ぐっどくりふ旅行会社-Good Cliff Tours-
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2005年04月23日(土) 読み終わる。

 ドイツ語学校の宿題で手紙を書かされることがあるのですが、添削されて
返ってきたものには、よく「もっと新聞や雑誌の記事を読んで、ドイツ語の
表現を身に着けなさい!!」と書かれています。社長にとって最大の難関は
「聞く・話す」なのですが、根本的な問題としてどっかり居座っているのが
語彙の貧しさです。いつも同じ表現、バリエーションってものが無い。
 というわけで先生のアドバイスに忠実に従う素直な生徒(私)は、毎日
新聞を立ち読みし(通学路に新聞社の建物があり、入り口にその日の新聞が
掲示されている)、図書館で雑誌を読む日々を送っています。なかなか
すぐには効果はでませんけど、ドイツ語で読むのが楽しくなった今日この頃
であります。

 上記のアドバイスをくれた先生曰く、「外国語を学ぶとき、一番の間違い
は母国語に翻訳すること」。「辞書を使わず、わからない単語があっても
気にせず、とにかく読みなさい!!」と口を酸っぱくしていいます。
彼女自身、母国語のドイツ語の他にスペイン語とアラビア語が堪能な人
なので、その言葉には重みがあります。「学生の頃、とにかく読みたいと
いう一心で『風とともに去りぬ』を原書で読んだの。半分も理解できなか
ったけれど、分厚い外国語の本を一冊読み終わったという自信は、何物にも
かえがたかった」という話に影響され、社長も一冊ドイツ語の本を
買ってみました。『Lotti,la blanche』。コートジボワールの病院・
ホスピスで働く、一人のスイス人女性の話です。でもともと読書は好きな
ほう。ノンフィクション、現在形で書き進められたこの本は社長に合って
いたのか、思いのほかすいすい読めてしまいました。もちろん、100%
理解はしてませんけど、面白くてページをめくる手が止まらないという
感覚は本当。そして読み終わったときの充実感といったらっ!!
「ドイツ語の本を一冊読んだぞー!!!!」と、世界に向かって叫びたいほど
でした。AP通信で発信したいくらい。
 
 ちなみに学校の休み時間にこれを読んでいたら、隣の席のウクライナ人の
同級生もドイツ語の小説を取り出して読み始めました。私たちがドイツ語で
読んでいるのに気がついた先生が「あなたたちドイツ語で読んでるのね!!」
と感激。その後、「1ヶ月かけて10ページしか『翻訳』できない」と悩む
イラク人の同級生に「翻訳をやめて、とにかく読みなさい!先のページに
進みなさい!」と日本人とウクライナ人がアドバイスしているのを、
ブルガリア人が見ているという展開に。うーん、ワールドワイド。
 ウクライナ人の同級生はそれが3冊目のドイツ語本だとのこと。くっそう
社長も負けていられない。次の本を探しに本屋に行くぞう!


2005年04月16日(土) 文章解釈必勝法。

 5月のドイツ語中級試験にむけて勉強中の社長です。しかし、何かやる気が
出ないなーと思っていたら、のどがイガイガ。風邪をひいたらしいです。
おかしいなぁ、ちゃんと食べているのに。
 それはともかく、この中級試験、前回受けた初級試験と流れに大差はない
ものの、レベルが格段に高くなっています。語彙力も問われますし、筆記の
分野では「初歩的なミスは2倍マイナス」とのこと。うー。読解力の問題だと
初級→本文を読んで次の問いに答えなさい(3択)だったのが、
中級→本文を読んで、その内容にそうように次の空欄を埋めなさい(中身は
自分で考えてね)、とパワーアップ。中には「次の項目について筆者が
ポジティブに捉えているか、ネガティブに捉えているか答えなさい」と
いうものも。そんなのだと本文に「…と思いきや…で、やっぱり…だから
これは駄目だ」といった、弱い者いじめのようなトリックが隠されていたり
します。「…ではないので、○○○だと思う」の、肝心の○○○が分からな
かったりするとお手上げ。もう一か八かw。
 ちなみに一度、上級試験の問題を見せてもらったのですが、そのレベルに
なると「本文を読んで次の問いに答えなさい」とまるで国語のテスト。
もちろんドイツ語で書かなきゃならんわけですが。まず本文を理解→
問いを読み→答えをまとめる。うーん。社長が学生時代に受けた国語の
テストと違うのは、問題文がほとんど説明文(たいてい新聞か雑誌の記事)
だということ。これはありがたいです。「本文を読んで、この時の太郎の
気持ちを20字以内で説明しなさい」なんて、わかるかっつーの!今でも
こんな問題やってるのかしら。…正解は、読み手それぞれの心の中にある、
なんて、ロマンチックな反応をしてみたりして。

