かっしーのつぶやき
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2005年05月04日(水) 瞼のトモさん 2

試合中、そのゲームが自分達の勝ちに傾く時、トモさんの目つきがふっと変わって見える瞬間がある。

表情豊かなその顔の中で、ある時、目がすうっと据わったように細くなって、
黒い筈の瞳の色が、ジャガーみたいな、ヘイゼルに近い薄い色になって見える瞬間がある。

お酒に滅法強い人が、飲めば飲むほど感覚が冴えてくる時の瞳にちょっと似てる。

それを見ると私は、あ、トモさんが「勝つ目」になってる、と思う、
トモさんがこういう目をする時は、きっと負けないだろう、と思う。

トモさんにとっては試合そのものが、飲めば飲むほど感覚が冴える
強くて澄んだお酒みたいなものなのかもしれない、と思う。

今日もそのトモさんのヘイゼルの瞳は出現した。
そして勝った。


というわけで今日も今日とてココロの手綱を放しっぱなしの大阪府立体育館。

トモさんは、昨日もそうだったように試合中はとにかくひとときもじっとしていず、常に何か声を出しどこか動いていてある意味一種獰猛な気配すら漲らせまくっているんですが、こと若いもん(庄司とか栗原とか)がいい形で得点を決めたりすると、とたんに破顔一笑、晴れ晴れとした笑顔になって文字通り全身で喜びます。
庄司が決めるとトモさんは、実に気分がよさそうな、こんな爽快なことはまたとないよってな顔になって、庄司を指差し肩を叩き「そうそうそう!」とか「うまいねー!」とかしきりに声をかける。ああ、ああ、この人にこんな笑顔で喜んでもらえるのなら、同じコートに立つ後輩はそりゃもうどんなことをしてでもその期待に応えたくなってしまうに違いない。

それから、トモさんが、栗原が得点を決めるたびに駆け寄って、何度もその頭をふわふわとなでてあげてたのが印象的でした。
それもワーっと行った勢いで撫でるんじゃなくて、いっぺんチームのみんなでワッと喜び合ったあとに、改めて栗原をそっと空気ごと抱きかかえるみたいにして、背中からトモさんのあの細い腕を回して、後ろ頭をふわふわと。
まるで、とても大事なものを扱うみたいに。

それ見てたら、いきなり鼻の奥がツーンとしてきて、自分でも思いがけずイキナリ泣けてきました。
どういう心理作用でそこでそんなに泣けてしまったのか自分でもよくわかりません。

トモさんは…
どこまでもどこまでも美しい人なのだ…

ううううう。

針とか消毒する時に、とっさに炎で炙って滅菌することがあるじゃないですか。
今日の試合を見ていたら、なんだかそんなふうに、ナマクラ赤鰯な自分がトモさんの発する白熱の燦爛さに灼かれて浄化されてしまうような気がしました。


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試合後、夕方少し前のほんやり明るい午後の光の中、お宿でひとやすみ。

ああそういえば、匠ひびきの「カナリア」観に大阪へ来た時も、午後のぽっかり空いた時間にこんなふうにホテルの高層階から大阪の町並みをぼんやり眺めてたことがあったなあ。

あの時も、その日中に観てきた「人智を超えた壮絶な美人」の存在の凄まじさにとことん圧倒されて毒気抜かれて、こうやってほとんど真っ白になっていたんだったっけな…(笑)

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というわけで、夜はチャー友(匠ひびきつながりのお友達)のYさん&Yさんのお嬢さんと、梅田の阪急で楽しくイタメシをいただきました。
久しぶりにお会いするYさんはとても可憐に見えました(いや、Yさんは実際本当に可憐なんですけど、なんせこの頃体育館にばかりに通い詰めてるの私の目にはコトノホカ別世界感があったですよ)。おいしいパンとお菓子、ありがとうございました。それから、Yさんのお嬢さんは、美人で手足がすんなり長くて素直な良い娘さんでした。正しい「関西のお嬢さん」って感じで、ご一緒させてもらってとてもハッピーな気持ちになりましたですよ。楽しいひとときをありがとうございました。
私信:Yさん、私の憧れのシチリア名物激甘菓子は「カッサータ」です。アイスバージョンは日本風アレンジで、リコッタチーズが本来の味だそうです。あ、でも実は「トローネ」にもかなり憧れているんですよ…<甘党


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