かっしーのつぶやき
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| 2004年08月06日(金) |
時よ止まれ、お前は美しい |
サザンオールスターズのオリンピック・ソング、「君こそスターだ」。聴くたび胸に熱く迫り涙溢れます。うっうっうっ。
なんていい歌なんだ。
思い返せばかつて「みんなのうた」を聴いた時も「TSUNAMI」を聴いた時も、そのたびに「ああ、こんないい歌を今聴いてしまったらもうこの先これを超える名曲は聴けないのではないだろうか」などといらん危惧を抱いたりしたものでしたが、所詮は凡人の杞憂でした。
♪稲村ガ崎は今日も雨〜、というこの歌の出だしには、感慨深いものがあります。 なぜならばこの稲村ガ崎、実は近年砂浜の侵食が激しくなり、安全上の問題が出てきたということで、昨年の夏に海水浴場は閉鎖されてしまっているからです。 桑田さんもむかし「稲村ジェーン」という映画を撮ったほどですし、そこで夏の日を過ごしたことのある人にとってはきっと誰にとってもそれぞれに思い出深い場所でしょう。でも、そんな美しい場所でも、いつかは波に削られ消えていく。それは誰のせいでもなく、時の流れと、自然の潮流の変化によって。 この歌には、そんなふうにいつかはきっと消えてしまう限りある生命のものが、それでもひととき人々の眼前に広げて見せるどうしようもない輝き、かたちには決して残せないその瞬間の美しさみたいなものへ向けて、刹那であることを知りながらそれでもくりかえしくりかえし投げかけるエールのような、そんな切なさがいっぱい詰まっているような気がするのです。
オリンピックという大きな波を前にしてこんな絶妙な上にも絶妙な歌をあやまたず繰り出せる桑田佳祐という人は、まさに稀代の天才であり、世界に誇る日本の財産だと思います。
明日、全日本女子バレーボールチームがアテネへ向けて旅立ちます。 どうかこれからの何週間かが、彼ら彼女らの心身に多くの実りを与えてくれる輝く季節でありますように。
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