TWILIGHT DIARY
music,art,book,food,fashion,and nature etc.etc...

2003年01月31日(金) 冬の風物詩。。

今日の深夜、さーださんが同窓の方々とご一緒にいらっしゃった。
月末の金曜日なのに、今日はなんだかまったりな感じだったので、
とても助かった。
有り難い限りである。

雪祭りが近いが、薄野もそろそろ氷雪祭りの準備が始まり、
深夜遅い時間から、駅前通りは交通止め。
氷像用の巨大な板氷が運ばれて来た。

これが始まると、歩道の方まで一気に気温が下がる。

普段、タクシーで連なる通りが、
交通止めで、一台も車は入れないし、
代わりに巨大氷がたくさん置かれるので、まぁ、致し方ない。

まぁ、これも冬の風物詩の一つなら、少しくらい寒いのは我慢しようと思う。










2003年01月30日(木) 雪祭り近し。。

そろそろ、雪祭りが近いので、街中、外国の方々でいっぱいである。

地下街で、20人くらいでたむろしている、中国語圏の方々。

ケーキ屋さんで、ニコニコしながらウィンドウを見ている、
英語圏のかわいい兄弟。(親たちは遠くにいる。大丈夫か?)

ダウンウェアが完全防備な、ドイツ語圏の男性達。

多分、観光客と、雪像制作で来ている外国チームの人々だと思う。
たまにコンビニやパン屋さんなどで、買出しをしている風景も見かける。

昨年は、札幌ドームでW杯サッカーのカードがあり、
日によっては、かなりの騒ぎ(イングランド対アルゼンチン戦)があったが、
雪祭りは、いらしている方々も、なんだか家族的な雰囲気でほほえましい。

数日前には降雨があり、ガードのシートがかけられたりしていたが、
少しは気温も下がり、雪像の調子は良くなってきただろうか。

今回、紫禁城の雪像があり、そこで胡弓の演奏もされるらしい。

近年、中国語圏のお客様は随分と増えてきているので、
楽しんで頂けると良いなぁ、と思う。











2003年01月29日(水) 幸福観。。

今日は、知り合いの女性が、
新しく生ジンギスカン屋さんを開店したので、
仕事帰りに、ちょっと寄ってみた。
彼女は、ジンギスカン屋さんをやるのが長年の夢だったそうである。

赤ワインを飲みながらお話を聞き、
ジンギスカンをつまんでいると、何だかいい気分になってしまった。
お店もうまくいくと良いなぁ、と思う。

女性は結婚することが、最大の幸せのように思われがちだが、
それは全く別の次元の話だと思う。

確かに、女性が一人でお金を稼ぎ、一人で生きて行くのは、
とても大変な事だと思う。

だが生きて行く上で、何が一番大切な事かというと、
それはやはり、生きて行く甲斐が、あるかどうかではないだろうか。

誰かの為に生きるのが生き甲斐と思う人もあれば、
自分の夢をかなえることが生き甲斐の人だっている訳である。

人それぞれ価値観が違うのは当たり前なことである。

生き生きとして、ジンギスカン屋さんを切り盛りしている彼女を見ていると、
そうか、人にはわからない個人の幸福というものは、
こうして何処かに存在しているものなのだなぁと、ふと思った。






2003年01月28日(火) 人生の橋 。。 藤沢周平著「橋ものがたり」

今日は、文学講座受講の日。
題材は、藤沢周平さんの「橋ものがたり」である。

藤沢周平さんの略歴なども先生が取り上げてくださったので、
色々と知らなかった部分も知る事が出来て、非常に興味深かった。
とても弱い立場の人々の話を、優しい視点で描く藤沢さんの小説の原点が、
その辺に隠されている事が、よく理解出来た。

さて、「橋ものがたり」は、
橋をめぐる様々な人間模様の物語が、10篇収められている。

それらの物語に登場する、数々の人生の「橋」。

ある人はいくつもの「橋」を渡り、
またある人は「橋」から立ち戻り、
そして、またある人は「橋」の上で佇む。
「橋」を行き交い、人は人と出会い、別れ、
あるときは過去を忘れ去ろうとする。

