斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2005年01月12日(水) |
PSPはさっさとオープンアーキテクチャーにしろ |
年末にPSPを入手したものの、ほとんど使っていない。 僕の場合、「どうせいつか買うのだから、さっさと買っとけ」、程度の気分だったので、たま〜にリッジレーサーをちょこちょことやってみる程度。
リッジレーサーなどのレースゲームは異常な集中力を必要とするので、少しやっただけでもすんごく疲れる。 レース中、直線コース以外ではたぶん息すらしてない。 なので、少ししかやらない。
で、本題。
PSPを使ってみて思ったのは、これがオープンアーキテクチャーだったら、大化けするのにな、ということ。 PSPは無線LANを標準装備。 メモリースティックもある。 USB2.0も備えている(周辺機器取り付け用と思われる切込みもある)。 ハードウエアとしてはPDA級というか、ほとんどPCレベルなのである(解像度は低いのでテキスト表示にはたぶん問題あり。僕なら2年後にPSP2をVGAで出す)。
UMDはソニー的には、不正コピー対策とか何とか言って、しばらくの間はあえて書き換え不能にすると思われるのだけれど、メモリースティックがある。 アーキテクチャーをオープンにするなり、開発キットを発売するなりすれば、おもしろい事になる。 ソニーはUMDのプレスを独占して、そこに「みかじめ料」を乗っけて商売をすれば良い。 UMDは独占で構わない(もちろんユーザーとしてはUMDも書き換え可能にして欲しいけどそれではソニーのビジネスモデルが崩壊する。現時点では時期尚早)ので、ソニーはそこで儲けて、メモリースティックの書き換え可能領域に関してはオープンアーキテクチャーにすべきだと思う。
僕としてはとりあえずソフトウエアとしては、PIM、ブラウザ、メーラー、2ちゃんねるブラウザは最低限欲しい。 ハードウエアとしてはUSB経由で、GPS、キーボード、`ビデオチャットカメラ、Bluetoothアダプタあたりは欲しい。 できれば外付けのHDDも欲しい。 企画としてはあるのかも知れないけれど、ソニーはその辺りのPSPの拡張性に対して、サードパーティー、ヘビーユーザーに対するアピールをもっとすべきだと思う。
ゲーム機としてのPSPは、単なる持ち運び可能なPS2である。 PS2があそこまで小さくなったのだから、それだけでエライといえばエライのだけれど、ゲーム機としては基本的にPS2と何ら変わりがない。 これから発売されるゲームもPS2からの移植が中心になるのだろうと思われる。
でも、やっぱりそれだけじゃツマラン、と思う。 せっかくの可能性、拡張性を持っているのだから、アーキテクチャーをオープンにすれば、盛り上がるのに、と思う。 世界中のヲタが勝手にワケのわからんソフトをたくさん作ってくれるはずだ。
僕はPS2のLinuxキットは既に持っている。 PSPもLinuxベースなんだろうな、と想像する。 仮にPSPがLinuxベースなのであれば開発キットなんて楽勝で出せるだろう。
PSPのUMDは、戦略上しばらくは書き換え不可にせざるを得ないと思うけれど、メモリスティック領域で起動可能なソフトウエアの開発キットくらいは、フリーウエアでばら撒けよ、と思う。 その辺ができないのが、ソニーのセコさ。 僕がソニーの経営者だったら、速攻でPSPの開発キットをフリーウエアでばらまくけどなあ。
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