ミスフル感想
Mr.FULLSWINGの感想置き場。毎週書いています。
 何故か編集に毒を吐いたりして(変)
 あんまりやおい要素は無いけど一応気をつけて

2005年10月11日(火) 199発目(完全決裂)感想


日記の方では暗い感想を言っていますが、
こっちの感想はテンションを上げていきたいと思います。
p4目から突然登場の白雪姫さん(あだ名です)
ですが密かに期待しています。
以前の羊谷監督のようなカリスマ性を感じさせる.
羊谷はただのオッサンになったけれども、
彼はもう先生の思うとおりに書かせてやってくれ、と思う次第.
P5目
まあ確かに高野連が決めるのが妥当だろうな.
すぐに離れるところから見てやっと猿野も野球人らしくなってきたというか
ようやく監督という者が自分の運命を握っているというあたりまえの事がわかったらしい.
そしていくら離れてもそれを見逃さない白雪姫(姫でも攻めですが・・)
代表キャプテンを屑桐さんにした意図は見えません.
P8目
スタメンは確かに問題だが、しかしあまりにも多いこのメンバー、全員ベンチいり可能なのか?心配です.
ヘタすると補欠にさえなれない方がいるのでは?
そして分っている監督は仲の悪いもの同士を組ませます.
え〜前回から思っていたのですが、
ミヤが猿に構うのは私に言わせれば、芭犬の証です.
元々芭唐と犬飼は屑桐・牛尾並みの気まずさです.
しかし猿に構っている限りはその雰囲気を出さずに済みます.
視線が犬の方に向くことをしなくて済むからです.
つまり猿に構うのは犬を無視するためであり、それ自体がどれだけ意識しているかを示しています.(何かおかしいですか?)
それが証拠に猿野の言葉に対して
「俺だってお前と組みたいわけじゃない」というところを
組まれた事に対して何の反論もしないのは
犬飼と組みたいからにほかありません.
そして監督の必殺技が炸裂
まあ時間がないですからね.
悠長にやってられないでしょう
30分しか番組がないのならウルトラマンは早くに変身しないと
必殺技、レギュラー外し
監督にだけ使える神業です.
んでP11目で出てきたミニゲームなんですが
▽ ベースでないのなら似たようなことを「メジャー」の入部試験でしていたよ.
んっとこんな事をいうと長くなるんだが、本来のダイヤモンドって正四角形だよね。
でこのミニゲームのベースは私、最初正三角形だと思っていたら違うらしい.
どう見ても本塁ベースが90度に見えないのだが私の目の錯覚らしい.
1塁・3塁を使うなら1-3塁間は当然本塁―1塁間よりも距離があると言うことだな.
よかったよ。
そうでないなら、守備の下手さにビックリするところだった.
猿野は仕方ないにしても
芭唐がアレでは甲子園出場なのに笑いが止まらないぐらいお粗末だからな.
まあ夏の高校野球を見たせいで
3回戦ぐらいになると守備で神業級が飛び出していたから
芭唐があの守備で甲子園に行こうと言うのならそれこそ
「お前こそリトルからやり直せ」になったよ.
1−3塁間が今までと同じ距離なら、本来なら4人で守るところを2人で守っているんだからね.
そしてP18目
監督からのきつい一言
「もう地元に帰ってもらったって構わない」とな。
まあ当然なんですよ.
野球選手ならこれぐらい出来ないと
仲が悪いから一緒にプレイは出来ないというのでは確かに子供過ぎます.
個人的感情は抑えるのが本当です.
この辺の考えは私は多分他の方とは違っているとは思うのですが、
その辺を説明すると長くなります.
ですが少しだけ・・
あるnewsであったのですが、ボランティアだかなんだったか忘れたけど、
ある人たちが戦争をしていた国の(多分イラクか何か)子供達に折り紙を教えて
それはどんなだったかはどうでもいいです.
その活動自体がレベルは低いのか高いのかは知る術もありません.
単にマスコミを信じるしかないのです.
ですが私は証拠がなければ何も信じません.
はっきり言って、どんなことでもです.
たとえば、何処何処で核実験が行なわれたとか
誰かが死んだとか
何処何処で豪雨があったとか
その全ての情報を信じないのです.
なぜなら確かめる術がないからです.
本当か嘘かは分からない.
でも単にそう言っている。
それだけです.
(話がそれた)
さてその折り紙を教えたことは別にどうでも良くてその時にマスコミが言った事のレベルの低さにあきれたのです.
「折り紙を教えて交流を図りました.」って言うんです.
つまり折り紙を教える事によって、仲良くなり、心の交流が出来たと・・
馬鹿馬鹿しいとは思いませんか?
折り紙折ったら友達になれるのですか
折り紙教えたら日本が好きになれるのですか
なんだか人間の心というものを凄く安っぽいものと扱っているとしか思えません.
その程度で交流出来るのですかね?
その現地の人のしていることが本当の交流が出来ているのかどうかはその交流のレベルによるかもしれませんが、ただマスコミが言ったその考えの安易さに言葉もありませんでした.
一体人間の心とか気持ちとかふれあいというものをどれだけ安く考えているのかと・・
どうしたら人間は仲良くなれますか?
ここまでいうとどうしても長くなるのですが、
もし、一緒の楽しい思い出が作れたら仲良くなれるとおもうなら
その考えは全く間違っています.
むしろ逆です.
その辺を説明すると長くなるのですが、
(私の考えは世間と違うのでその考えを説明するには一から説明しないといけないのですよ)
でも一つだけ言っておきます.
羊谷監督の方法は一つの正解でした.
AチームVSBチーム1年チームVS2.3年連合軍
それぞれ死力を尽くして戦いました.
その戦いで分ったはずです.
相手がどれだけ勝つのに難しい強敵かという事を
それが同じチームになったときに相手への信頼になるのですよ.
自分達をこれだけ苦しめた相手がどれだけ強い相手かということを
それが味方になったときにどれだけ頼もしいかは言葉を尽くすよりもその経験で分かるはずです.
例えば鹿目先輩のカミソリに苦心するほど
それが味方になったときには
その球が簡単には打たれないという
信頼になるのです.
相手に優しくしたり、楽しい思い出を作ってやったり、そんなことで本当のつながりが出来るのではありません.
もちろんそれもそうなのですが、
ただこの漫画は高校野球漫画なのですよ.
高校野球の球児たちのチームのつながりというものはそんな安いレベルのつながりではないのです。
彼等は私達とは違う日常にいるのですよ.
今の世間の常識が普通だというのならそうなります.
昔はそうではなかったのですがね.
彼等も一般の人もそういう同じ日常にいました.
でも今は今の世間の考えが普通であると仮定した場合
とても彼等の事は理解できないでしょう。
(この場合の世間とか普通とか言うのはマスコミの言う考えという意味で言っているのですがね)

