***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年10月16日(水)やられっぱなし・・・。

今日のナイター。めちゃめちゃ寒かった。
もう秋も本番やなぁと思って。あたしはちょっと切なくなる。
半袖のTシャツじゃそろそろ限界かもなぁ(涙)。
でも本気で走ってたら、寒さなんかあんまり気にならんのやけど。

今日あたしとそうるは。おそろいのTシャツを着てた。
新しいチームTシャツは。みんな好きな色を選んで。
あたしはいつもとちょっと違う色にしようと思って。
鮮やかなターコイズ色を選んだ。そしたら。偶然そうるもその色で。
うわー。同じやー。やったー☆・・・なーんて。
単純に喜んでみたりした(苦笑)。はぁー。幼いなぁ。あたし。

あたしとそうるは。サークル絡みで。いろんなおそろいの物を持ってる。
あたしがその中で1番気に入ってるのは。JIBバック。
前からずっと欲しいーって言ってて。みんなでオリジナルを作った。
イエローがメインカラーで。オレンジとライトグリーンをさし色にして。
ビタミンカラーがめちゃめちゃかわいいんよね。(←自慢☆)

買ったばかりの頃は。JIB独特のパキパキ感のあったバックも。
ジャージとか。スパイクとか。ザクザク放りこんで。
使いまくってるうちに。いい感じにクタッとなってきた。
前からのおそろいのTシャツも。色褪せたり。首のとこが緩んできたり。
そーゆう愛しい物たちの衰えは。なんだか優しくて切ない。
一緒に過ごしてきた時間が。どれほど長いかを思い知らされるから。


練習前から。そんな感じでちょっとおセンチになってたけど。
いつも通りに練習始めたら。そんな気分は忘れてた。
「ちょー。絶好調なんですけどー☆☆」って笑うそうるを見てたら。
それだけで嬉しくて。あたしもついつい笑顔になる。

実際ほんまに今日のそうるは絶好調やった。
最近ちょっとうまくいってないプレーがあったんやけど。
なんか調子がつかめてきたみたいで。めちゃめちゃ楽しそうやった。
「ちょー。ノリノリ!ノリノリ!」なんて。子どもみたいに笑うそうる。
あたしはまひろと一緒に。そんなそうるの練習に付き合って。
「ほんまにノリノリやな。」「あのコ波あるからな(苦笑)。」なんて。
2人で顔見合わせて笑ってた。


でもちょっと油断してたんかな。その後のある練習メニューで。
あたしは久々に接触プレーで派手に転倒した。
相手の足につまづいて。思いっきりこけた。
背中から地面に叩きつけられて。一瞬息が出来なくなる。
足をひねったような予感がして。しばらく立ち上がれなかった。
そしたら。そうるが駆け寄ってきた。

「大丈夫?いけるか?」そう言ってそうるは、あたしの腰に手を回して立たせる。
足をひねった感覚はなかったけど。痛くてちゃんと歩けなかった。
「うー。たぶん大丈夫・・・。」あたしはそう答えて歩こうとする。そしたら。
「無理せんとき。試合前やのに。」ってそうるは言って。
あたしの腕を自分の肩に回させて。あたしをベンチまで連れて行ってくれた。

そうるの体は。めちゃめちゃ筋肉質。
腕に力を入れると。ムキムキって力こぶができる。
お腹は軽く割れてるし。ふくらはぎとか足首とか締まってるし。
はっきり言って。そこいらの何もやってない男の人よりも。
かなり鍛えられた体・・・やと思う。(←いや。ほんまに。)

そんなふうに筋肉がいっぱいついてるせいで。
そうるの体重は見た目からは想像できない重さやったりするけど。
あたしと身長は5センチも変わらんのに。体重は5キロ以上変わるし。
絶対に太ってなんか見えんのに。相当な筋肉量なんやろうな。
さすがにそれだけじゃないような気がして。以前に。
「あんたの方が胸でかいからかなぁ。」って。あたしが言ったら。
「てゆーか男っぽさの表れやろ。」って言ってたけど(笑)。


そんな男っぽいそうるは。あたしを楽々と抱える。
実際あたしはほとんど持ち上げられたような形で歩いてた。
その腕が。たくましくて。あたしはなんだかドキドキする。
足痛めたから抱えてくれただけ。ただそれだけやのに。
守られてるような。愛されてるような。そんな気分になったりして。
あぁ。あたし自意識過剰やなーって思ったりした。

そして帰り際。みんなで原チャに乗って並んで走ってたら。
後ろからそうるがバイクで走ってきて。あたしの横で止まって。
「ちゃんと冷やしとかなあかんで。」って言ってくれた。
メットからはそうるの目しか見えない。でもその目は。
あたしへの労わりで溢れてるように思えて。
あぁ。またやわ。ほんまに自意識過剰やわーって。
恥ずかしくなったりしてた。


ねぇそうる。あたしよく思うんやけど。
あんたの行動から。あたし愛されてるなぁって何度も思うけど。
そのうちのいくつかは勘違いなんかもなぁって。
今日あんたが足痛めたあたしを抱えてくれたのとか。
帰り際に声をかけてくれたのとか。
あんたは無意識でしたことなんかもしれんやん。
でもそういうことに。いちいち意味をつけて。
幸せになってるあたしは。ほんまに調子ええヤツやと思うんよ。

でもそう思った後で考え直すんよね。
無意識のうちにしたことこそが。実はほんまの優しさなんちゃうかなって。
あたしを抱えなーって思ったり。あたしに声をかけなーって思ったり。
そうやって意識なんかせんでも。自然とあんたの体が動いたってことの方が。
もしかしたらずっとずっと幸せなことかもなぁって。

ねぇそうる。うまく言えんけど。
あんたのそのさりげない優しさに。あまりにも自然なその思いやりに。
あたしはいつもいつもやられっぱなしやねん。
そしてそのたびに。あぁまたやわーって思って。
こんなにも愛さずにはいられんくらいに。夢中にさせられたことに。
ほんまにどうしようもなく悔しくなるねん。

ねぇそうる。あんたもそんなふうに。
あたしにやられてたりするんかな。
クールなあんたはオモテには出さんけど。
心の中では。あたしみたいに。
いっぱい「ちくしょうめ。」って思っててくれるんかな。
・・・まぁこれこそ。あたしの勝手な思い込みではあるけどさ。

あたしもあんたに。こんな思いをさせてみたいなぁ。
あんたにもあたしと同じように。悔しくなってほしいなぁ。





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