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2005年11月27日(日) ドル資産を手じまいした

2ヶ月くらいかけて、ドル資産のほとんどを、円のキャッシュに換えて利益を確定した。
ドル建ての株式や預金を一旦、手じまい。
投資用の口座は海外にあるので、小切手を送ってもらって、これまた外銀の口座へ入金
ドルはキャッシュをほんの少しだけ残して、残りはすべて日本円のキャッシュに換えた。
理由は単純で、円安ドル高だからである。

昨日書いたソフトバンク株の値動き以上に、先を読みづらいのが為替相場。
少なくとも、僕には為替相場の予測をする能力はない。

現状の円安ドル高が、どこまで続くのか、先高観があるのか、先安観があるのか、僕には判断がつかない。
為替相場は、よくわからないので、2ヶ月かけて少しずつ分散して手じまった。
一気に手じまいできるほどの確信が持てなかった。

そして、結構とんでもない金額の円のキャッシュが戻ってきた。
「普通預金」口座へのキャッシュ入金。

このまま「普通預金」口座にキャッシュを置いておいても、おもしろくも何ともない。

ここ何年かはデフレ傾向が続いていたので、ある意味、キャッシュの実質価値は増大していたとも言える。
銀行の金利が安くても、ただキャッシュを持っているだけで、何のリスクもなく、事実上の価値は大きくなっていた。

でも、そろそろデフレも終わりだ。
インフレとまではいかないけれど、少なくともデフレ傾向は縮小している。
手許にキャッシュが潤沢にあっても、価値は増大しない。

円高になったら、また海外モノに投資してもいいのだけれど、今時点ではドル建てでもユーロ建てでも投資する気はない。

僕は、ドル建て資産の手じまいと同時に、日本株の投資も、手じまい準備中。
昨日書いたソフトバンク株は、急落する可能性があるので、特に注意しているけれど、日本株全体に対しても、撤退が基本スタンス。
撤退のタイミングを見計らっている。
今のところ日本株は順調に推移しているけれど、じゅうぶん利益も出たので、少しずつ利益を確定していくつもりだ。
投資は利益を確定してはじめて勝った、と言えるので、少しずつ利益を確定していきたい。
「頭と尻尾はくれてやれ」という相場の格言に従いたい。

そうすると更に僕の「普通預金」口座のキャッシュが増大してしまう。
何とかしないと。
ペオオフ対策のために口座を増やすのも、不便なだけでバカらしい。
このままでは、「普通預金」でマンションが買えてしまう・・・アホだ。
それに僕は持ち家に住んでいるので、税金対策のマンション以外は買う必要がない。
キャッシュを持っていても、これといった使い途があるわけではない。
ほとんどゼロ金利のまま、寝かせておくわけにもいかない。

かと言って、日本株も為替も一息つきたいところ。
とりあえず利益確定させて、投資先を変更したい。

積極投資は一休み、ということにしたいので、それほどの利益を上げる必要はない。
ローリスク・ローリターンで回せれば良い。

とりあえず考えているのは、ファンドの分散投資。
できる限り連動性のないファンドを組み合わせるつもり。
全く連動しない業種、地域、投資手法に分散投資。
日本株ファンド、BRICsファンド、債権、REIT etc。
投資手法そのものも複数のものに振り分けたい。
ファンドに資金を移動させる。
ファンドでも分散型のものも当然あるのだけれど、あまりにも何も考えないのも良くないので、ちょっとリスクのありそうなファンドを自分で組み合わせたい。
お勉強にもなるだろうし。

個別投資は大変なので、小休止して、連動性のないファンドへの分散投資に切り替え。
連動性を極力排除することによって、リスクを分散させる。
それぞれのファンドは上がったり下がったりするだろう。
ポートフォリオ全体としてみれば、「そこそこ」のリターン、という作戦。
状況を見つつ、ポートフォリオを見直す。
ファンドを組み合わせて、ファンドを組成したい。
時間をかけて、地味に少しずつ移行させるつもりだ。

さて、と。
ファンド選定と組成比率をそろそろ考えはじめようかな、っと。




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