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2004年07月15日(木) 年収300万円でも充分生きていける

僕は、森永卓郎氏の「年収300万円時代を生き抜く経済学」は読んでいないので、森永さんの主張は良く知らないのだけれど、僕も年収300万円でも生きていく自信がある。

現在、僕は会社を休職し、昼間っから公園でビールを飲みながら昼寝をする、という典型的なダメ無職的な生活を続けている。
iPodをスピーカーにつないで、音楽を聴いたり、コンビニで買ったマンガを読んだり。
気が向いたら公園のベンチで腹の上にパソコンを置いて原稿や企画書を書いたりする。
酔っ払ってきたら、ベンチで眠る。
酔いが醒めて、目覚めると夕方。
その後はクルマでスーパー銭湯(500円)に行き、温泉気分を楽しむ。

おかげで、日焼けで身体中の皮が剥けまくってボロボロで、アブナイ病気の人みたいになってはいるけれど。

会社を休職しても、保険やら何やらで現行の収入の6割は保証される。
僕の最長休職可能期間は1年半。
収入が6割になる事に耐えられれば、1年半は遊んで暮らせる。

僕の年収は僕の生活レベルから言えば、必要以上に多い。
年収が6割になったところで、充分楽しく生きていけるだけの収入は保証されている。
髪の毛が金髪で、公園で昼間っから酔っ払って寝ていてもプラチナカードを持っていたりする。

お金の心配は全くない。
今、まとまって必要とされるお金もない。
マンションは持ち家だし、クルマもバイクもある。
欲しいモノは既に全て買った。
休職中なので、時間も無限にある。

そして、年収300万円でも生きていける自信がある。
なぜなら、僕の「基本的な生活レベルは学生時代と大きく変わっていない」からだ。
学生時代の親からの仕送りは月に10万円だった。
バイト代が10万円と少々。
合計で20万円と少し。
年収にすれば300万円を切っている。

僕は「吉野家」でも「松屋」で「大戸屋」でも「餃子の王将」でも「オリジン弁当」でもおいしく食事が頂ける体質だ。
服だって、「ユニクロ」だろうと「GAP」だろうと平気だ。
たまにアホみたいに高い食事をしたり、服を買ったりするので、あまり貧乏には見えないかもしれないけれど。

僕は、周りの人たちから「物欲番長」とか「無駄遣い王」と呼ばれている。
だけど、それは、生活のベースを300万円に抑え、余ったお金による贅沢なのだ。
別に、ケチだったり、節約しているワケではない。
普通に暮らしていて300万円あれば充分なのだ。
生活ベースはあくまでも300万円。
学生時代から何も変わっていない。

僕はそもそも贅沢に興味がない。
キャバクラにも行かないし、アホな女の子に貢ぐワケでもない。
ラグジュアリー系のブランドは恥ずかしい、とは思っても、欲しいとは全く思わない。

学生時代の僕の友人は言った。
「いくら貧乏でも本代とCD代はケチってはいけない」
正論だ。
今でも僕は守っている。

実際には自宅の蔵書は既に数千冊になり、本部屋からもあふれ、収拾がつかなかくなっている。
木造家屋だったら、本の重みで床が抜けていたかもしれない。
PCのHDDには1万2000曲のMP3ファイルがあるので、もはや本代やCD代もかからない。
映画だって、チャンネルサーバーにTVから録画されたものが増える一方で、見ている時間がないほどだ。
映画そのものも1200円のレイトショーしか行かない。
TSUTAYAには半額デーしか行かない。

クルマやバイクや最新のデジタル機器、楽器などは、余ったお金で買っているだけで、日常生活とは別モノである。
余ったお金なので、ローンは組まない。
クルマもバイクも現金一括払いである。
普通に楽しく暮らして300万円で充分。
たまに100万円単位の衝動買いをするが、それは余ったお金であり、日常生活には全く影響がない。
生活ベースが300万円なので、100万円単位で無駄遣いしようと、生活には支障はない。

年収が300万円にも満たないであろう女の子を見ると、どう見ても僕よりお金持ちに見える。
港区のマンションに住んで、ブランド物やらエステやら合コンやら。
ホントは貧乏なのにね。

どうして、貧乏なのに無理して贅沢をするんだろう?
僕にはわからない。

ある女の子に尋ねてみた。
「それはアナタがお金を持ってるから、貧乏な女の子の気持ちがわからないのよ」
「だって、マンション持ってて、クルマも外車で、大きなバイクも持ってて、好きなモノを買いまくっているじゃない」
「余裕があるからそんな事を言えるのよ」
「欲しいモノはいつでも買えるし、食べたいモノは何でも食べられるでしょ」
「見得を張る必要なんて何もないじゃない」

ふむ。
それは一理ある。
僕には今、どうしても買わなければならないモノは何もない。
必要であれば、すぐに買う。
欲しいモノは既に全て買った。
ここ数年の買物は全て買い換えであり、買足しである。
つまりは、道楽。
ただの道楽なので、突然、年収が300万円になっても困らない。

でも、基本的な生活資金を300万円に抑え、残りは散財する、って幸せな生活のような気がする。
僕が海外リゾートではなく、近所の公園のベンチで酔っ払って音楽を聴きながら寝ているだけで、幸せを感じるような性格だからかも知れないけれど。

人はどうして意味のない贅沢をしたがるのかな?
僕にはわからない。
僕は、年収が300万円になっても、楽しく生きていける自信はある。




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