| ∈大人になれないコンプレックス��∋ |
| 2005年03月20日(日) |
今日はお出かけしてきました♪
ブログに写真アップしているので、よかったら見て下さいね☆
あと、ブログの方に、長めの文章もアップしてます。
今日の日記は、その続きというか、ちょっとあたしの中では、節目を迎えるに際しての、気持ちの整理の意味というか。
何日かに渡って、『大人になれないコンプレックス』と題して、あたしの内面を、書いてみたいと思います。
何かまとまりない文章になってしまうかもですが。。。許して下さ〜い。。。
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車椅子生活になってから、同じように車椅子生活をしている人とか、同じように障害を持ってる人と、知り合いたい、友達になりたいとすごく思った時期があって、その次には、障害を持った人と距離を置いた時期がありました。
それは、自分の中で、障害を認めたくない気持ちがあったのと(無意識だったけど、歩いてた時は、障害を持った人に自分とは違うとどこかで差別してたことに気付き、それは自分が車椅子ユーザーという立場になり気づかされた)、同じように障害を持った者同士でも、それぞれの違う人間で、全てはわかり合えることがないことに気付いた(障害の原因も程度もそれぞれ違う、それ以前に、性格も考え方も当たり前に人それぞれ。分かり合えるはずと求めた分、その埋め合えない距離が大きく感じた)。
そして、一つあたしが決定的に心に傷を感じたのは、「あなたはいじめられてないんだから、私の痛みはわかるはずもない。私とは違うんだよ。」と、友達だと思ってた女の子に、言われた言葉だった。
幸いなんて言い方おかしいけど(いじめなんてなくて当たり前になって欲しいから)、あたしはいじめに遭った経験はない。
でも、中学時代に、クラスでいじめが存在していた。
あたしは、小学４年から足の手術をしたり、内臓疾患で入院を繰り返したりの日々を送っていて、中学は、休んでいることが多かったし、週１くらいしか登校できなかった。
たまにクラスに行くと、どうやら１人いじめに遭っている子がいるらしい、ということがわかった。
クラスの女子全員無視。掃除の時間、その女の子の机を運ぼうとしたら、「ばい菌が移るからやめとき。」と言われた。『なんでばい菌がうつるん？』わからない謎ばかりだった。
みんなプリントとか配るのを嫌がり、その子を飛ばしたり、提出物が返って来たら、教卓に置いたまんま。あたしは普通に渡しに行ったし、「おはよう」と同じクラス同士、当たり前に挨拶もした。
だって、あたしには、怖いものがないから。休みがちだから、明日は通学できるか、わからないし、また入院になって、長期欠席になるかもしれない。
みんな『同じようにいじめに遭う標的になるのが怖いくて』“傍観者”になるんだと、その時のあたしにはわかっていた。
むしろ、毎日、学校という世界にいないあたしには、そのいじめの光景は、幼稚に見えたし、バカバカしかった。だけど、みんないじめはストレス解消に楽しくて、いじめられる側にはなりたくなく必死だというのは、何となくわかった。
小学時代に小児病棟で見たいじめとどこか似ていて、病気の辛さや治療や検査の憂鬱、病院に閉じ込められた狭くて小さな世界、溜まったストレス発散とかのために、いじめがあった。特に、なかなか退院できなく長期入院が続いてる子が、退院する子をめがけて。
あたしが、退院前の試験外泊時から部屋のベットに帰ってくると、大切にしていたシャーペンをぐちゃぐちゃに壊されていた。ということがあった。
いじめは、あたしの中では、小学時代に終わった。
だって、病気なら仕方ない。しんどさや辛さもわかるから…。
だけど、クラスの子達は、みんな健康な体なのに。何に不満なんだろ？受験？つまらない学校生活？そんなの言い訳にできる？？
正直、学校に行きたくても行けないあたしには、わからなかった。
病弱なあたしは、なぜかクラスの人気者だった。
こんなこと自慢してるようだけど、自慢ではないんです。