「橋」とは何か。

ある時は、何かへの訣別や決心。

それは、新しい環境への旅立ちであったりすることもあるが、
自分自身の内側に潜んでる、何かを捨て去ることへの決心であったりする。

だが、「橋」の存在は、一度渡り切ってみないと、
それがどういうものかは、誰にも想像出来ないと、思う。

それは誰もが、人生の橋を渡っている途中だからである。








2003年01月26日(日) 映画「グッドモーニング・ベトナム」。。

今夜TVで、ロビン・ウィリアムスの映画「グッドモーニング・ベトナム」を見た。

以前にも見た事があったので二度目になるが、何度見てもいい映画である。
この時期に、こういうものを見ると、非常に感慨深く、
いかに戦争が無意味なものかを知らされる。

ロビン・ウィリアムスは、軍のラジオ放送局のDJとして、
クレタからベトナムにやってくるが、
規制が厳しい、軍のカラーとは合わない。

上司の思惑とは相反して、番組の人気は上がる一方。
だが、アメリカからテレックスで送られてくるニュースも、
軍の検閲規制があり、全部は放送できない。

戦地では自由よりもまず軍のルールが優先され、
そうか、こういう事はどこの国もそんなに大差はないのだなぁと思う。

戦地になっていないベトナムの美しい田園風景や、
屋台やマーケットなどの街風景も見ていると、
平和そのもので、こういうものを壊しちゃいけないのだ、という思いになる。

主人公と友人になったベトナム人の男の子が、
「他人の国を勝手にぶち壊していくのは許せない」というような、
意味の台詞を言う場面があった。

本当にその通りで、よくわかりもせずに、
まるで平和の為にというような顔をして、
結局、無意味な戦いですべてをぶち壊してしまっているのは、
他国の人間だったりするのである。

前線に向かう兵士たちに、
サッチモの「この素晴らしき世界」をかけたのが印象的であった。













2003年01月25日(土) ヨーグルトとピンクフロイド。。

今日は、wakaさんがカスピ海ヨーグルトを持っていらした。
非常に有り難い。

それは何故か?

以前に作っていたカスピ海ヨーグルトを、私がダメにしてしまったからである。
前回、私はヨーグルト作りを低殺菌牛乳で作っていたのが仇になり、
慣れたはずのヨーグルト作りだった筈が、
ある日突然、無残にも全く別のモノになってしまったのである。

wakaさんのお陰で、明日からまたヨーグルト作りが出来るので、
とてもハッピーな気持ちである。

さて、そんなとてもハッピーな気持ちで帰宅して、
BSを見ていたら、番組の空き時間によく入る画像とBGMだけになった時、
何だか、聞き覚えのある懐かしい音が耳に入ってきた。

ピンクフロイドの「狂気」である。

中学生の時に、FMでピンクフロイドを初めて聴いた時、
なんだかよくわからない音楽だなぁ、という印象があったが、
今、こうして聴いてみると、とても解りやすいシンプルな曲なので驚いた。
当時は、現代音楽っぽい感じで捉えていたように思う。

ピンクフロイドの音を聴いていると、
'70年前後の映画、
ベルボトムの黄色いジーンズ。
花柄のスモックドレス、つばが広いレースの帽子。
渋谷陽一が喋っていたラジオ番組、発売されたばかりのラジカセ。
姉が弾いたビートルズ。夏休みの海辺。
あさま山荘事件を学校から帰宅してTVで見た日。

それらが、それこそ走馬灯のように、頭の中を駆け巡るのである。






2003年01月24日(金) さーださん語る。。

今日は、ネット上つながりのごうさんのお友達、さーださんがいらっしゃった。

昨年末にもいらしたのだが、タイミングが悪く、お会いできなかった。
よって、今回初対面である。

ネット上でのつながりから、こうして水の波紋のように、
人とのつながりがどんどんと広がって行くのは、本当に素晴らしい事だと思う。

さて、色々とお話をしていくと、さーださんには、とっても好きなものが二つ。

それは「うどんと犬」である。

お話によると、うどんは、関西に仕事で転勤した時に、大好きになったと思われる。
関東のうどんは、つゆが濃すぎて「食べられない」そうだ。
最近、はまっている札幌のうどん屋さんまで教えて頂いた。

