■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

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2004年01月06日(火) 「ああすれば、こうなる」

:::::::::『いちばん大事なこと』::::::::
養老猛司 著


身体を自然の一部だと認めることは
ふつうに難しいことらしい

結核が治せるようになったのは
ストレプトマイシンなどの
抗生物質が開発され
それがよく効いたからだとされる

薬を開発したのは意識だから
薬はつまり人口である

しかし、イギリスに
疫学的なデータを
ていねいにとった研究者がいて
それによると
抗生物質が開発されるより前から
結核患者数はどんどん減っていたという

このデータに従えば
結核患者の減少には
抗生物質よりも
社会経済構造が変化し
生活状態が向上した効果が
大きく効いたことになる

まだ有効な薬がない時代
日本でも結核の治療は
大気、安静、栄養
だといわれていた

ではなぜ
「抗生物質で結核が治った」
と説明されるのか

そこには
都会人の価値観がよく表れている

積極的に薬を投与したら
結核が治った

その考え方のほうを
近代人は好む

身体を取り巻く状況をよくしてやったら
病気が
「ひとりでによくなった」
という話は
あまり好かれない

自分のおかげでよくなったと
意識が威張れない
そう思うせいかもしれない

なにかをしたから
おかげでこういう結果になった

こう考えたがる人間の性向を
私は「ああすれば、こうなる」型思考と呼ぶ

じつはこれが
脳下社会の基本思想である

―― 中略 ――

「ああすれば、こうなる」
とは、なんのことだろうか

これをシュミレーションというのである

頭のなかで
こうすればああなる

ああすればこうなると
現実のシュミレーションをする

結果が都合よければ
それをとる

つまり「ああする」のである

都合が悪ければ、別なふうに
つまり「こうする」

コンピューターができてからは
これを機械にやらせるようになった

そこから発見されたのが
「カオス」である

カオスでは
「ああすれば、こうなる」
ことが理論的にはすべてがわかるのだが

実際におこることが

そのうちのどれになるか
それが決められない

大筋を決める初期条件が
微妙すぎるからである

「最初の条件がこうであれば
結果はこうなります
その計算なら
こうきちんとできています
しかし最初の条件が百万分の一でも違うと
まったく違うほうの結果になります」

そういう予想をされたら
予想できないのと似たことになる

初期条件をそこまで詳細に決めることは
不可能だからである

生きものにはカオスが含まれているし
脳のなかにすら
カオスがあることはわかっている

つまり「ああすれば、こうなる」は
つねに部分的にしか成り立たないのである


::::::::::::::::::::::




その現象をカオスという↑(投票ボタン)
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っていわれてもよくわかんないよね
興味がある人は
「カオス」で検索してみてね

「ああすれば、こうなる」型思考の人間

が多すぎるよね
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○【ヘルニアを取ればヘルニアがなくなる】

のであって

×【ヘルニアを取れば痛みがなくなる】

のではないのだ!!!


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