散歩主義

2003年02月11日(火) speak like a child

今日の表題はハービー・ハンコックのアルバムタイトルです。1968年に録音されたアルバム。まだマイルスやギルの影響がありありで、彼がマイルスのために書いた「The Sorcerer」も収録されています。

ハービーといえば「ウォーター・メロンマン」の大ヒットで有名だけど、このアルバムも地味だけどとてもいいです。
パーソネルは
ハービー・ハンコック…ピアノ  ロン・カーター…ベース ミッキー・ロカー…ドラムス。このトリオをベースにホーン隊。
サッド・ジョーンズ…フリューゲルホーン
ピーター・フィリップス…ベース・トロンボーン
ジェリー・ドッジオン…アルト・フルート

楽曲の中では、やはりタイトルにもなった「スピーク・ライク・ア・チャイルド」がいちばんいい。
不思議なホーン編成の意図もわかります。叙情的な音楽が展開されています。リリシズムといってもいいほどの。

かなり昔からこれは聴いていました。ジャズ喫茶では「なごみ」の1枚。久しぶりに引っ張り出して聴いてみると、今のほうがよりよく聞えてくるから不思議。
ジャケットがとても素敵で、フェンスの横でキスする二人のシルエット。
その後の華々しいキャリアから考えても、ハービーのかなり本質的な一面を刻したアルバムだと思っています。

昔はピアニスト名義のソロアルバムで、こんなにホーンが出てくるのはいかがなものか、みたいな評価がほとんどだった。
当時、マイルス・ディヴィス、ギル・エヴァンスとともに仕事をしていたハンコックにしてみれば、当然の「ソロ・ワーク」なんだと。マイルスファンなら納得してたんですけどね。

スリルってなんだろうね。
そう思う1枚です。

マイルスやコルトレーンと仕事をしたピアニストたち。コルトレーン・コンボのマッコイ・タイナーとマイルス・コンボだと最近はハンコックを一番よく聴きます。

一日雨のようです。明日から寒の戻りかな。
北野天満宮の梅はどんどん咲きつづけておりますよ。

あそうだ文春の今月号頼まなきゃ。


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