| 2004年09月28日(火) |
中学校給食に関する不思議??? |
9月定例会最後の3日間となりました。今日は、各委員会報告の後に討論・採決・人事案件・一般質問が行われました。
活動記には記載していませんでしたが、今定例会の総括質疑の中で、中学校給食に関することがありました。ご承知の方も多いと思いますが、相模原市では中学校給食は行っていません。牛乳を従前から実施しているのと、たしか昨年度から注文方式による業者弁当宅配を行っています。
この業者弁当制を導入するに当たっては、「学校給食の在り方検討会」なる組織で、学校や保護者などの意見も聞きながら数年かけて検討していました。根底には、中学校完全給食実施を求める声を受けてだった記憶しています。 つまり、給食を検討したが、落ち着いた(判断した)のは業者弁当であった訳です。3校の先行実施を行い、最終的に全校実施を教育委員会として決めたわけです。 そして、その後も給食実施を求める意見が議会内外であっても、教育委員会の答弁は「研究する」でありました。相模原市議会での答弁では「研究する」とは、事実上「やらない」との意味であります。
ところがです。
総括質疑での答弁では「前向きに検討する」となっていました。議会答弁で「前向きに検討する」とは「やります」との意味なのです。まったく事前の説明もなくイキナリです。通常、この手の大きな政策転換の場合は事前に説明があります。また、それなりの庁内会議にかけられてからの表明となります。しかし、これらは一切ないのです。文教委員会でもこの点を含めた不可思議な対応が指摘されていました。 一説によると、津久井3町との合併が絡んでいるとか・・・津久井では中学校給食を実施している町があり、今さら止めることは出来ない。本来であれば編入合併なので相模原市の制度に併せるのが基本ですが、先の事情により相模原が津久井に併せるような政策転換を市長がしたとか、しないとか・・・。そこで、突如として表れた・・・。
う〜ん・・・
私は朝令暮改は決して悪いことだとは思っていません。むしろ、前向きに考えるべきだと思っています。しかし、それには検証と反省が必要です。もっと言うならば、重要な案件であればあるほど責任も伴います。先の真意は解りませんが、教育委員会として、これらがしっかりとなされなければ、同じ事の繰り返しになります。私は給食が良いとか悪いとかの前に、こういったことのケジメが必要だと思います。
さて、本日の討論です。 給食に関連することを述べている会派がいくつかありました。従来から実施を求めている会派が、更に強く求めるのは最もです。 ですが、従来「否定」的な考えをもっていた会派が、後押し的な発言をしました。「否定」が言いすぎならば、教育委員会が言っていた「家庭のぬくもりある弁当が良い」「体力差、個人差に対応している弁当が良い」的な発言に同調していたとでも言いましょうか・・・。
こちらも突然です。
正直「え?」っと思いました。「お宅も政策転換ですか?」「本当に?」 う〜ん、不可思議です。まったくもって解りません。前から本当にそう思っていたのか・・・それとも、行政追従か・・・
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