ンで長くなったのですが、(ホントにな)
この後の二人の反応なのですが、
芸が細かいというか
いろいろ考えさせられます.
この言葉に動揺したのは猿ではなくて芭唐のほうです.
このことで芭唐がどれだけ野球部というところで甘やかされていたかを知ることが出来ます.
中学でも、華武でも
猿は犬からも羊谷からも辛らつな事を言われていましたからね.
割と平気だと思うのです.
しかし動揺した芭唐は本来なら謝る所か、ふざけてお茶を濁すところなのに
そのプライドゆえに(プライドって言うよりもこの場合ただの見栄だと思うが)
平気な顔して(平気ではないからこそ)甲子園があるからいいという
それはそうなんですが、ただ芭唐は帰ってもかまわないといわれた事自体に傷ついたと思うですよ.
つまり自分という戦力をそこまで過小評価されたことはなかったのかもしれないと思うわけです.
私は・・
つまり彼にとっては県対抗で出れないということは別にいいんだけど(甲子園があるから)
ただそれよりも自分がそんな扱いを受けた事の方がショックだったんじゃないかなあと思うわけです.
そして猿野ですが、
彼は十二支でも扱いは酷かったし
きつい言葉にはなれているから白雪の言葉はそれほどの事はなかったと思います.
しかしその後の芭唐の言葉が彼にとってはきつかったのです.
それは十二支が負けて甲子園にいけないということをはっきりといっていたからです.
猿野は確かに川辺で泣きましたが、
それでもまだ自分がいけなかったことに対して
十分悲しんではいないと思います.
時間的に考えて本来ならまだまだ実感も湧かない頃ですから
これから徐々に実感が湧いてきてもっと悲しく悔しい思いをするはずだったのです.
その悔しい思いを芭唐によってさせられたのです.
彼が悔しく悲しいのは、芭唐が言ったせりふでもなく
馬鹿にされた事でもなく
ただ甲子園にいけなかったという
そのことの再確認のためだったと思います.
(この辺の心理は信也先生は芸が細かくそれなのに読者に対して説明しないという稀な作家です.)
ですから猿野は怒るよりも泣きたかったのが本当
泣きたいけれどもそれを隠して怒ったのが最後の猿野だと思います.
(長かった.読んだ人もお疲れ様です.)


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seiju [MAIL]

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