犬の方は、ご実家にピレネー犬とミニチュアダックスがいるそうで、
どんなにそのワンちゃんたちが可愛いのかを、
熱く熱くさーださんは深夜に語るのであった。。







2003年01月23日(木) 汝の隣人。。

今日もいつもの通り、深夜帰宅して、TVニュースをチェックして驚いた。
イギリス陸軍の戦闘訓練の模様が映り、約3000人が湾岸に向かうらしい。

なんとか平和的解決は出来ないものか、と思うが、
火種の途絶えぬ火薬倉庫のように、
何十年、何百年と闘いが途絶えない地域である。

元を正せば、ある一定の地域における民族の紛争から、
世界的な紛争に発展してきているこの問題は、
非常に複雑で、誰もが最良の解決法を見出せない。

アジアも今一番大変な時に、この問題が絡むと、事態は益々深刻になる。
物事は遠いようで、実は近いのである。

綺麗な理想論をただ唱える事は簡単であるが、
それはどんどんと現実から離れ、
生身の人間の問題であることを、忘却してしまう。

利害問題や、宗教・民族の規範だけではなく、
憎悪の感情や反感というものは、すぐに無くならない。
ましてや、こんなに問題が複雑になってくると、
AとB、どちらが正しいか、なんて事は、すぐには答えが出ない。

どんな時でも汝の隣人は、近ければ近いほど、なかなか手強いのである。








2003年01月22日(水) フルーツ・ジェリー。。

今日は、sizukuしゃんが会社の方々とご来店。
リクエストのボサノバを歌うと、パーカッション大会になった。
何となく、長い冬には、暑い国の気分にちょっと心の旅がしたくなるものである。

実は今日、デパ地下で、色々と食材を買ってきたが、
急に思いつき、甘酸っぱいフルーツ・ジェリーが食べたくなって、
「彩果の宝石」という、果汁が多めの色とりどりのフルーツ・ジェリーを買った。
何だか、その色合いが春らしい感じがして、これも長い冬のせいか、とも思う。

子供の頃は、祖母がフルーツ・ジェリーが大好きで、
彼女がデパートに行ったおみやげは、必ず、フルーツ・ジェリーだった。
葡萄、メロン、オレンジ、苺などの色と形のジェリーに、
たくさんグラニュー糖がまぶしてある、甘くて可愛らしいお菓子であった。

そういえば、そういうジェリーを量り売りをする売り場はもう見かけない。

ただ、ひとつ、似ているショップはある。
札幌ファクトリーのグミのショップである。
映画のついでに、たまに買う事があるが、
グミが可愛らしくて、ついつい買いすぎてしまう。

さて、冷え込みの厳しいこの時期、甘酸っぱいフルーツ・ジェリーを食べながら、
エルとフィガロの新刊を読むと、やっぱりそこも春の話題であった。



2003年01月21日(火) 粉雪の日。。

今日は、仕事の合間に、夕方、CDショップに寄ってみたら、
明日発売のTOKUさんのアルバムが店頭に出ていたので、早速購入した。

それからもう一枚、音楽雑誌で気になっていたピーター・シンコッティ。
こちらはデビューアルバムが今日発売。

シンコッティは19歳のニューヨークで活躍中のjazzピアノの弾き語り。
モントルーjazzフェスのピアノコンペティションなどで賞を得ている新人で、
音を聴いた事がなかったので、楽しみにしていた一枚である。

彼にとって、小さな頃にハリー・コニック・Jrに出会ったことが、
jazzの道に向かわせたらしい。
人生、何で方向性が決まるのかは、本当にわからないものである。

さて、粉雪が降りしきる中、待望のアルバムをかかえて、
スタバで寄り道をし、fullさんおすすめのホワイトチョコモカをTAKEOUT。

この雪のシーズンにぴったりな、真白いクリーミーな味であった。







2003年01月20日(月) チーズケーキのレシピ。。

BBSで話題のあがりましたヨーグルトケーキは、本来チーズケーキのレシピで作りました。
美味しいレシピですので、ご紹介いたしますね。
チーズの分量を固めのヨーグルトで作ると、あっさりとしたヨーグルトケーキになります。

☆チーズケーキ☆(直径18cmのケーキ一個分)

