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2003年05月02日(金) NASを自宅に導入

NASを自宅に導入した。
NASとは”Network Attached Strage”という名の通り、LANに直接接続するHDDのことである。
少し前なら「NASを自宅に入れた」などと言えば「お前はデータセンターかよっ!」などと突っ込まれかねなかったが、今では家庭用の低価格NASが存在するのである。

僕の自宅は8MのADSLモデムによって外部と繋がっており(本当はさっさと光化したいのだけれど面倒なので後回しになっている)、自宅内は無線LANルータにより802.11bの無線ネットワークが構築されている。

今回はその無線LANルーターにNASを接続することが目的。
僕はDELLのデスクトップパソコンをメインで使用しているのだけれど、ノートパソコンやPDA等、無線LAN経由で接続する機器も同時に数台使用している。
僕としては無線経由でNASに蓄積されたMP3ファイルに自由にアクセスできる環境を作りたかったのである。
新iPod30GBモデルが来週あたりに届く予定なので、iPodが届く前にミュージックサーバーを用意しておこう、という魂胆である。

結局、買った製品はメルコの”LinkStation”。
80GBモデルで29,800円だった。
そのうえ、ビックカメラのポイント10%還元。
アホほど安い。
”LinkStation”のラインナップでは250GBモデルまで存在するが、映像を溜めるワケではないので80GBもあれば十分である。
予約したiPodは30GBモデルだし、僕はCDをせいぜい500枚くらいしか持ってないので、ミュージックサーバーとしてみれば80GBは十分過ぎる容量である。
500枚のCDなど、MP3ファイルにすれば、せいぜい15GB程度に過ぎない。

実を言うと自宅を出た段階ではNASを買う予定などなかった。
本当はiPod用にIEEE1394のPCIカードを買いに徒歩十分のビックカメラまで出かけたのである。
IEEE1394のPCIカードは2,500円。
10.000円くらいするのかと思っていたら、思いのほか安い。
うーん、もっと何か買いたいぞ。
すると、カード売場のすぐ隣にNASが売っていたのである。
そうか、NASか。
単体のそれぞれのPCのHDD容量は十分足りているが、ウチにはサーバーがなかったなあ・・・。
PS/2のリナックスキットについていた40GBのHDDも、今はPS2をFF X-2でPS2を酷使しているから使いたくないしなあ。

そうだ。
そうだ、NASを買っちゃえ。
安いしよ。
たかだか29,800円だ。
NASを持ってりゃ、プロジェクトルームでの仕事のファイル共有にも使えるし。
ついでに、スタッフに自分の手持ちのMP3ファイルは全て共有サーバーにアップするように、というお触れを出そう。
スタッフとのコミュニケーションを図る立派なマネージャのフリをしつつ、MP3ファイル収集するのだ。
どうせ、ロクでもないJ-POPしか聴いてないと思うけれど。
そうはいいつつも29,800円は余裕の衝動買いの範囲。
僕はいつどこでパチンコの新装開店があっても良いように、常に10万円以上は財布に入れている。
それに加えて、バックアップ用にカバンのあちこちに数万円を分散して入れている。
手持ちの現金を確認すると、今日は20万円くらいの現金を持っていた。
ゴールドカードもVISA、AMEXの2枚が入っている。

5秒後にはレジに80GBのNASを持って僕は立っていた。
レジに立って、フト我に帰った。
しかし、頭に浮かんだのは買うべきかどうかではなく「80GBでいいのか?」であった。
僕の頭は恐るべきスピードでギガバイトあたりのコストを計算する。
ギガバイト単位のコストでは120GBを買ったほうがおトクである。
でも、基本的にはMP3の共有用なので、120GBもあっても意味はない。
映像系はチャンネルサーバーで管理してるし。
と、いうことで0.005秒で80GBを買う事に決定した。

自宅に帰り、早速、買ってきたNASを繋ぐ。
玄関にはADSLモデム、無線LANルータが並んでいる。
その横に買ってきたばかりのNASを並べた。
無線LANルータのLANポートにイーサネットケーブルでNASを接続。

続いてNASのセットアップ。
デスクトップのDELLにセットアップ用のCD-ROMを入れる。
僕はひねくれものなので、素直にCD-ROMを入れたDELLからはセットアップを行わない。
わざわざThinkPadから無線LAN経由でDELLのCD-ROMドライブにアクセスして、セットアップを行う。
たいした理由はない。
単にベッドで寝転がってセットアップをしたかっただけである。

ものの30秒でセットアップ完了!
と、思いきやNASが見えない。
IPアドレスを直打ちすれば見えるのに、Windows Networkからは見えない。
なんじゃーっ!
悪戦苦闘していると、友人からWindowsMessengerからメッセージが入る。
適当に後で返事をすることにして、作業を続ける。
ハードウエアのエラーを疑い、チェックしていると、ついつい手許が狂い、ルーターの電源ケーブルを抜いてしまった。
うげーっ。
この段階でルーターのセットアップデータは全て吹っ飛び、インターネットには接続できなくなった。
NASどころか通常のインターネット接続ができなくなってしまったのである。
NASのセットアップのハズだったのに、ルーターのセットアップに逆戻り。
しかし、ルーターのセットアップのしかたは完全に忘れてしまっているので、AirH”経由でインターネットに接続し、ルーターのセットアップ方法を調べてなんとか原状回復。

なんとかインターネット接続を回復させ、NASをIP直打ちでチェックしていると・・・。
おいっ、IPアドレスが固定になっとるやんけ。
ウチはDHCPなんだよっ。
固定IPからDHCPに設定を変更したら、あっさりNASは繋がった。

あとは、せっとせとMP3ファイルを移行させるだけである。

■ホームネットワークで手軽にファイル共有〜NASを使おう
http://www.itmedia.co.jp/broadband/0302/04/lp20.html




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