日々の泡

2013年02月20日(水) 森見登美彦著「宵山万華鏡」読了

会社のOさんから借りた一冊。連作短編集。最後まで読むと最初の短編の謎が解けてくる。宵山祭りはあまり知らないが、子供時代に感じたお祭りの不気味さをふと思い出した。赤い浴衣を着て、祭りの町中を楽しげに走り回る金魚のような女の子たち。実は宵山様の正体はこれらの一群の少女たちであった。乙川もまた、不気味な存在である。友人の頭の天窓を開くために、偽宵山祭りを何か月も前から計画し、実施する。偽宵山祭りと真の宵山祭りが重なるように、異次元で開催される。毎日繰り返される宵山祭りの日。昔見たうる星やつらの映画版、毎日繰り返される文化祭の前日の話を思い出した。あまりの楽しさに永遠にこの日が続けばよいと願ったラムちゃんの妄想が現実となったのだった。


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