クリームチーズ 450g 無塩バター110g グラニュー糖110g 
卵2個(卵黄と卵白に分ける)
レモン汁小さじ2 エバミルク大さじ4 バニラエッセンス小さじ二分の一
薄力粉大さじ4 ベーキングパウダー小さじ三分の一 重曹小さじ四分の一
(薄力粉とベーキングパウダー、重曹は合わせてふるっておく)

ケーキ台:ダイジェスティヴビスケット110g 無塩バター55g

1.ケーキ台を作る。ビスケットをポリ袋に入れ、上から麺棒で叩いて、細かく砕く。溶かしたバター(55g)を混ぜたら、型にしきつめ、冷蔵庫で20分冷やし固める。
オーブンを180度に熱しておく。

2.ボールにバター(110g)を入れ、ハンドミキサーか泡立て器でクリーム状に立て、
グラニュー糖を三回に分けて加えて、よくかき混ぜる。

3.別のボールにチーズをいれ、ハンドミキサーか、泡立て器で柔らかいクリーム状になるまでかき立てる。
ここに、2を加えてよくかきまぜ、卵黄、レモン汁、エッセンスを順に加え、充分に混ぜあわせる。

4.もう一つのボールで、卵白をメレンゲ状になるまで泡立てる。

5.ふるった粉類を、3のボールに加えて、スプーンでさっくり混ぜる。
おおむね混ざったら、4の卵白をくわえ、泡をつぶさないように、注意しながら、
スプーンで混ぜる。最後にエバミルクを混ぜ合わせる。

6.準備した型に流しいれ、表面をならし、オーブンの中段で約一時間焼く。
途中、焦げそうだったら、アルミホイルなどをかぶせて焼く。
串などをさして、何もついてこなければ出来上がり。
あら熱をとって、型から出し、金網の上でさます。



2003年01月19日(日) 映画「リプリー」。。

今日は、上の娘のindigoが試験二日目。

何処にも出かけずに、ゆっくりとシーフードのスープカレーを作った。
以前、サヴォイで食べたシーフードスープカレーがブイヤベースのようで、
とても美味しかったので、ちと真似してみた。
お正月用の冷凍海老や、主人の買ってきた鱈、牡蠣、帆立などを入れたら、
スープに味が良く出て、美味しく出来た。
さて、試験の方は、「出来た」のだろうか。

夜、TVで映画「リプリー」を観た。

映画「リプリー」はアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」のリメイクで、
封切り時に行こうと思っていたが、
なんだか、その時は忙しくて行けなかった記憶がある。

「太陽がいっぱい」は、大好きな映画で、
殺人犯になってしまうアラン・ドロンが不思議な魅力の映画である。
原作はパトリシア・ハイスミスの‘The Talented Mr.Ripley’で、
読んでみると、結末が「太陽がいっぱい」のあのラストシーンとは少し違う。
他にも、映画と原作とは微妙にニュアンスが違い、それもまた愉しい。

それで、リメイクされた「リプリー」はどのようになっているのかが、
非常に気になっていたのである。

観た後、うーん、と唸ってしまった。

ハイスミスの原作はよく出来ていて、淡々と語られていくようで、
その実、読む人に想像させる部分や、ミステリアスな部分も非常に多い。
それが結果的に全く別の新しい映画を生み出すのかも知れないとも思う。

