斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年10月28日(木) |
プロ野球参入はくじびきで決めるのが妥当な気がする |
台風、地震、香田君事件により、隅に置かれている感もなきにしもあらずな楽天、ライブドアのプロ野球参入問題。 プロ野球ファンではない僕にとっては正直言ってどうでも良いことなので、外野席からおもしろおかしく観戦している。 以前にも書いたのだけれど、僕の立場から見るとどう見ても楽天優勢。 客観的にも主観的にも楽天優位。
だが、世間レベルではそうでもないらしい。 僕の両親などは、楽天の三木谷氏は全く眼中になく、ライブドアの堀江氏を応援している。 テレビを見ていても新聞、雑誌、インターネットといった各種メディアを見ていても圧倒的に堀江氏の露出度が高い。 ポジティブなメッセージだけではないので、一概に堀江氏のほうが世間的には支持されている、とは言い難いものの三木谷氏よりも堀江氏のほうが人気者なのは間違いない。 きっと世間的には、大人社会に対する反逆者的なイメージがある堀江氏に軍配があがるのだろう。
僕は、プロ野球問題は、楽天だろうとライブドアだろうと立派に運営していけると思う。 大問題のように扱われているが、プロ野球の球団経営は中小企業の経営であり、それほど大騒ぎするほどの事か?と、思う。 もちろん一般企業の経営とは異なるノウハウがあるのだろう。 だけど、完璧な財務内容、完璧な人格が求められる必要があるのか?と思う。 プロ野球球団の経営は堀江氏でも三木谷氏でも十分やっていけるだろうと思う。
だが、プロ野球への参入企業は一社にしか認められないようなので、三木谷氏、堀江氏のどちらかが選ばれ、どちらかが落選することになる。 普通に考えれば、楽天の三木谷氏が選ばれるだろう。 堀江氏は、一般大衆の支持を得たが、同時に墓穴もたくさん掘った。 やはり大企業勤務経験のない人は、企業相手の交渉、大人社会で生き残る事は難しいな、と感じる。 堀江氏はしょせんは成り上がりのベンチャーだな、常識を逸脱しているな、と思ってしまう。 残念な事に堀江氏には自分がお調子者であることに対する自覚がない。 テレビに出たり、本を出したり、調子に乗り過ぎ。 世間知らずのお子ちゃま学生達に、「稼ぐが勝ち」的なアホな電波をとばしてしまい、悪影響を与えてしまった罪も大きい。 本人は、成功した反逆者のつもりなのだろうけれど、大人社会から見れば単なる失礼な奴、常識を知らないガキ、である。 企業社会、大人社会への反逆は、好きにしてもらって一向にかまわない。 だけど、堀江氏はナメた態度に見え隠れする。 社会をバカにしている態度が明からさまだ。 そして、彼は株式市場、株主を裏切り続けてきてもいる。 テレビに映った表面的な姿しか見ない大衆からは支持されているかも知れないけれど、企業社会、市場からは見放されている。
来週、楽天かライブドアのどちらがプロ野球参入が決定するかが決まる。 企業社会、大人社会の楽天か、大衆を味方につけたライブドアか? 楽天が優位だとは思うけれど、プロ野球球団経営はどちらがやっても、問題はないと思う。 いや、問題はあるだろうけれど、それはそれで良いのではないか、と思う。
審査ではなく、くじびきで決めるのが妥当な気がする。
■2004年09月17日(金) 楽天(三木谷氏)とライブドア(ほりえもん) http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99799&pg=20040917
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