散歩主義

2003年04月20日(日) 雨の日

雨が朝からずっと降っています。ほんのたまの雨の切れ目に犬を連れて散歩。
雨の日は花や木の色が鮮やかになるのがいいです。
今日は近くの団地の欅林にいきました。まだ黄緑の若葉が天蓋になって、空気も薄い黄緑。
開き出したツツジの花、パンジー、ビオラ、チューリップ…。視線を上げるとハナミズキ。

晴れた日は光が散って目が痛いけれど、雨の日は空気に滲むほどの色が目にしみてきます。

昨日から考えていた事。言い方はオブラートに包んでいるけれど、結局、金儲けが第一義なんだという議論のこと。つまらないね。そんなに金が欲しいんなら文学なんてやめて違う事やったほうがいいよ。書く前から売れる売れないを考える。そういう人もいるしそういうやり方もあるし、ほとんどがそうなんだろうけれど。社会へ出ていくということは、それだけのことなのかね。CDならメガヒット。本ならベストセラー。議論はすぐにそれ以外は存在価値はないかのようになる。そんな乱暴なのはごめんだ。
金と数字だけしかないような話とは、一切関係を持ちたくない。

やはり、独りにならないとだめなんだな。そして結べる関係こそが大事なんじゃないのかな。
お金は大事。あたりまえ。何もかもがないまぜになってる。

たとえば日本にどれだけ膨大な短歌結社があり、詩誌があるのか。それらが内部での相互評価を通じてどれだけ日本の文学に寄与しているのか。あるいはどれほど多くの人生にかかわり、豊かにしているか。変な結社や同人なんてすぐに潰れる。時間の重みに耐えているひとたちがいる、ということ。ほくにはそれらを馬鹿にしたりコケにしたりする事はできない。
本の熱心な読者というのはこういう人たちに多いのだとぼくは思う。

表現意欲を持つ人を取り巻く状況というなら、音楽の方がはるかに前をいってる。
文学はどうだろう。実用書だけが文章なら、もういいや。

金のためだけでなく自分の進歩のために書いている人もいるということ。
ぼくが信用するのはそちらほうです。


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