あの「太陽がいっぱい」では包み隠された部分や、
原作とも違うラストの描写が、生み出されていて興味深かった。








2003年01月17日(金) ドンクでチーズ。。

今日は、デパ地下のドンクで道産小麦パンとチーズを買った。
明日、上の娘が試験なので、お弁当用である。

彼女は小さな頃、ハイジのアニメ(再放送)で育ったせいか、
何故か、パンとチーズのお弁当(笑)が好きである。

というより、お弁当に入ったおかずや、ご飯の匂いが嫌いなのである。
「蓋を開けた時のあの匂いが許せない」そうである。
まぁ、人様々である。

ドンクには、パン売り場の横の方にチーズコーナーがある。
チーズは、マイセラやデパ地下のチーズ売り場で買っているので、
ここでは、買った事が無かった。

だが、ちゃんと見てみると、いかにもパンに合いそうな、
美味しそうなチーズが並んでいる。

チーズを見ていたら、オランダで年越しをしたpandaさんの事が頭に浮かび、
オランダ産の「オールド・アムステルダム」というのを選んだ。
他にドイツの「ブルゾ」。

「オールド・アムステルダム」は、ハードタイプの薄オレンジ色のチーズで、
こくのある濃厚な味わいである。

ドイツの「ブルゾ」は、白カビのチーズだが、食べると何故か青カビ系チーズの味と香り。
ピリっとしていて、意外と、くどくない味である。

さて、今年のラッキーカラーのオレンジ色のチーズで、
なんとか試験を乗り切って頂きたいものである。



2003年01月16日(木) 横浜中華街展。。

毎回楽しみにしている横浜中華街展に、今回も行って来た。

様々な色とデザインのチャイニーズドレス、立派な中華鍋、
色んな点心や、お茶、ドライフルーツなどを見ているだけでも楽しい。

娘達は、点心食べ放題に行きたがっていたが、予約で満席であった。
それではと、冷食の点心や、蒸したての点心を中心に色々と買い込んできた。

冷食の点心は聘珍楼のもので、前回買って食べたら、非常に美味しかった。
下味がしっかりしていて、とても冷食とは思えない味である。

家に戻って、蒸してある方の点心で食事をとり、
重慶飯店の月餅で、香りの高いジャスミン茶を飲んだら、
いきなり中華な気分になった。

月餅の種類は豊富で、ココナッツの入ったものや、
蓮の実の餡、胡麻餡、木の実のたくさん入ってるものなど、
味の変化に富んでいて面白い。

横浜の中華街は、一度きりしか行った事がなく、
又、機会があれば行きたいとは思っているが、
こうして、向うからやって来てくれると、
ほんの少しでも中華街の気分が味わえて、とてもいいものである。




2003年01月15日(水) ミッシング・ロード。。

昨日見た夢が不思議だったので、お話したい。

まず、最初に車が非常に渋滞していて、前に進まない。

それで、抜け道があったので、そちらに方向転換した。
問題はここからである。

さっきまで、雪で真っ白だった道は、
突然、鳥や蝉の鳴く、夏の草いきれが匂い立つような、
緑も鮮やかな、森林の道に出た。

「なんて気持ちの良い森だろう。」と思った瞬間、である。
とても背の高い森林の木々が、次から次へと、
誰もいないのに、切り倒されていくのである。
(刃型の切り口が、ちゃんとある。)
こちらはもう、パニック状態である。

車は倒れてくる木々をなんとかすり抜け、道を戻ると、
今度はさっきはなかった川があり、堰が高くて越えられない。
「もう四面楚歌か?」と思ったら、横に建物があって、
そこで何故か、リハをやるのである。
どうやら、夢の目的地はそこだったらしい。

夢は、結局、ハッピーエンドで終わったが、
その木々が切り倒されて行くのが気になって、夢占い事典で調べたら、
「自分の進むべき道を見失なわないように」という警告の夢であった。

確かに、この夢は道選びの段階で間違ってしまっている。
冬道から、いきなり真夏の道である。
だが、そこは恐ろしい魔の道なのである。
へぇ〜、隣の芝生は良く見えても、自分の道を見失なわないように、
という事かと思い、この夢の教訓を深く胸にしまい込んだ。



2003年01月14日(火) 野望の人。。

今日は、文学講座受講の日。
早い時間の仕事を済ませた後、受講の前に丸善に寄った。

一階で、日記フェアをやっており、
様々な日記が置かれていて、興味深かった。

吟行日記というのがあり、季語などが調べやすいようになっている。
また、文芸日記というのは、ハードカバーで、
書き込み部分が原稿用紙仕様になっている。

五年日記とか十年日記などもあって、書く人はどれぐらいいるのだろう、
と思いつつ、その場を離れて、地下の喫茶店に行った。
そこでハヤシライスを食べたら、なかなか美味しかった。
ただ、これがあの缶詰で売られている丸善ハヤシライスかどうかはわからない。

さて、今回の文学講座の題材は司馬遼太郎の「国盗り物語」である。
斎藤道三と織田信長の国盗りの物語である。
私は、第一巻の途中までしか、読んでいなかったので、
第二巻の途中から登場する織田信長の話までは、残念ながら到達していない。

