ。ま、余計なお世話ですが。


以下、自分のための覚え書

・タイトルは『(タイトル未定)』なんだけど、お客さんにつけさせた。
・いきなりタイトルつけろと言われて気のきいたことを言える人なんていないので、フキコシがお客さんの好きな食べ物を聞いて、ソレにした。
・で、『アボカド』
・対抗馬として『たまごかけごはん』もあったが、没。
・お客さんは「アボガド」と発音していたので、さりげなく訂正していたフキコシ。
・お客さんの名前も聞いていた。お、エンドクレジットに「タイトルをつけた人=フミさん」とあり。

・ひとつひとつの作品に、なんでこんなこと思いつくんだろうと発想のユニークさにただただ感心、爆笑。
・映像が凝ってる。フキコシの動きとのシンクロにただただ感心。

・オープニングタイトル、鏡とスクリーン(映像)を使ったもの。生(ライブ)を映した影がスクリーンに定着する見せ方、え?どうなってるんだ?
仕組みがよくわからないが、スタイリッシュでめっちゃカッコイイ。

・無対象の世界の三人家族(お父さん、お母さん、マモルくん)
・朝のお父さんの出勤前のLDKの光景。
・見せてるものは要するにパントマイムなんだけど、なんだか高尚な精神世界のように思わされつつ(騙されてんのか、オレ)、笑った、笑った。

・「物の状態に関する質問」
・そこにあるモノが何故そういう状況であるのかを色々と説明する。間違いだとブー。
・問題、机の上に転がってるひも靴片方。
・正解は、酔っぱらいのお土産(の定番)すし折。ピンポーン!
・宇宙船シューズ号をやってる時の壊れ具合も好きだった。
・あと、明日天気になあれ→曇りだ、とか、ゴキブリたたきなどもあり。

・他のネタを挟んで、第2問、積んであるパイプ椅子2客。
・あ、ここで下ネタがあった。体位に例えてました。はいはい。
・正解は、椅子を2客積んだ上にちょこんと座った、何、この中国雑技団。

・第3問、仏壇とその前に整列した中身(位牌、蝋燭立など)←すでにセッティングの状態でシュール。
・正解は、女のコの部屋に上がり込んだけど、コレを見て何故か帰る気になった男←なんとなくワカル。

・ペットボトルや帽子を使って、暗転ごとに妙な状況になっているというパフォーマンス。
・実際は暗転中にフキコシ自身がペットボトルを動かしているのに、ペットボトルが勝手に移動したみたいに見える。
・文字を部分的に隠しても人間の目は間を都合よく補って「見る」から文字がすんなり読めるという現象を連想した。

・仕草を装飾する道具を売る店
・色んな雑貨品を本来の用途ではなく“仕草をより強調するために使う道具”としてバカ高い値段で売っている店。
・特に、人と再開した時の「よう!」を装飾するメジャーが、仕草も笑えるし、ロマンチックな雰囲気もあって好きだった。5年ぶりの友人は「120cm」で、初恋の人は「九寸」て。
・同じ趣向で、窓辺で頬杖をついた時用の計りも。
・照れる時の塩が落ちていくさまが美しかった。へえ〜、塩って綺麗なんだー。
・ハンガー、鞄、ファブリーズ、ペットボトル、鉄アレイ、緑のたぬきのカラなどなど。
・商品説明がなかったけど、眼鏡は謝る時の装飾品なのね。
・この時、“本来眼鏡”の黒フレームがカッコよかった。

・今まで一人何役かを演じる作品をいくつかやってきたけれど、これまでの最多出演者が登場する作品。えーと40役くらい?
・つっても、奥田先生が出席を取ってるのだが、
・なんだけど、朝の教室の情景と、飲み屋で同窓会を計画する大人になった高橋と千葉と、その後のクラスメイトたち、と王さん(飲み屋従業員)が交錯して、すんごいことになっている。
・オチもちゃんとある。

