日々の泡

2012年09月14日(金) エリザベス・フェラーズ著「猿来たりなば」読了

トビー&ジョージシリーズ。1作目ではないのだが、翻訳家が出版社からこの本から発刊することを決められたらしい。確かに最後になるほど!と驚かされる。シンプルで納得できる筋だ。動物研究所の所長がチンパンジーを2匹連れてダウンズ地方の片田舎 イースト・リートにやってくる。富豪の老婦人が研究所の飛揚を出すに当たり、チンパンジーを要求したからだ。この老婦人は、偏屈なまでに道徳観に縛られた女性で、イーストリートの浄化に心血を注いでいる。大体頭の弱い子が多いのは、血族結婚を繰り返したせいだとして、イーストリートに列車まで通してしまうのだから半端ではない。目下の敵は町にあるたった一軒のパブ。禁酒法を徹底するため、その出資者である男爵が動物好きであるため、チンパンジーを贈ってコーヒーカフェに変えようとしている。ところで、チンパンジーが何度か誘拐された。これを心配した所長がトビーを雇う。ジョージと二人で片田舎までやってきたトビーであったが、やっと富豪の屋敷に着いてみればチンパンジーが死んでいた。大量の血をカーペットに吸わせて。若くてハンサムな医者、少々頭の弱い富豪の養女である絶世の美女、所長の娘、老婦人の秘書兼家政婦の女性。怪しい人間が勢ぞろいする中、試行錯誤を繰り返しつつ二人は犯人を絞っていく。あいかわらず、どこか不完全ながら二人合わせてなんとか事件を解決していくトビーとジョージがおかしかった。謎のポイントしては、不自然だった血の跡が、なんと富豪の養女が老婦人を殺害し、流れ出た血を隠すために彼女にぞっこんの医師がチンパンジーを殺し、老女の血を、血で隠そうとしたのがその真相。


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