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2005年07月04日(月)  川相選手は球界の宝

7/1の中日vsヤクルト(神宮球場)観戦話の続きです。

昨年の中日優勝における陰の功労者は、川相選手と信じる私。
それまでの中日の選手と言えば、
皆どうしようもなく送りバントが下手で、
何度となくイライラさせられていたのですが、
昨年は随分成功率が上がったように見えたからです。
だから1点差ゲームにも強かったと。

バントの指導以外にも練習への取り組み方等、
色々面倒を見てくれていたようで、
「川相さんの加入が大きかった」と
インタビューで答える選手も何人かいましたし。

ですから、川相選手が登場すると非常に嬉しい私。
今回もしっかり出番があり活躍を見せてくれて、大満足です。

同点で迎えた8回表、無死1、2塁の場面で打席に立つのですが、
川相選手効果は恐らく無死2塁の段階から
あったのではないかと思います。
これは落合監督の演出なのかもしれませんが、
ランナーを2塁に置いて、8番の谷繁が準備する直前から
川相選手はベンチの外に出て素振りをしていたのです。

「谷繁の送りバントが成功しようがしまいが、
 次の俺がバントを決めて、
 ランナーは確実に3塁に達しちゃうからね」と
ず〜っとプレッシャーかけ続けたのではないかと。
その効果あってか、谷繁はバントは失敗したのものの
四球を選んで出塁し、無死1、2塁。

「バッター川相」のコールに湧く中日応戦席と、
諦めのため息が出たヤクルト応援席。
この球場にいる約13,500 人全員が
川相選手が何をし、どうなるかが分かっているからでしょう。
しかし、この時の対戦投手である川端にも球威があり、
簡単にはバントができなさそうにも思えました。
谷繁も2球失敗しているくらいですから。

少し不安を抱きながら見つめていたのですが、
1球目、猛然と間合いを詰めてくる1塁手、
ボールは後方に飛び、失敗!
やはり川端の球威が勝ったか?

そして2球目。
140km/hで飛んできたボールが木に当たったとは思えないくらい。
見事に勢いが殺された緩い球足で
古田捕手の2mくらい手前に転がり、成功!!
素晴らしすぎます。

もちろん中日応援席は大喝采。
川相選手がベンチに戻るまで、その拍手は続きました。
この美技がどれ程凄いことだったのかは、
誰もが認める所だったのでしょう。
私の周りにいたヤクルトファンの皆さんも
拍手をしていたくらいですから。

巨人離脱絡みの浪花節的要素もあるでしょうが、
野球人として川相選手は愛されていますね。(嬉)


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