斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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世の中には二種類の人間がいる。
「カプホ好き」と「カプホ嫌い」である。 もちろん僕は「カプホ好き」だ。
今日もカプホに泊った。 僕の常宿はフォンテーヌ赤坂。 サウナとセットになっているカプセルホテルである。
午前6時。 既に明るくなった赤坂見附の街をトボトボと歩いてカプホに入る。 大浴場に向かい、サウナに入る。 サウナでヒーヒー汗をかきながら、朝のワイドショーを見る。 風呂から上がり、自動販売機でビールのロング缶を買って飲む。 横では脱衣マージャンのTVゲームに興じるワカモノ。 マンガを読むおやぢ。 ビールを飲み終わると、もう午前7時に近い。 2時間ほどしか眠る時間は残されていない。 マトリクスの人間電池のようなカプセルの中に入る。 立って半畳、寝て一畳、というが、ここでは立てない。
僕は「下世話」好きである。 貧乏くさい事とかが嫌いではない。 高級なものが嫌いなわけではないけれど、B級なものもそれはそれで好きである。
大霊界の丹波哲郎が言っていた。 地獄といっても、地獄が合っている人にとっては地獄が天国なのですよ。 その通りだと思う。 僕にとってもお花畑や蓮の葉の天国より、地獄のほうが楽しそうに思える。
僕の周りでは明確に「カプホ好き」と「カプホ嫌い」にハッキリと分かれる。 「カプホ嫌い」の人間にとってはカプホに泊るということは、屈辱的なことなのだそうだ。 カプホ嫌いの人間は何時になろうと意地でもタクシーで帰宅する。 そうかな?カプホはカプホで良いと思うけれど。 サウナもあるし。 仕事を始める30分前まで寝ていられるし。
でも、僕はいつも夜が明けてからカプホに行くので、2、3時間の睡眠しか取った事がないのであった。
■フォンテーヌ赤坂 http://www.fontaine-akasaka.co.jp/
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