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2007年03月03日(土) 映画ウィーク

今週は映画を3本観て来ました。一週間で3本で自分の中では初めてだよ〜。
個人的満足度↓

さくらん★★
不都合な真実★★★
ボビー★★★★☆

さくらん。安野モヨコの原作が見事に映像化され、遊女の世界が垣間見れたようで面白かった。土屋アンナちゃんがハマってました。粧ひ役の菅野美穂も色っぽかった。欲を言えば全体的に遊女達線が細すぎ、もうちょっと肉感的なエロさがあっても良かったと思う。一歩進んだラストは・・・ちょっとしらけてしまった。

不都合な真実。アル・ゴア氏による地球温暖化に対する講義形式のドキュメンタリー?具体的に地球上でどんなことが起こっているのか示され、自分でもちまちまゴミの分別気をつけたり、エアコンを節制したり、過剰包装を避けたりしてるけど、すでにその段階ではないかもと危機感を抱かざるを得なくなりました。国際的なCO2排出の規制やそれぞれの国で法律として地球地球温暖化対策をしなくては、本当に手遅れになるのでは・・・あわわわ。「温暖化問題に関心のある政治家に投票しよう」という言葉も、政治的な含みではなく、差し迫った警告と受け止められる。私達・・・50年後は生きているのだろうか?
ビデオでも良かったかなーとは思ったけど、この題材をここまで惹きつける形で発表できたのってすごい。

そして「ボビー」
これは全然見る予定になくて、時間的に見れる映画のなかで何気に選んだのだけど、「当たり」でした。ロバート・ケネディ死亡前夜のアンバサダーホテルにおける群像劇なんですが、それぞれのキャラクターが生きてるし、エピソードも上手く効いてる。そして祝賀会で盛り上がりは最高潮に達す。様々な問題を抱えていた人々がRFKの勝利によって見事に皆笑顔・笑顔・笑顔。この求心力は見ていて気持ちが良いと同時にその後の惨劇で一気に叩き落される落差。
恥ずかしながら私、RFKの最期をよく知らなかった・・・。なので衝撃は倍増でした。
そして最後に流れるRFKの演説が染み入ります。単におもしろいっていうよりも作り手の心意気というか意思を分かりたいと思わせる映画。思わずプログラム買ってしまったもの。
それにしても、ガラガラでしたよ!!シネコンでも大き目のハコが割り振られていたのだけど、本当にポツーンポツーンと数えられる人数で、18時半というそこそこな時間でここまで人が入ってないの私初めて経験したよ・・・。いい映画なのに残念。
あ、出演者がかなり豪華なんですが、私的にヒットだったのはジョシュア・ジャクソン。「スカルズ」の時の、主役なのにモサ〜で地味〜な印象から、一気に気になる存在へ。

不都合な真実といい、ボビーといい、「この人が通ってたらアメリカも今より良くなってたんじゃ・・・」と極東より思いを馳せる一週間でした。


ジャビー |MAIL