17歳で、愛に出会いました。
人を愛する喜びを知ってから
あたしの人生は大きく変わってしまいました。

2009年05月23日(土) 淡い希望。

きっと夢を見たからだ。
そうでなければ、この行動にどんな説明ができるだろう。


ある日突然連絡が取れなくなった彼。
違うかな。
ある日突然連絡が来なくなった彼。


彼からの電話とメールを待つだけのあたし。
あたしは彼の秘密のアドレスにしかメールできない。


彼からの最後の連絡は去年の10月のこと。
仕事で地元に帰っていたあたしに、
電話をくれた。


彼と最後に会ったのはそれよりもずっと前のことだけど。


最後に会ったのは8月の終わりだった。
いつものように地元へ帰って、
彼が嘘をついて家を抜け出すのを待った。

仕事で地元を離れてから、
彼が離婚して、就職することを夢見てた。


彼を車に乗せて、
いつものようにホテルへ向かった。

久しぶりに会えて、あたしは浮かれてた。

だから、気付かなかった。


そろそろ帰らなきゃ。
次はいつ会えるかな。
そんなこと、どうしてあたしは言えたのだろう。


彼は青ざめて言った。
「嫁にばれた。」

そのあとのことは、あまり覚えてない。

彼をいつもとは違う場所で降ろして、
彼が言った。

「大丈夫だから。必ず連絡するから。」




しばらくして、彼から連絡がきた。

「いろいろあるけど、大丈夫だから。
 もう少し待っててほしい。」


でも、それから連絡はなかった。

しばらくして久しぶりの連絡で、
彼が大学を辞めて専門学校へ編入したことを知った。
来年には卒業して、就職する、と。


あたしは希望を持った。
就職したら、彼が離婚してくれるんじゃないか。

そんな阿呆なこと考えてしまった自分に、
今だったら呆れてしまう。




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続きはまた今度。


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