「まむしの道三」と言われた、斎藤道三という人は、
言葉は悪いが、まるで天才詐欺師のように、
何かに一度目をつけたら最後、
丹念に策略し、網を張っては仕掛けを作り、
次から次と野望を達成し、必ず目的を手に入れていくタイプの人のように思う。

天下統一をする前の時代というのは、夢の多い男性にとって、
さぞかし、未知の可能性を秘めた、堪らない時代だったのではないだろうか。





2003年01月13日(月) 成人の日。。

今日は成人の日。
各地の成人式の様子をTVニュースでやっていた。

何年か前から、成人式で大暴れする一部の人達がいるようになり、
成人式のあり方などを問われるようになってきているらしいが、
元来、成人式とは何か。

成人を迎えた人達を祝福し、行なわれる式を、
本人達が、自らぶち壊すのでは、全く目もあてられない。
ぶち壊すのなら、何故参加するのだろう。
それは、結婚式で、新郎新婦が「結婚しません」と言っているようなものである。

せっかく自分達のハレの日なのに、勿体ない。
私は、仕事で自分の成人式には出られなかったので、
尚更、そう思うのかも知れない。
出席した友人達は、式後に友達同士で集まり、
小さなパーティをしたそうである。
後から聞くと、式自体がどうのというより、
皆で集まった事が、楽しかったようである。

さて、札幌の成人式は、ニュースによると何事もなく無事に済んだようである。

大体、成人の日を迎える以前に成人のするようなことを先取りしてしまっているのが、成人の日の本来の喜びや楽しみを奪ってしまっているのかも知れない。





2003年01月12日(日) 小正月連休。。

今日は、何処にも出かけず、家でまったり。

TVを見ながら、昨日の鏡開きのお餅と年末に届いたよもぎ餅などを焼いて、
胡麻だれ餅や磯辺焼を味わった。

実家で姉がおでんを作ったそうで、主人が取りに行き、
15日に先がけて、まるで小正月のようである。

そういえば、成人の日は以前は15日であったが、
今では違うので、15日は平日である。

昔から、お正月も家で立ち働く女性は休む暇がないので、
この小正月では、女同士で集まって、お茶をしたりお酒を飲んだりと、
思う存分、愉しんで良かったそうである。

お正月に、おせちなどを作るのは愉しいものだが、
知らない間に、結構、身体は疲れていたりするものである。

お正月に忙しかった男性も、このちと早めの小正月連休で、
身体を休めると良いなぁと思う。





2003年01月11日(土) 鏡開き。。

今日は、鏡開きである。

それに因み、今日のラジオでおもちのテーマでやってみた。
お餅の好きな人・嫌いな人を問わず、年に一回はやはり食べるらしい。

鏡開きをネットで検索したら、
お酒のメーカーが出てきてしまい、少し驚いたが、
あの樽酒をお祝い事で割るのも、鏡開き(鏡割り)だそうである。

最近のお供え餅は、プラスティックケースの中に、
パックになった丸餅や、切り餅が入っているので、
日持ちはするし、少しずつ食せるので至極便利である。

私が小さい頃、大きな鏡餅は切らずに割り、
堅くなった表面のヒビの薄皮部分は揚げて、甘辛のあられにし、
他は、寒の水につけて柔らかくしてから、火を通して食べたものである。

今、そんなことをする家庭は、多分非常に少ないと思う。

さて、家の鏡開きのお餅は、鍋焼きうどんに入れられ、
まるで普通の切り餅と同じように、皆のお腹の中へと納められた。



2003年01月10日(金) 110番の日に思う。。

一月は特別、何々の日、というのが多いように思う。

今日は、110番の日だそうで、仙台ではパトロールの歌まで発表されたらしい。
夜の街では、お巡りさんを見かけることは少なくないが、
今夜は結構、多くのお巡りさんを見かけたように思う。

例年は、12月によく歩いているのを見かけたものだが、
不況が深刻な今では、シーズンなど関係ないらしい。

私は、110番をかけた事はないが、
バンドの人達と車に乗っていた時、後ろから強く衝突され、
運転をしていたベースの子が、近くの公衆電話から110番した。

トランクに積んであった、私のmoogのシンセサイザーが、
見るも無残にぺしゃんこに潰れ、
初めて、交通事故は恐ろしいと認識した。

その日は大雪で、練習場所の駐車場にもたくさん雪が積もり、
皆で、雪かきして、車を出し、さてこれから食事でも、と思って、
車に乗り込んだ直後の事である。

さっきまで鳴らしていたmoogはお釈迦だし、お腹は空いてるわ、
吹雪はひどくなるわで、外で呆然となっていたが、
110番で来てくれたお巡りさんが到着しただけで、
少し救われた気分になったものである。

