17:15過ぎ。運よく彼女は残業をすることになった。
俺も18:00すぐに仕事を追われる算段が付いた。
それでも彼女は俺より早めに終わった。

18:45ごろ。
俺は、仕事をしながら、彼女の仕事の終わりがけに「秋葉に行くんでしょう？」と確認を取った。
「俺も行くんだ。」昨日のiPodイアフォンを買いに、もう一回行く。

「neoさん、今日中番シフトですよね。何時に終わるんですか？」

「18時だね。これが終われば……」
俺は思いっきり仕事に集中した。対応の履歴を付ける作業を終わらせ、
無事18時に上がることができた。

『一緒に秋葉行こうよ』って、言えなかった。
時間どおりうまく終われるとは限らなかったし、
待ってくれていたら彼女の買いたいものおお店が閉まってしまうかもしれない。

だけど彼女は待ってくれていた。
と言っても男の同僚と話をしていたんだけど。
時間つぶしをしていてくれたのかもしれない。
俺が帰る用意ができ、鞄を担いで帰ろうとしたら
こっちに気づいて「あ、秋葉行きます？」って。

「うん、いこーか〜」
って、あらかじめ決めていたみたいに、返事をしてしまった。

そして、会社から駅、電車の中、秋葉までの間、俺達は２人っきりになれた。（つづき）

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