 実はここまでは長い長い前置きでした。先日、地元のコンサートホールで
行われたピアノコンサートに行ったのですが、これがとにかく素晴らし
かった!!! ピアニストはIvo Pogorelich。25年前のワルシャワ、ショパン
コンクール、あまりに独特な彼の曲解釈に審査員は賛否両論。3次予選で
姿を消したものの、観客からは絶大な支持を受けたといいます。
スキャンダラス、エキセントリックといった形容詞が常について周る彼が
どんな演奏をするのか…なーんて全く「考えず」にホールに向かった
社長でした。上記の知識はコンサート後仕入れたものです、てへへ。
はずかしながら、彼がどんなピアニストか知らずに聞きに行ったわけです。
しかし、これが生涯(少なくとも今までで)最高のコンサートかと。
高い技術があってこそできる、解釈とその表現。そしてつむぎだされるのは
最高にロマンチックでエレガントな音楽でした。スクリャーピンなんて
社長にとって「わけわかんない作曲家」だったのが、それがもう耳に
なじむこと、なじむこと。ひとつひとつの音がきちんと意味を持ち、その
存在意義がすとんっと理解できるよう、適当な高さで鳴り、適当な長さで
鳴り終わる。テンポ記号をあまり気にせず弾く人らしいのですが、たぶん
作曲家が聞いたら「こっちのほうが良いな!」と思うに違いありませんw。
 今まで「ショパンのピアノ曲」「バッハのオルガン曲」という認識は
あっても、演奏者にまでは気がまわらなかった社長にも、いまは
「Ivo Pogorelichの」という枕詞が特別な意味を持っています。
 解釈ってすごいのねー。


2005年04月11日(月) 仁義なき戦い-ドイッチュポスト編(特に意味なし)

日本にいる友人がいろいろ送ってくれるおかげで、
最近の社長の食生活はかつてなく充実しています。
Bさんが送ってくれたしば漬けは、食べ終わったあとの
漬け汁までしっかり使わせていただきました(軽く塩もみした
薄切りのラデッシュを漬けて、ドイツ版しば漬けを作った)し、
Tさんが送ってくれた味海苔は、ドイツ人の同居人にも好評でした。
根本的な問題(ご飯がうまく炊けない)を解決してくれたのは
Yさんの送ってくれた「お鍋でご飯をエコロジーに炊く」という
新聞記事でした。この方法のお陰で連戦連勝!失敗知らずで
ご飯が炊けてます。おかずが活きるってものよー
(ちなみに「日本から送られてきた新聞記事のお陰でご飯が
うまく炊けた」と同居人に教えたら、「美味しいお寿司の
作り方を送ってもらって!!」とのことです。Yさん、よろしくw)

それにしても人間の他にも色んなものがユーラシア大陸を
横断しているわけですなぁ。税関や郵便局で中身をチェックする
仕事なんて、ちょっと面白いかも。
しかし、冗談ではなく東ドイツ時代は「当局」によって
勝手に手紙や小包が開封され、怪しい動きがないか検閲されていた
というのだから怖いものです。ばれないように開封する機械や
再び封をする機械があったのだから、ドイツ人ってすごいよなぁ
と変なところで感心してしまいました。定期的に郵便ポストも
監視され、誰がどんな手紙を出しているかもチェックされていたそう。
役所も暇…いやいや細かい。

再統一後はもちろんそんなことはないですけれど。でもね。
ある日、うちのポストを開けると私宛の日本からの手紙が。
手に取るとシャカシャカ音がするではありませんか!
な、なに?と開封すると、そこには「松茸のお吸い物」と
「お茶漬けの素」がw。無事届いてうれしいですけど、
ドイツの郵便局よ、もうちょっとチェックしたほうがいいのではと
思った社長なのでした。それにしてもやるなー、Zさんw


まるそ |MAIL