登校した日には、クラスの女子や男子も声を掛けてくれ、席に集まってくれた。
転校生みたいな珍しさ？たぶん、こうだろう。
「○○さんは、病気のため休みがちだから、登校できた日には、みんな仲良くしてあげてね。」
担任の先生が、ホームルームでお願いしてくれたのかな。そんなことが予測できてしまった、あたしがドアを開けると、みんなの視線が、クラスに流れる、そんな雰囲気…。
テストも、発熱で欠席。テストが返ってきたら、「いいなぁ〜テスト受けなかったら、点数気にならなくていいね。」なんて、平気で羨ましがられた。
病気になってなかったら、熱が出なかったら、内申がボロボロで行ける高校がなかったらどうするの…悔しさや襲う不安なんて、誰にもわかんなかっただろう、友達と呼べる友達は、小学時代からずっと仲良しの他のクラスの友達、たった２人しかいなかった。
クラスが違った友達とか、放課後以外は、なかなか会えなかったし、会っても、その友達にも自分のクラスの友達との付き合いがある。すごく気を使ったし、次第に頼るばかりなのは気後れしていった。
学校に行けば、みんなに会えて他愛ないことにおしゃべりできて楽しい時間なのに…。周りには、たくさん友達がいるのに。
なのに、あたしは、孤独を感じていた。
あたしは、どこかでいじめに遭ってる女の子に共感していたのかもしれない。
楽しみや苦しみを、共に分かち合える友達がいない。とても孤独だ…。あたしと、一緒だと…。
だけど、それは、同じでは、なかった。
あの女の子は、学校に行きたくなくても、翌日には、行かないといけない。
あたしは、行きたくても、行けない。
どちらの方が、苦しくて、辛いか、なんて、比べられないし、重さは計れない、わからないよ。
あたしには、わからないことばかりだった…。
中学時代のあたしは、学校に行くことは、友達を作ることに求めなかった。
クラスにいないのが当たり前な存在、始めから作れない、だから作らない。
とにかく行ける時に行くこと。あとは無事に、６限を終えるまで体力が持てるか？の自分との闘い。
いじめられたことがないから、わからない。ほんとにその痛みは、わからないのかもしれない。
障害や病気がきっかけで、いじめられることは、よくあると思う。
それは、同じように障害や病気と共に過ごしてきた人と話して、知るようになったこと。
悲しいことだ、辛いことだよね…。
たまたま、いじめられなかったあたしは、幸いなんだろか？
あたしには、ほんとの友達の温もりは、感じなかったし、クラスにいなかった。いないのと同じ存在だった。
クラスの中に溶け込められない、どちらの立場にもない、存在がない。透明人間みたい。そんな自分…。
思春期という、空白の時間。
あたしも、寂しかったんだよ、辛かったんだよ…。
みんなと同じ時間を過ごせていない。
傷つけたり、傷ついたり、そういう痛みも、わからずに…。
(大人になったあたしより)
休みがちなあたしに、距離を置かず、登校すれば話かけてくれたクラスメイトには、ほんとに感謝しています。
高校に行ってからも、道で会えば「元気に行けてる？」とか「体調はどう？」とか、声掛けてくれたり。
ほんとに心配して気に掛けてくれていたこと、仲間として受け入れてくれていたことを、感じました。
高校に行ってから、体育に参加したのですが、手術の後遺症でびっこを引いてしまい、走るのが遅いことで、リレーのメンバーに入るのを嫌がられたりして、辛いこともあったけど、他に得意な分野を発見してくれたのも、クラスメイトでした。
書くことを好きになったのも、この頃から。
友達がいての、今の自分だと思っています。
大人になってから、ふと感じることは、未だに、中学時代という思春期の空白を、あたしという人間形成に、成長できない要素かなぁ、とか思ったりも、することもあるかなぁ。
あたしなりに、楽しかった中学三年間でしたが、二度とはない中学時代を、ふつうに楽しみたかった！・・・とも、思うかな。
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