かっしーのつぶやき
DiaryINDEXpastwill


2004年02月14日(土) Go! Go! Muscle!

Vリーグ女子、パイオニアレッドウィングスの試合を観に行きました。

実を申せばわたくし、遠い昔は田舎の中学のバレー部員でして。当時はいわゆる全日本=常勝・日立だった時代で、バレー部の友達同士で「私は江上さんが好きー」とか「私は三屋さん!」とかごひいき選手を決めて応援してた位だったんですが、そのうち自分が部活を卒業し、対して日本のバレーボール界にはいろいろ失望することも多くなってきたりして、すっかり気持ちは疎遠になっておりましたのですね。

まあその私が、何を今さら再びバレーボールにハマってしまったかの理由はいろいろ挙げられますが…まあ所詮みんな後付けで、要するにー、去年のワールドカップTV中継を見てー、戦う全日本レディースのあまりのカッコよさにガツンとやられてしまったわけなんですなハハハ。

バレーボールやる人の体ってね、美しいんですよ。撓んだところがなくて、手足が長くて、しなやかで。
その美しい体からあの信じ難いようなレシーブ、あの確実なトス、そしてあの強烈なアタックが繰り出されてきてしまう一種の摩訶不思議さに、私はスポーツというものの無限のロマンを感じるわけで。

で、その中でも私的ドリーム炸裂を感じた選手が、“帰ってきた五輪戦士”吉原知子と、“孤高の天才アタッカー”佐々木みき。
だいたい、TVでW杯のバレーボールにチャンネルを合わせた時、そこに映った吉原を見て「このキャプテンの吉原って、あの吉原?大林と一緒に日立にいたあの吉原?」って驚いてついついそのまま見続けてしまった、ってのが、今回のバレーボール再認識のそもそものきっかけだったんでしたからして。
「うわあ吉原だやっぱり相変らずカッコイイなあ」って改めて惚れ惚れしてしまってそこから全然チャンネルを変えられなくなって、でもってその同じコートが映った画面の中に、なんだか一匹だけ別種の獣が混ざってるみたいな一種異様な雰囲気のある選手がいて、それが佐々木みきだったというわけです。

吉原知子選手は、長い経験に裏付された無言の迫力は無論のことですが、その極限的な細身に対・バレーボール用の筋肉だけを強靭にまとっているので、さながら鞭のような気配を全身に漲らせていて、何やら凄絶な感じにかっこいい。対戦相手をネット越しに見据える時の、そのそげた頬の陰影と眼力の凄味!決めるときには確実に決めていく、その鍛えぬかれた判断力と、最後まであきらめない古武士のような寡黙な闘志!シブいシブすぎる。以前O林モトコさんか誰かが吉原知子選手のことを「今バレーボール界で一番シャネルのパンツスーツが似合う女」と表現してたように記憶しますが、その言葉は吉原選手の某タ○ラヅカの男役もかくやというようなスレンダーな体のことだけじゃなくて、人間そのもののシャープさみたいなものも含んだ表現なのではと思うわけです。

対する佐々木みき選手は、自らのジャンプサーブの失敗率にもめげず(笑)その鍛え上げたバネでおよそとんでもないところから飛んで出ては相手コートに弾丸バックアタックを叩き込む、典型的突貫攻撃型選手。フジテレビにつけられたキャッチフレーズが「孤高の天才アタッカー」、スタンドプレーが不可能な筈のバレーボールで孤高ってそりゃどういうわけなんだって感じですが、これは佐々木選手ののあの人造人間めいた無表情さと、今までの女子バレー選手のイメージをことごとく覆すあの髪型(茶髪のワイルド系ショートカット)&あの体型(腹筋田の字ボディービルダー仕様)のフォルムから来る印象のせいでしょう。確かに基本的には無表情(無愛想ともいう)なんですが、チームメイトと声を掛け合って笑うとこなんか、暴れん坊だけど実は気のいい男の子みたいで何とも魅力的。

…以上、長い解説になりました(笑)が、この二人が現在は同じチームに所属していてそれがパイオニアレッドウィングス。
全国を回るリーグツアーもいよいよ大詰め、そして関東近郊での試合開催となればこれはもう、観に行くしか!
わざわざひたちなか総合体育館まで行って切符を取ってくれた親には「なんでまたバレーボール?」と不審がられることしきり。
すみませんすみません、所詮私は、ジャンル不問で「戦うデカい女」という属性に弱いだけのただのミーハーなのようおうおう。

というわけで遠路はるばる、ひたちなか総合体育館へ。
中学の頃のバレー部員記憶がまだ残っているので、ライトが点きネットが張られている体育館へ一歩入るとやっぱり血が騒ぐというか、勝手に体液がガッと闘魂モードになるというかでして、あーまーつーさーえ、そのコートの中ではあのヒト達がまさに今リアルに練習中となれば否が応でも血圧が上がる上がる上がる。
ぐわー。ほんとに吉原だーー!マジ佐々木だーー!ほんとに生きて動いてバレーボールしてるよ(当り前だ)、かっ、かっちょええええええーーーー!!!(ドカン)

というわけで観戦内容詳細についてはtimutaさんの日記参照のこと。
ワンタッチのボールを追いかけて吉原選手が観客席のパイプ椅子席に突っ込んで行った時はびっくりしました。怪我の心配もさることながら、ナマの人間のそういう瞬時のファイトを目の当たりにして、率直に感動したというか。
「自分は口下手だから若い子にああだこうだと教えられない、背中から学んでくれ、と言うしかない」という吉原選手の言葉を思い出して、かなりシビれました。
いい試合だったけど、結果は5セットの末敗退。当り前だけど、みんな悔しそうでした。最後に、選手達が観客席の前に整列して応援団のエールを聞くところがあるんですが、そこで背後から誰かにコート用上着を着せかけられた吉原選手が、わざわざ自分でそれを脱いで、たたんで手に持って応援団のエールを聞いている姿が、なんとも端然としていて非常に印象的でした。

…というように、かなり眼がハート状態で首までドップリのドリーム観戦をしてきたため、帰宅してから家人に「どうだった、試合?」と聴かれるのがなんだか気恥ずかしかったでし(何でだ)。


かっしー |MAILHomePage