・「白鳥の湖」のBGMに乗せて部屋を掃除するバレエもどき。
・結構バレエなのと、部屋(映像)がキレイになっていく見せ方の見事さが快感を呼ぶ。

・「不完全なタイトル」
・映画のタイトルを1文字消して違う言葉にしてその状況を表現。
・「積木くずし」→「積木ずし」これはまあ予想の範囲内。注文は「おうち」「レゴ」「ジェンガ」
・こんな感じでわりとわかりやすい意味のある笑いのネタが多かったかな。つまり駄洒落。
・「ボクサー」→「ボサー」「どついたるねん」→「どいたるねん」
・「危険な情事」「自転車泥棒」「Wの悲劇」などなど、数は多かった。
  
・「ハリケーン」が「ハケーン」になって、電話で「ジェーン、来週、どこそこで発生して、どこやらを北上し、なんとか海海上で消滅してちょうだい」とか「あ、カトリーヌ、今すぐフロリダを直撃してちょうだい」(台詞てきとー)なんてのは相当可笑しかった。
・「カサブランカ」→「カサブンカ」のシュールさも好みだ。ちゃんとあの有名な名台詞に繋げていた。
・「身代金」→「代金」は読みも変わるのだ。

・ジョニー・デップ出演作が結構あって、あら!「パイレーツ・オブ・カリビアン」とか「プラトーン」とか。ネタとしてはモヒトツだったけど。

・が、本編終了後に披露してくれた没ネタの「シザーハンズ」→「シザーハン(シザーはん)」は、私は傑作だと思ったよ。贔屓目もあるけど。
・京都の呉服屋に就職したシザーはんは、ハサミの手でお得意様用の反物を“くるくる”して、“ちょきちょきぼろぼろ”にしてしまって、おかみさんに叱られる。そこにウィノナはん(笑)が現れて、反物をよう見てみなはれと言うと、見事にガンダムキャラオンパレードの切り抜きにしてあって、お得意様(ガンヲタ)に喜ばれまっしゃろという話。
・エドワードが京都の呉服屋で働いているというバカバカしい設定と、切り抜きとかウィノナ(役名じゃないけど)とか意外と映画の内容をちゃんと入れているという点で、ポイント高いんだけどな、私としては。

・ラスト、命を懸けた芝居
・自分は役者として演技に命を懸けたことなんかないが、今この舞台で命を懸ける芝居をしてみたいと思うとか言って、物々しい装置と物々しい格好のスタッフが出てくる。
・金属のフレームからワイヤーが垂れ下がっている。
・私は、物凄く怖いことをやるのかと期待、もとい戦慄した。
・実は、首でも吊るのかと思ったのよ、不謹慎で、ごめんっ!
・実際はワイヤーに2個のボウリングのボールをぶら下げてブラーンブラーンさせてそれをかいくぐって、かつ自然な身のこなしで喫茶店のウエイターを演じるという作品。
・……だって、フキコシなんだもの。


いつもながら、バカバカしいことに全力を注いで驚くほど面白く見せるフキコシの思考回路や感性それを的確に表現する豊かな演技力と高い身体能力に感心。
しつつ、ちょっとだけ精神性を感じたりして(修行僧的なモンか?)、ちょっとだけきゅんとする。
快感すら憶えるステージだった。

何回かカミカミだったのが、わずかに惜しかったね。私の中では、ソロ・アクトの吹越満は完璧な男のはずなので。


2008年03月04日(火)  憧れのヨーロッパ陶磁/フランス近代絵画名作展

二つはしご。

憧れのヨーロッパ陶磁―マイセン・セーブル・ミントンとの出会い 
京都国立博物館 
ひろしま美術館所蔵 フランス近代絵画名作展 
美術館「えき」KYOTO

どちらも小さくウケた作品もあったけど、全体的にモヒトツ。
ヨーロッパ陶磁展のほうは展示キャプションに笑かしてもらった。
京博の特集陳列の「雛まつりとお人形」がなかなかよかった。数年ぶりに、このシーズン、京都の美術館やお寺で盛んなお雛さんの展示を見ました。


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