生きる。を消費する
梅雨の時期になると必ずと言っていいほど耳鼻咽喉科にお世話になる。 副鼻腔炎に罹りやすいからだ。 キャリアは結構長く、かれこれ30年は経つだろう。 小学生の頃は「プールの授業」という、持病を抱えた私にとっては地獄のイベントがあったので、 プールに入っては中耳炎にかかり、直ったと思ったら蓄膿症にかかり(当時は副鼻腔炎とは言ってなかった) 学校で鼻をかむのが恥ずかしいから鼻水をすする→膿が溜まる の悪循環で全然直らない。
夏休みになると、毎週耳鼻咽喉科に通い鼻の奥にたまった膿を吸い出してもらい、みたいなのを延々やっていた。 幸いにしてプールが好きではなかったので、夏休みに水泳が出来ない事に全くストレスは無かったが、とにかく待つのが長くて憂鬱だった記憶がある。
大人になっても、季節の変わり目などのタイミングで耳鼻咽喉科にはとてもお世話になっている。 小さい子がギャン泣きするのを聞きながら、 ぼんやり「あとどれくらいこんな調子なんだろう」と考え、今日も又自分の番が来るのを待つのである。
|