***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年04月22日(火)離れたくないよ。

そうるが忙しいのはいつものこと。
「うち貧乏性やからなぁ。」って自分のことを言うそうるは。
ヒマがあればバイトを入れ。鬼のように忙しい日々を好んでる。
そんなそうるに対して。もうちょっとかまってくれーって思ってるのがあたし。
でもそんなうるさいことを言ってうざがられても困るので。黙ってるんやけど。

そんなそうる。昨日今日とはバイトは休みになってた。
「久しぶりにバイトないねん☆」って嬉しそうに言ってた。
それやのに。結局なんやかんやと忙しそうにしてた。
急に決まった用事らしくて。「休みがなくなる・・・。」って残念そうやった。

その用事とは。大学の研究室を決めるための見学。


あたしもそうるも大学の4回生。
就職するか院に進むか。もうそろそろ決めなあかん時期。
なんかいろんなことを考えて。疲れる時期でもある。
今年の春。桜はキレイに咲いたし。新緑はさわやかやけど。
どうにもあたしの心はスッキリとは晴れてくれへん。


あたし個人のことを言うなら。院に行くつもりはない。
今の勉強にそこまで執着してるわけじゃないから。
いつまでも学生でいられたらラクでええよなぁと思うけど。
(社会的に責任がない立場って意味でね。)
もういい年なんやし。早くちゃんと自立したいってのもある。

でもいざ就職となったときに。どういう方面に行こうかまだ迷ってる。
病院就職。地域の保健師。企業の保健師。その他いろいろ。
選択肢はいくつもあるんやけど。うまく絞られへん。
あたしはほんまは何がやりたいんやろう。
この先どうやって生きていきたいんやろう。
そんなことを考え始めると。眠れん夜もいっぱいある。


そうるはというと。1、2回生の頃は院に行きたいって言ってた。
でもそれが。3回生の秋頃から就職しようかなって言い出して。あたしを驚かせた。
根っからの理系人間のそうるは。頭もめちゃめちゃいいから。
学士だけで満足するはずないと思ってたし。修士博士まで進むと思ってた。
でも。そうるは冬には就職活動を始めてた。

あたしだけじゃなくて。周りもそんなそうるが意外やったみたい。
「あんたは絶対院行くべきやって。」っていろんな友達に言われてた。
そしてそうる自身も。いつもはあんなに迷いがない性格やのに。
進路のことでは。ありえへんぐらいに迷ってた。

就職したいと言ってみたり。やっぱり院に行こうかと言ってみたり。
就職説明会に行ってきたり。エントリーシートを出してみたり。
その反面で。院試のことをだらだらとしゃべってみたり。
傍目から見てても。迷ってることは明らかやった。
そしていろいろ考えつつ。今は院に行く方向に固まってるみたい。
「やっぱりうちにはそっちが向いてる気がする。」って言ってたし。


なんか。あたしはつくづく自分が持ててないと思うんやけど。
そうるが就職すると言えば。社会人になることに魅力を感じた。
そうるが院に行くと言えば。学生のままでいることを素敵やと思った。
どうしてやろうって考えて。たどり着いた結論はひとつやった。

あたしは結局。そうると離れたくないだけなんや。

いや普通の恋人同士なら。離れたくないって思うのは当然のこと。
好きやからそばにおりたい。好きやから一緒に過ごしたい。
全部当たり前の感情やし。特別強調して言うことじゃないかもしれん。

でもあたしは。一緒におりたいって思う強さが異常な気がする。
もっとも。何が異常で何が正常かなんて誰にも分からんもんやと思うけど。


なんでやろう。絆の強さを疑ってるわけじゃないんやけど。
そうると離れることが。物理的に離れることが。あたしはめちゃめちゃ怖い。
それは。サークルの引退の時期にも感じたこと。
当たり前のように会える日常がなくなったとして。
それでもそうるは。あたしのそばにおってくれるやろうか。
そう思って。あたしは不安で不安でしょーがなかった。

必要とされてへんなんて思ってない。必要とされてるって信じてる。
でも。変わっていく環境の中で。変わっていく生活の中で。
そうるは。変わらずにあたしを求めてくれるやろうか。
遠く遠く離れたとして。学生と社会人とで全く違う生活をしたとして。
そうるは。それでも変わらずにあたしを好きでいてくれるやろうか。

「大丈夫。そうなってもそうるは絶対にあたしを好きでおってくれる。」
・・・悲しいかな。あたしにはそう言い切ることは出来ん。



ねぇそうる。まだそうなってもないのに暗いことばっかり考えてごめん。
友達の遠方への就職が決まって。離れるってことが現実味を帯びてきたから。
あんたとのことも考えて。急になんか怖くなってもてん。

1年後。あんたとあたしは。どこで生活してるんやろう。何をしてるんやろう。
ちゃんと続いてるんやろうか。変わらずお互いを必要としてるんやろうか。
考えても分からんことやのに。考えたってしょーがないのに。
考え出したら止まらんくなってもてん。

ねぇそうる。あたしにもあんたにも。遠距離恋愛は無理なんやと思う。
でも。同じように無理やとしても。その理由はまったく違うとこにあると思う。
あたしは。離れてる寂しさに耐えられんくて無理なんやろうけど。
あんたは。離れてるうちに愛情が冷めて無理なんやと思う。

だってあんたは。もともとドライな人やから。孤独を愛する人やから。

決めつけてるみたいやけど。あたしにはあんたはそう映ってる。
やっぱりギリギリのとこで。人を必要とせんくなるような気がしてる。
あたしに注がれる優しい視線も。いつかフッと消えるような気がしてる。

愛されて。満たされて。世界で1番自分が幸せやと思える時間でも。
言葉にできん寂しさが。心の片隅にひっそりと残ってる。
いつまでこの幸せが続くんやろう。いつまで愛してもらえるんやろう。
愛に溺れるあたしのそばに。冷静な感情を抱くもう一人のあたしがおる。

・・・あぁ。あかん。また思考がマイナス方向や。もう寝よう。





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