110番をかけるような出来事はあってほしくないが、
イザという時にあると思うだけで、心の保険のような番号である。




2003年01月09日(木) 炒飯用シーズニング。。

今日は、無印良品にて、きらしていたイタリアンハーブミックス、
プルーン、エスプレッソコーヒー豆などを購入した。

ハーブ・香辛料のコーナーで、炒飯用シーズニングを、今回初めて買った。

ドライベジタブルも入っていて、
最低限、ご飯とこれだけあれば炒飯が作れるらしい。

娘達が最近はいろいろと、キッチンに立ってお料理する事が増えたので、
こういうのもたまに面白いかなぁ、とも思う。

実は、ずうっと昔からある、10cmくらいの箱の「炒飯の素」を、
何故か、私はついぞ買ったことがない。

知己の方で、ある食品メーカーにお勤めのある男性は、
これがないと、炒飯の味の出来具合が、どうも今一つ物足りないそうである。

その話を聞いて、「炒飯の素」なるものを、
今度こそ買ってみようと思ってみるのだが、
買い物に出かける時には、すでに忘れている。

だが今日、無印では「炒飯用シーズニング」を見た途端、
そのことを急に思い出して、まずこれを、ちと、試してみたくなった。

さて、出来具合は如何に。。



2003年01月08日(水) 百鬼夜行。。

今市子さんの新刊、「百鬼夜行抄」の第10巻を読んだ。

「百鬼夜行抄」は、妖怪、物の怪、人の霊などを見る事が出来る、
所謂、見鬼(けんき)の妖力のある、普段はごく普通の青年をめぐる物語である。

第一巻から、ずっと読んでいるが、非常に面白い。
現代の日常生活を舞台に、超現実な百鬼夜行の世界を描いており、
一見なさそうで、実は、この世のどこかではありそうなお話ばかりである。

お能における登場人物のように、もうすでに命を失っているはずの者が、
報われなかった心情や、憎悪の念などを果たしに、この世に現われる。

彼らは、過去と現在、あの世とこの世を、その強い念の力で行き来する。

この本を読んでいると、今、自分が存在する現実のこの世は、
本当に現実の世界だろうか、夢や過去なのではないか、
という、不思議な、何ともいえぬ感覚に囚われてしまう。

今でも、この世のどこかでは、百鬼が夜行し、
悪霊に操られた人間どもが、百鬼以上に悪行三昧しているに違いない。





2003年01月07日(火) 七草に薬膳粥。。

今日は、七草なので、お粥を作った。

本当は七草を入れると良いのだろうが、
栗と小豆を入れて煮込み、すり生姜、刻み葱、
胡麻油で炒めた水菜とほうれん草などをのせて、
中華薬膳風のお粥にしてみた。

年末年始から多忙で、お腹も疲れている頃だから、
こういうものを食す習慣があるのかも知れない。

うちは、お酒を飲む人がほとんどいない(せいぜい梅酒や寝酒のワイン)ので、
そんなに、内臓の方は疲れていはいないと思うが、
たまにこういうものを食べると、やはりお腹に優しいので、
非常に、健康にいいことをしたような気分になるものである。

今日は七草にちなんで、TVでは随分と色んなお粥の店などが紹介されており、
東京のお店で、五穀米を柔らかく炊いたものに、
いろんなスープをかけて食べるものが、新鮮に感じた。
ちと、焼肉屋さんのクッパのような感じではある。

七草の日というのは、質素でシンプルなお粥を食べては、
そろそろお正月気分も終わりですよ、
普段の生活感覚に戻しましょう、という意味もあるのかも知れない。





2003年01月06日(月) 色彩。。

今日一月六日は、色の日だそうである。

最近では、カラーコーディネーターや、カラーセラピストなど、
色に関わる仕事が多くなっているが、
人が癒される色や配色は、結局のところ、人それぞれなのだろうと思う。

