Kozの日記
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2002年09月22日(日) 苦手なこと

スクールの生徒から相談を受けた。
独立するのにこれからすべきことについて。

彼女はまだ24才。
過去にいろんな経験をしてきているせいか、すごくしっかりしている。
経営的な話でも、大人の会話のできる不思議な人だ。


いつもそうだけど、この子と話をすると4時間ってのはすぐ。
その会話の中で「女の子はわからない」という話題で盛り上がった。

彼女も「女」やのに「苦手やわ〜」と…。


共感する部分では、昨日と今日と明日に言う事が変わる!ということ。
そうやんなあ。ほんまにわからへんなあ。



昨日先生からメールが来た。

「疲れたので休憩させてください。
 先生の声で今は元気になれないし、切なくなるだけだから、
 電話も控えて欲しい。」

水曜日以来この調子。


火曜日は一緒に出勤したりと、同じ時間をいつものふたりの調子で
過ごしていたのに。


以前から何度かこんなことはあった。

僕との時間を優先すると必ずこんな結果になる。



先生は自分の時間を大切にする。
だから人付き合いの時間も大切にしている。

僕が優先になるとその時間や、自分の時間が侵食されるのできっと
そうなるのだと思う。

それはわかる。


僕自身、先生のような人間的に理想に近い人に巡り合えたのも初めて
で、まわりから「よっぽどいい人との出会いがなかったんや」と言わ
れることもある。


仕事柄、「出合い」だけをとってみれば、不自由はない。
下は18才から上は限り無く人生の大先輩までの生徒を抱えているし、
会社の代表、スクールの代表、協会の理事…など、肩書きだけ一人前。
年間夥しい程の人の出合いがある。


そう考えてもピアノを習うようになって、先生に出会って、ここまで
気持ちを傾けることのできる人は、残念ながらいなかった。

それだけに手放したくないという思いが強くある。



仕事が忙しい時や何日も出張が重なる時、よく脅されていた。
「私のこと放っておくと、どこかにパタパタと羽を広げて飛んで行く
からね…」


出来る限り時間を取るように頑張って、仕事を社員に任せては今まで
フルで休日をとったこともないのに、時間を作る。


その結果が「休憩」と、こうなってしまう。


予定のわからない先生はほっといて、キャッツのチケットとったから。
お母さんと二人でいくから…。って

確かに仕事の関係上、約束をドタキャンしたこともあるよ。
でも、チケット取る時に聞いてや!

翌日僕の分、違う席でとってくれてた……。


先生の扱い方がまだわからない。
きっと先生の気持ち的には、僕のことを好きでいてくれている。
少なくとも水曜までは。

それは今も変わっていないと思うけど、先生の葛藤はどこからくるも
のなのかまだ理解できない。


普通は理解できるものなんやろうか?


でも先生に完全に心を奪われている。

仕事はガンガン行くことができる?はずやのに、本気の恋愛はちと苦手
なのは自分の思うところ。


あまり気のない付き合いに限って、相手が本気に思ってくれる。
こっちが本気で思うと、それは逆になるんだろうか?

追っかければ逃げて、逃げれば追っかけられるのかな?


この数カ月感で、白髪が増えてきた。
その前までほとんどなかったのに、先生に会う度に「増えたね〜」
とチェックされる。

確かに今年は苦労をしている。
でも、白髪の原因は先生にもあんねんで〜、と思っても先生をそうさせ
ているのは、きっと僕なんだから自分に原因があることで、理解した。


こんなに悩んだ恋愛は今までなかった。これだけ理解に苦しむ人とも出
会ったことはなかった。

こんなに悩んでも、理解できなくても絶対に手放したくないと思える人
だから、真意を知りたいという思いが強くなる。

しかし、連絡を寸断された以上そこから先は強引には真意を知ろうと思
わない。あとは時間に任せるしかない、と思う。


ただ僕の気持ちは落ち着かず、ソワソワしている。やり場のない切なさ
をビールで誤魔化しても寝付かれず、こんな時に白髪が増えるんだろう
と思いながら、朝を迎える。


これじゃ、体が持たない。
何かで気を紛らわさないと…。

バンドのメンバー募集に応募した。
女性デュオ中心のバンドを作るらしく、ドラムの募集だった。

早速、昨日スタジオでセッションというか、オーディションっていうかに行ってきた。

希望者は僕の他もうひとり、なんと小学6年生の女の子。
21時から23時までと遅い時間だったけど、ご両親に連れられて来てい
た。しかもラディックのスネア持参で…。

このバンドはライブバンドを目指しているらしい。でも12才でライブは
できんやろ‥。時間の制約とか、大人の社会とかいろいろ…。

人生経験から来る楽器の「音色」は、君は出せんやろ〜。
と思いながら聞いていた。リズムキープはさすがといったところ。

バンド組んでるの?

「うん」

どんな曲やってるの?

「フージョンとかボサノバとかいろいろ」


そんな時代なんだ…。


ピアノ&ヴォーカルの二人のユニットでは、ライブスケジュールが満
載のふたり。オリジナル中心のいい感じの曲を持っていた。

インディーズレーベルのCDも出している。

バンド編成はその二人を中心にギターとベース。ベースはオーストラリ
ア人という変わった?構成。

来週の火曜日にもう一度セッションがある。

リズム作ることで少し気がまぎれている。が、こないとわかっている
はずの携帯のメールをチェックしている僕がいる。




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