かっしーのつぶやき
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2007年05月10日(木) ステキな宇宙船地球号(半笑い)

本日のtimutaんの発言。

「こわいよー、ついうっかり『地球へ…』読破しちゃったよー!
 な、な、なんてこわいまんがなんだーー!!」

そうね、あれは少なくとも「ついうっかり」なんてタイミングで読んでいい話じゃないと思うよ…

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相変わらずTV版「地球へ…」見てはきゅんきゅんしとる私ですが、まさに今日この日に原作版『地球へ…』を初読してショックを受けているピュアなtimutaんを前にして、ふと、私も心の準備は早めにしておいたほうがいいなと思いました。

心の準備。

→今やってるTV版「地球へ…」が、今後ヘタレ展開になっていった場合の(笑)。

オープニングの映像の出来がとてもよかったのでそれに気を良くして忘れがちですが、しょせんこの枠は地上波TBSのしかも土曜の6時といういわゆる「子供が見てる枠」なわけで、「地球へ…」がその原作通りにやってもらえるなんて保証はどこにもないんだよなあと。

timutaんの読後の言葉からもわかるように、『地球へ…』というマンガは、底知れない奥深さを持つ作品です。
四半世紀前に作られた劇場版も、人間関係を変えていたり原作と違った結末になっていたりと、制作上さまざまな制約を受けていたのであろうことが伺える内容です。
それを今またTVシリーズのアニメにして放映する、それ自体が実はたいへんな冒険的行為なのです。

同じ枠の前番組だった「天保異聞 妖奇士」のナニでアレな終わらされ方とか思い返すと、私の大好きな『地球へ…』の世界が換骨奪胎のグズグズTVアニメにすりかえられて終わってしまう危険性は実は非常に高いのでしたよ。

だからね、今のうちに心の準備をしておこうと思います。

つか、ショック受けないうちに最悪の状況を自分で想定しておこうと。

現時点で既にいろいろ細かいところが原作とTV版では変わっています。
その中でも大きい違いとして挙げられるのは、ジョミーの育て親のジョミーに対するスタンスでしょう。
原作では、ジョミーの育て親はあくまでS.D.体制に身も心も適合しきった成人男女として描かれていますが、TV版の両親は原作よりもずっとウェットな感じになっています。原作の父親には殆ど存在感がありませんがTV版のお父さんは成長したジョミーにしみじみとした目線を投げるし、お母さんは原作の母親のようにジョミーの不審な言動に怯えて即座に「当局へ通報」したりせず、心理テストを受けさせられるジョミーが裸で運び出されようとするのに憤激してせめて何か着せてやってくれとパジャマを差し出したりする。
ずいぶん変えたなあ、というより、ほとんど「真逆」と言っていい位になってる感じです。
『地球へ…』という作品において、“親”と呼ぶべき存在やその意思のかたちとのそれぞれの関係性というものは非常に重要なファクターであるわけですが、その重要な部分をTV版放映第一回からすでにこれだけ変えてくる、ということは、もしかしたらTV版の製作スタッフは最初から、そのあたりを自分たちなりの解釈で作り変えようというはっきりとした意図を持って作品構成に臨んでいるのかもしれません。

…。

い○ぶちってば実はけっこうマッチョ志向なとこあるからなあぁぁ。

TV版「地球へ…」のオチが、実は「お父さんお母さんを大切にしよう」「赤ちゃんは母乳で育てましょう」「国民総背番号化反対」「母なる星・地球を大切にしよう」…みたいなところにまとめられちゃったりしたらどうしよう!(震
つか、ジョミーの両親の描写のあの変えっぷりを考えると、そういうところを前面に押し出したオチが待っていそうな気がヒシヒシとしてくるわけですが。

「地球へ…」って、つまり「みんなの素敵な宇宙船・地球号」のお話だったのね、みたいな!(爆

…(泣)


いやその。
なぜにそこまでイヤ発想をしてしまうかというと、先日、ケーブルTVでついうっかり
「伝説巨神イデオン 発動篇」
を見てしまったせいです。

なんてーかその…
「イデオン」の発動篇を見てから改めてTV版「地球へ…」を見るとですね…
オープニングの最初のとこで、闇に浮かぶソルジャー・ブルーのおなかのあたりが白く光って、彼が目を閉じて手を広げるとそこから白い閃光の高速粒子がパーッと放出される絵があるじゃないですか。
あれがね…
「では、メシア… たのみます…」
のパk…いや、翻案みたいに見えちゃったんですよね…


だからね!
思ってしまったわけですよ!

TV版スタッフの皆さんが、TV版「地球へ…」を
「平成のイデオン」みたいな感覚で作ろうとしてるんだったらどうしよう、とか!!

今度は“新生児の無垢”じゃなくて“少年期の憧れ”が母なる地球へ人類を導くんだよーん、みたいな発想入ってたらどうしよう、とか!!!

わああすみませんすみません。

いや、いいんですよ、それがTV版スタッフの皆さんが考えた「地球へ…」なら…
間違いじゃない、間違いじゃないんだ、そういうのも全部飲み込んじゃうくらいに大きい大きい原作だからたぶんそれはそれでいいんだと思う…

ただ単に私の好みのノリじゃないってだけで。


だから、そういうの見させられてからショック受けて落ち込んだりするのももうめんどくさいからいっそのこと先回りして自分からそういうイヤ想像して先に「自分内ゲンナリ」を済ませておこうと。

そんなふうに最近は強く思うようになってきましたです。
私もいろんな意味でオトナになりました。
なってしまいました。しくしくしく。

…。

まあそう申しましても私は、言わば『地球へ…』に魂奪われた人間であることは変わらないので、たぶんどんなものでもそれが『地球へ…』の作品世界へ連なるものであるのならあれこれ文句をつけつつも愛してしまうのだ、とは、思います。

…たぶん。

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というようなことを(原作を読んだばかりでまだフラフラ中の)timutaんに主張してみたところ、

「だってー!しょうがないじゃない、TVにはTVコードってもんがあるんだから!
あんな最後にはジョミーが○○○○だらけ(中略)、みたいな話、そのまま放映できるわけないじゃない!」

と半泣きで反論されました。そ、それもそうだよね…。全部原作通りだったら放映自体できなかったかもしれないし、そしたらこの機に乗じた形で昔の劇場版「地球へ…」や24時間TVアニメの「アンドロメダ・ストーリーズ」や、あまつさえ「夏への扉」なんてものまでがごっそりDVD化されるなんてこともまず有り得なかっただろうから、そう考えると今のTV版なんかもう、とっても良心的って言っていいくらいの出来ばえなんだよね… うん、そうだよね…

…私もいろんな意味でオトナになりました。
なってしまいました。しくしくしく。


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