99745..チェリー
ニュース(在宅医療)
2008年03月28日(金)
お世話になってる、在宅医(クリニック)さんが、ニュースの特集で、取り上げられました(*^_^*)

『在宅医療』というテーマで。

今、病院での救急受け入れ拒否や、救急車のたらい回しが、よく報道されていますが、

1.入院が短期になった。(医療保険制度が、入院が長期化すれば、保険点数←病院への報酬が低下するシステムになったこと。)

2.高齢者の夫婦や単身生活が増えた。

このことから、体に変化があれば、救急車をすぐに呼んでしまうという状況が、増えている一因もあるらしい。

なので、24時間いつでも呼べる在宅医療があることで、救急車を呼ぶ以外の、選択肢が増える。

また、在宅医療の関わりで、早期治療していくことにより、病状が重度化することが減る。

と、いうようなことを、テレビでまとめられてました。



それは、私から見たら、『理想』とも感じるし、『現実』でもあるんだなと、思った。

現実的には、1人の開業医で、何十人もの在宅患者を、24時間対応するのは、困難だ。

私も、「在宅では検査はできないから…。」と、緊急時には、病院受診という形になります。

もちろん、命や今すぐ治療処置を必要とする、待てない緊急事態時では、在宅医に連絡取るよりも、救急車!が優先になるだろうし…。



だけど、たぶん、救急車呼ばなくても、側に医療スタッフがおれば、相談できることでも、頼りになる医療者が在宅にはいなかったら、救急車を呼ぶ!という行動になってしまう、高齢者の方が多いんだなぁ、と。

ニュースを観て、そんなことを感じた。



これは私の考え方ですが、在宅医療(在宅医や訪問看護)への、緊急連絡とは、病棟でのナースコールとは、全く違う。ということです。

いつでも24時間、在宅医や訪問看護師と連絡が取れるとしても、病棟のように、すぐに患者の側には駆け付けられない。

そのことを十分理解して、在宅医療を選ぶのと、無理やり退院させられて、行き場なく在宅で暮らすのとは、患者にとっては、我が家で地域で生きたいか?本当は病院に居たかったか?という、人生への価値観が違ってくる。



話は少し変わりますが…

私は、ぶっちゃけ、年代が若いし、車椅子に乗れるし、親が元気だから、という面で、「(在宅医療スタッフが関わらなくても)本人や家族が、何とか対処するだろう。」と、在宅スタッフが感じてるのが、伝わってくる時がある。

それはそうなんだろうけど…、必要になった時に、サポートが欲しいから、それでいいのだが(在宅スタッフには人員に限りがあるし、他に、在宅医療がもっと必要とされる患者さんもおられるわけだから)…

だが、「(患者自身でできるべきことを、しない選択をすることを)高齢者だから…仕方ないよね。」と、病気を自覚して、時には、自分で責任を持ち、地域で暮らすことを、病気だから…と放棄しても、そして、その分を、在宅スタッフに頼り切りな状態だとしても、それを暗黙で、甘えさせてる在宅スタッフは、どうなんだろうか?
(極端な書き方をしてしまい、ちょっと誤解を生むかもですが…。)

と、正直、ふと感じる時がある…。

例えば、高齢者ならば、頻回に緊急連絡をしても、例え、在宅スタッフが忙しい中でも、いつでも駆け付けるし、スタッフ側は、そのことを、苦痛には感じていないように見える。

だけど、私ならば、時には、厳しい言葉を返されることがあった。

「(入院とは違い、側に医療スタッフがいない環境を選んだ)在宅患者なのだから、自分の病気は、把握できないとだし、自分で管理できないとね。」
「在宅医療スタッフに、頼らなくていいくらい、自分の病気については、自分で対処できるようになること。」

と、言われる。

私には、「若いから、先の未来があるから。」「自分自身で病気と共に生きていくことを学び、時には自分にとっての医療者になりなさい。」
と、言い、←その考え方には、うなずかされたし、間違ってはないと思うが。

「高齢者の患者さんは、若い人のように、新しいことを覚えられないし、私達(在宅スタッフ)が支えないといけないのよ。」

となるのは、どうか?と、感じる。

これじゃあ、若いからってだけで、差別してることにならないか?

そりゃあ、人間、年を取ると、いろんな若い時のようには、難しくなるだろうけど…。

だけど、その年なりに、できることをできるように、自分なりに努力することを、(できるできないの結果は問わない。気持ちの持ち方というか…。自分の病気を自覚するとか、自己管理ができるようになるとか。)目指して暮らしてくんじゃないかな?

だけど、「もう先は短いから、糖尿病でも、まんじゅう食う!」には、医療者としても、許したくなるのかなぁ…。
若いから、未来があるから、これから病気と付き合う時間が長いから、「おまんじゅうは食べちゃダメ!」「それくらい、自分で管理できるようになりなさい。」と、厳しく言われちゃうのは、仕方ないのかなぁ…?

そう私が言いたいのは、「もう年寄りだから…。」とセリフを吐いて、人生の先輩が、情けなくも感じるのだ。
そういうのに、「もう先がないから。」と、最後の人生の時を、濃度の濃い一秒の生き方を、患者自身に生きさせないのは、医療者自身なんじゃないか?と感じるのだ。

そういうのに、どうしてだか、ズルイ!と感じてしまうのだ。

(何だか、極端な話になってしまい、うまく書けなくて、ご気分を悪くしてしまったなら、申し訳ありません…m(_ _)m)



あと、若い世代で、難病や障害を持ってる人も、在宅医療を必要としているし、親には親の人生がある。
病状に変化があるからと、すぐに通院できる足(車や介護者)を探すのは困難だし…。

若いからってだけで、乗り越えられない問題もあるし、先の人生が長い分、また別の悩みや不安も生まれる。



まぁ、一番は、甘え下手という私の性格の問題が多いかもですが…。



大阪は、桜は、まだ1割2割咲いてるかな?くらいだけど、東京は、テレビでは、綺麗な満開でした♪

来週〜来週末くらいに、こちらも、お花見できるかな?と、ワクワクで〜す♪(^ω^)

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