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2005年05月09日(月) 今日から新オフィスでお仕事

今日から新オフィスでお仕事。
自分のオフィスなのに、地図を見ながら会社にたどり着く。
駅から2分と聞いていたのに、駅のホームからは10分近くかかった。
駅から2分というのは、駅の出口からの所要時間であって、ホームからの時間ではないらしい。
○○駅より徒歩×分の不動産屋の表示を信じてはいけない。
ホームから地下通路を延々と歩いて地上に出るような構造の駅であっても、駅の出口からが、徒歩○○分の表示なのだそうだ。
路線によっては、駅の通路を10分以上歩くハメになる。
それでも駅(の出口)から徒歩2分。
僕の自宅からは、2種類の路線で最寄駅までアプローチできる。
今日の出勤コースは、1分ほど電車に乗っている時間が短かったのだけれど、ホームは3分ほど遠い。
歩くのは嫌なので(運動しろ)、明日は別コースで出勤してみることにする。

新オフィスは、都内でもセキュリティーレベルが非常に高い場所にある。
国防上ヤバい施設に取り囲まれているワケだ。
ビルの前にはパトカー常駐。
道路は、一般道路なのに、いつでも閉鎖できるように、「ジャバラの通せんぼ」装備。
夜、帰るときは、「ジャバラの通せんぼ」でビル前の道路は封鎖されていた。
棒を持った警官もあちこちに立っている。
警備会社ではなく、日本国政府の警官。
休日にクルマやバイクで出勤しても、路上駐車なんぞ問題外の外な雰囲気。
僕は、警官やパトカーを見ると緊張する。
後ろめたいことがなくても、条件反射で構えてしまう。
「俺は(今日は)怪しくないぞオーラ」で武装して、新オフィスのビルに入る。

ビルに入ると、JRの改札みたいなゲート。
警備員あり。
カードをかざして、ゲートを抜け、エレベーターホールに入る。
エレベーターにもカードリーダー。
オフィス階に到着。
自分のオフィスに入るためには、またカード。
が、カードが通らない。
ピーピー鳴るだけで、ドアは開かず。
警備員接近。
ヤバし。
写真入りの社員証を見せて、入館カードの再登録をしてもらう。
僕のカードは登録漏れだったらしい。
とりあえず、警備員にオフィスに入れてもらう。
入館カードが使えるようになるには、午後までかかった。
午前中は、トイレにも喫煙コーナーにも行けず。
トイレや喫煙コーナーに行くと、自分の席には警備員に連れて行ってもらわなくてはならない。
喫煙室にもカードリーダーを通さなくては入れない。
よくよく考えてみれば喫煙室は、女子化粧室と並んで、社内の最高機密情報が飛び交う場所なので、当然の処置と言えよう。

何とか自分の席にたどり着く。
チームメンバーは僕の姿が見当たらないので、探していたようだ。
「ごめん、オフィスに入れてもらえんかった」

新オフィスに入ってみると、外資度100パーセント。
もともと外資100パーセントのはずだったのだけれど、旧オフィスは正直言ってボロかった。
新オフィスは、「こんなオフィス、普通ねえだろ」的ツッコミを入れたくなるような、いわゆるテレビドラマ的内装。
オフィスに入ると、正面にいきなり某オサレ系チェーンのカフェが社員専用に出店していた。
「置物としての外国人」も適度にばら撒かれている。
旧オフィスでは、外国人はなぜだか隔離フロア(ボロい内装)に固まって棲息していたのだけれど、新オフィスに移った事で、一般フロアに湧き出してきたようだ。
あちこちに液晶モニターが置かれ、環境映像が流れている。
四角のほうが使い易いのに、丸くてガラス張りの会議室。
ガラス張りの会議室で外国人集団がガラスにもたれかかり、立ったままミーティングをしている。
何だか外資みたいだぞ。
僕のような小汚い系の人間が映らないように美男美女の若い社員と外人だけが映るようにしてカメラを回せば、トレンディードラマ(死語)のセットっぽく見えないこともない。
ミーハーな脳内でイメージする外資のオフィスそのもの。

午前中は、自分の席をささっとセットアップだけして、早速ミーティングに突入。
午後からはクライアント先へ外出。
夕方にオフィスに戻って、会議室に缶詰。
夜9時にようやく自分の席で落ち着く。

自分の席から周囲を見渡すと、既に派閥(仲良しグループ)で座席が構成されている。
オフィスは予約制で、固定席は存在しないし、事前に打ち合わせたわけでもないのに、群れとナワバリができていた。

って事で、よくわからないまま新オフィスで業務開始。
どうもよその会社にいるようで落ち着かない。




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