日々の泡

2012年03月20日(火) 高田郁著「夏天の虹」読了

15日の発売にに買いながら、金曜の夜だったため、土、日と読めず、月曜の往復で読んだ。妙に落ち込んでいた夏に、確か電車の吊広告でこのみをつくし料理帖の第一巻を知り、買ったような記憶がある。それ以来、このシリーズは新刊が出ると必ず買うという最近の私にしては珍しいことなのだ。癒されると言うか、頑張ろうという気力を喚起してくれるというか。しかし、とにかく今回、悲惨なことが多い一冊だった。和田はつ子を嫌うのは、これでもかという幸福な人間を一気に地獄に落とすやり方だったが、今回それに近いものがある。もちろん世の中に悲劇は多い。震災以来さらにその感が強い。だからこそ、小説に逃れる。私の読書はそんなものだ。その小説で癒されなかったらどうするのか。本を間違えたと後悔するしかないのか。 と、書きつつ、それでもやはり惹かれるこのシリーズ。次巻は一年後だそうな。


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