かっしーのつぶやき
DiaryINDEX|past|will
早起きして、荒川静香選手のフリーの演技を生中継で見ました。
見てるうちに、だんだん胸の奥が震えてくるような気持ちになって、途中からぼろぼろ泣きながら見てました。
なんて美しいスケーティングなんだろう。気高いとしか言いようのないほどの身体のラインの美しさ、端正さ。研ぎ澄まされた心身からしか生まれ得ない、文字通り氷の結晶のような硬質の光の粒が、その身から零れ落ちては彼女の滑走の後をきらきらとついていくような…。そういう一種あり得ないような凄味が、今日の彼女の姿には溢れているように感じられました。
流れる曲は「トゥーランドット」、その物語のような氷の心の皇女様がそこにいて、自分よりも至高のものはもはや神以外にありえないという壮絶な孤独に耐えながら、それでもその中から、時を追うごとにその孤高の境地をさらにまたもう一段超えて、より高いところへと昇って行く、その変化と転生の過程を目の当たりにしているような、不思議な臨場感がそこにはありました。
ああ、こういう感覚って、宝塚のトップスターさんのサヨナラ公演のラストダンスの時にだけ観衆を襲ってくる「あの感覚」とたぶん同じ質のものだ、と思いながら見てました。 上がりきったボルテージの中、極限状態の今、ここだからこそできる奇跡のような演技ってものが、この世には時々、だけど確かに、存在するんだ…
結果は皆様ご存知の通り。 本当に、本当に素晴らしかった、おめでとうございます、そしてありがとう、荒川選手。
|