日々の泡

1998年08月01日(土) 尾崎諒馬 思案せり 我が暗号

ミステリー小説
作者:現代 JAPAN
出版社・値段:角川書店 1040円

五線譜に隠された暗号とは...一つの暗号が浮かび上がってきたかと思えばさらにちがった視点で解読を試みると、あらたな暗号が現れる...。現在の謎を解き明かしていくと、ちがった過去が現れる、 最後の最後まで読者にたいして謎をつきつけてくるサービス精神には敬服しますが、これは文学ではなく、まだ単なる筋書きをノートに書き付けただけのような気がします。 狙うところは良いのですが、まだまだ熟成させていないような感じです。なによりも気になるのは、この人はミステリーや青春小説だけを読んできたのでは無いかと思われること。  今、若い世代が、青春小説だけを読み、それを土台に青春小説を書いていくということ。 文学はどこへ行くのだろうかと少々肌寒い気がしないでもない。


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