同窓会のバス旅行で山中湖に行く。 スケジュールすら頭に入っていなかったがいきなり目的地に着いたと思ったら三島由紀夫記念館の前に立っていた。 確かにかつてよく読んだ作家ではあるが、好きと言うわけでは決してない。むしろ嫌いといったほうがしっくりくるくらいの作家。 美意識が全く違うのだろう。 ただ、妙に心を捉えて離さないいくつかの表現がある。例えば「仮面の告白」の中の雪の朝のしめった黒い皮手袋。 私は確かに主人公の少年の胸の高鳴りに共感を覚えた。 「盗賊」のラストシーンには思わず胸が震えた。 題名のつけ方の素晴らしさに感動した。
ということで、売店で「絹と明察」を買う。 多分読んでいないはず。 徳富蘇峰記念館を5分でまわり、後はロビーのソファで読み始めた。 なかなか面白そうだ。最近手ごたえのある小説が読みたいと思っていたので良いきっかけができて嬉しい。
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