WEBLOG
斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」

β版

目次  <<前へ 次へ>> 


2004年11月20日(土) FOMA用の電波リピータとか増幅装置ってないのか?

DoCoMoがFOMAの新シリーズ901iシリーズを発表した。
既にF900iCというFelica内蔵携帯を愛用している僕にとっては、ただのマイナーチェンジにしか見えない。
ネタは出尽くしか?
新ネタはサラウンド着メロ。
そんなものいらない。
僕は常にマナーモードだ。

オクノ総研の予測によると、携帯電話の次の大変化は「RFIDリーダー機能搭載」、「地上波デジタル放送ワンセグ受信」なのだけれど、両者ともにまだ時期尚早だし、コスト的にも見合わない。
今は、進化の谷間の時期なのだろう。
今は、Felicaの普及、成熟に専念するのが、DoCoMoとしては正しい行動だろう。
ユーザーを混乱させずに素直に、Felicaに注力。
サラウンドなどでお茶を濁しつつ、Felicaの普及に向けた啓蒙活動。

だが、FOMAユーザーである僕が、DoCoMoに切望するのは、FOMAをちゃんと繋がるようにして欲しい、という事である。
切望というか、渇望というか、熱い想いというか。
電話なんだから、まずは繋がるようにしてくれ。
機能拡張は後回しで構わない。

正直言って、FOMAは繋がらない。
繋がらない方が、何かと言い訳ができて便利、という利点もあるが、電話なんだから通話ができなきゃ機能が豊富であってもどうしようもない。
僕はPDCのPREMINIデュアルネットワークサービスで併用することにより、何とかしのいでいるが、本来はFOMAだけにしたい。
何で、携帯電話を2台も持って手動で切り替えつつ使わないといけないのか?

FOMAは都心部であってもビル内や地下鉄構内ではマトモに繋がらない。。
僕は普段はPDCを生かしておいて、FOMAが繋がることを確認してからFOMAに切り替えるような使い方をしている。
FOMAはまだ携帯電話として、単体では全く使い物にならない。
メインはPDCで、PDA的にFOMAを使う。
通信速度はFOMAのほうが速くて安いので、データ通信時にはFOMAに切り替える。

FOMAが繋がらないのは、インフラの問題だけでもない。
FOMAはPDCと比較して高い周波数帯域を使っているので、電波の直進性が強い。
すなわち、入り組んだ場所、ビルの内部などには電波特性として届かない。
これはどうしようもない。
解決策としては、低周波数帯とのデュアル電波仕様にするか、アクセスポイントをPDCの何倍も設置する、しかない。

低周波数帯域とのデュアル電波仕様はPDCユーザーがFOMAに移行していけば、電波帯域に空きが出てくるし、シティーホンの1.5G帯ががら空きなので、すぐに実現するだろう。

でもなあ・・・。
手っ取り早い方法はFOMAの電波リピータとか増幅装置の販売だと思う。
PHSはサービス開始直後にはリピータみたいな機器をタダで貰えた。
僕は、自宅やオフィスにFOMAリピータが設置可能なのであれば、即座に自腹で購入する。
有線のFOMA拡張アンテナは存在するのだけれど、携帯電話を有線で繋ぐほどアホな事はないので、購入していない。

ベストソリューションとしてはIP、無線LAN経由で繋がることである。
FOMAとIPがシームレスになれば便利だろう。
あ、これはいわゆる4Gですな。

あとは、ネックストラップ型外部アンテナとか。
何とかFOMAが繋がる方法ってないのかな?
いい加減、携帯電話2台切り替えのデュアルネットワークも面倒くさい。




目次  <<前へ 次へ>> 
オクノ総研 |MailBBShttp://www.junokuno.com/

My追加
孤独に歩め 悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の象のように

リンク、引用はご自由にどうぞ。@your own risk
当サイトの内容は筆者が勤務している企業の見解とは無関係です。