補色使いの服など、数年前ではあまりみられなかったが、
最近では、そういう配色で着こなしている人も多い。

自分にとって癒される色は、やはり自然の中にある色かも知れない。

森林、苔などのグリーン系統、果実のオレンジやレモン。
柘榴の透明感のある深いレッド。

コローの「モルトフォンテーヌの回想」のああいう淡い色も好きである。

自分が着る服というと、断然、黒・白とベージュが多い。
だが、それにメイクするとなると、ブラウン系統、ピンク系統などなど、etc。

こうして、自分に関わる色を思い返してみると、
様々な色が関わっているのだなぁと思う。

なるほど「色彩」というものは、奥深い。
















2003年01月05日(日) ヨーグルトチーズケーキ。。

今日の夕食後、急に食べたくなって、ケーキを焼いた。

クリームチーズの予備がなかったので、代わりにヨーグルトと粉チーズを使い、
「英国の菓子」という本のレシピを見ながら作ってみた。

家庭でのケーキ作りの良い所は、そんなに材料費を使わずに、
ワンホール出来ちゃうところだと思う。

クリスマスには、ソニプラにあるアメリカのチョコレートケーキミックス、
「デビルズフードケーキ」(¥600くらい)を使って焼いたが、
デパ地下のクリスマスケーキを見たら、
小さくても4、5千円くらいが普通である。

さて、本日のチーズケーキは低めの温度のオーブンで一時間焼き、
寒い玄関で、さまして出来上がり。

狐色の焦げ加減も良く、味も少し酸味のあるチーズケーキに仕上がった。

こんなに綺麗に仕上がるのなら、今度は本格的にフィラデルフィアクリームチーズでやってみようかなぁ、と思う。















2003年01月04日(土) ミューズが降臨するとき。。

TVで深夜、昨年のモントルージャズフェスティバルを見た。

お正月時期にこういうのを見ると、気持ちが引き締まる。

BBキング、アイク・ターナー(ティナ・ターナーの元パートナー)、
ウィントン・マルサリス、アンジー・ストーン、UB40。

ジャンルも様々、年代も様々だが、
共通するのは、いい音楽を多くの聴衆の前で奏でる、という事だと思う。

こういう、歴史のある音楽フェスティバルには、
オペラ座の怪人のように、ステージに魔物が棲むのかも知れないが、
もし、ミューズのような音楽の神様がいるとしたなら、
何億光年の彼方遠くからでも、音を聴きつけてやってくるに違いない。


そして、聞き耳を立てたミューズは、ステージの上の方でふわふわと浮遊するんだろうか。








2003年01月03日(金) 自分を旅する。。

今、明日ラジオで特集するジョニ・ミッチェルの新しいアルバムを聴いている。


「Travelogue」と名付けられたそのアルバムは、
ジョニ・ミッチェルの自作曲のセルフカバーである。

オーケストラをバックに重厚な音作り。
ヴィンス・メンドーサによるオーケストラレーションがすごくいい。

ブックレットには、ミッチェルが描いた絵の数々。
あの忌まわしいテロ事件の貿易センタービルの絵も描かれている。
ジョニ・ミッチェルは、何を感じ、何を思ったのだろう。

Travelogue、とは英国語で、旅行談の意味だそうだが、
さて、ミッチェルは今回、何を旅したのだろう。

自作の音楽と共に、自分自身を旅したのだろうか。
















2003年01月02日(木) 初春の願い。。

みなさま、明けましておめでとうございます。
今年一年、みなさまにとって良い年になりますように。

今日は仕事初め。
店の方も今日から営業である。
二日はやっぱり暇かなぁ、と思っていたら、
函館のhirosanと東京のごまさんが、盛岡のご友人と一緒に、いらっしゃった。
去年の夏に続いてのご訪問、嬉しい限りである。
色々とお話できて、愉しいひと時であった。

さて、新年を迎えて思うのは、
今年一年どのような年にしたいか、である。

昨日は初詣に出かけたが、気持ちも引き締まっていいものである。

具体的にどうの、というのは、また後の話であるが、
少しでも前向きにやって行きたい、と思っている。

あとは、皆元気に一年過ごせたら、と心から願う。



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izumi [HOMEPAGE]

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