Kozの日記
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2002年09月20日(金) 秋が深まり候

水曜日、先生のクラス最後の授業をした。

存在感のあるクラスだっただけに、淋しく思う。

毎週水曜日、必ず先生と会うことが出来ていた唯一の時間が
もうない。



クラス終了から今日で二日目。

今までの事が嘘のように、先生からの連絡も途絶える。
メールをしても、電話をしても応答がない。

メールが来た!と思ってもなぜ敬語になっているのか…。




祝日の月曜日、先生の家に行った。
夕方から二人で自転車に乗って、先生の家の近くの車屋さん
で前に発見したロータスヨーロッパを見に行った。

この車に憧れてもう20年以上も経つ。まだ触ったこともなく、
ましてや試乗したこともなく、いつかは乗りたい…という思い
だけが強くあった。


この日は僕にとって至福の瞬間を迎えた。
走ってはてはいないけど、運転席に座らせてもらい、先生は助
手席に座っていた。エンジンもかけてもらい、感動の瞬間だった。


まだ買うことはできないけど、先生に車の話をする度にこの瞬間
を夢見ていた。


余韻に浸りながら、先生の家で久しぶりにピアノを弾く。
そして、大きなノッポの古時計や赤とんぼ、おもちゃのチャチャ
チャとか、懐かしい歌を先生の伴奏で歌った。

お母さんと一緒に食事をしたり、その日は泊まった。


朝先生と一緒に出勤した。雨が降っていた。
満員電車の中、先生といることが幸せに思えた。




先週はランチでうどんを食べるために、四国まで行った。
「さか枝」というお店。
注文の仕方が異なり、先生も僕もおどおどしながらぎこちなさ
を楽しんだ。

こんな充実した時間はあっという間に過ぎた。


先生はクラス終了と僕が年末まで超多忙な日々を送ることを見
込んで、水曜日にお茶、金曜日に着付けを習い始め、週末はボ
ランティアなどスケジュールを詰めている。

僕は月曜日21時までミーティング、火曜日、木曜日はスクール
水曜日、金曜日はスクールの入学説明会、そして新たなクラス。
週末は現場など。

きっと先生はすれ違う時間を予測しての計画を立てたんだろう。


そっけなさも、連絡が途絶えるのも自己防衛?なのか…。


このパターンに慣れるために暫くこんな状況が続くのかも。



秋が深まる。肌寒さを感じる度に、切なさが増す。



週1回の水曜日のクラスがこんなにも重要だったとは…。



もう少し我慢すれば、また一緒にピアノが弾ける。

もう少し我慢すれば、同じ時間を過ごせる。

そう信じていたい。


Koz |MAIL

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