かっしーのつぶやき
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2002年08月24日(土) 真水の気配

大貧血の体をひきずって行った四万温泉は(以下相棒timutaさんの日記を参照のこと)、というわけで素晴らしかったです。

…ってそれだけで終わるのも何なので私なりの感慨なぞを。
家から歩いて5分で波打ち際、という太平洋沿いに育った海ッ子の私にとって、山あいの静かな温泉郷はもうそれだけで「異界」でした。
この町中どこへ行っても水のとうとうと流れる音がしていて、しかもそれはどこまでも透きとおった「真水」の気配なんですね。考えてみれば私は田舎も今住んでる所も職場もみーんな海の近くでして、気が付かないうちにすっかり潮が体に馴染んでいたんでしょう。だから、まわりじゅうがあんまり真水の気配にうるうると満ちた場所に行ったら心より先に体が反応してしまった、ってなそんな感じでした。
ありゃー、なんかよくわかんないけどすごくきもちいいー、みたいな。
古事記に出てくる「因幡の白兎」の気持ち、というかその皮膚感覚がしみじみ良くわかるような気がしました。潮風に吹き曝しでヒリヒリしてた肌が、やわらかく真水で洗われてさらさらに乾いていくのはこんなに気分がいい。そりゃあ神様に感謝のひとつもしたくなる。
それにしても、山あいの温泉に来たのが初めてってわけでもないのに今回に限ってとてもそんな気分にやたらと浸ってしまったのは、四万温泉の湯力のなせるわざなのか、それとも単に私が疲れてるだけなのか…。


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